ダイバージェンス

ダイバージェンス(Divergence:発散)とは、価格とオシレーター系指標(RSIなど)の推移する方向が逆行する状態(逆行現象)を表している。
トレンド転換シグナル及びトレンド継続シグナルとして活用されている。

<トレンド転換シグナルとして活用>
上昇トレンドにおいて、価格が高値を更新しているにもかかわらず、オシレーター系指標が下降する状態を「ダイバージェンス(Divergence:発散)」または「ネガティブ・ダイバージェンス(Negative Divergence:負の発散)」と呼ぶ。
逆に、下降トレンドにおいて、価格が安値を更新しているにもかかわらず、オシレーター系指標が上昇する状態を「コンバージェンス(Convergence:収束)」または「ポジティブ・ダイバージェンス(Positive Divergence:正の発散)」と呼ばれる。
一般的には、単に「ダイバージェンス」と言われることが多く、トレンド転換シグナルとして活用されている。

<トレンド継続シグナルとして活用>
上昇トレンドにおいて、価格が安値を切り上げているのにも関わらず、オシレーター系指標が下降する状態、及び、下降トレンドにおいて高値を切り下げているにも関わらず、オシレーター系指標が上昇する状態を「ヒドゥン・ダイバージェンス(Hidden Divergence:隠れダイバージェンス)」と呼ばれる。
トレンド相場の節目(押し目・戻り目)の機会となる傾向があり、トレンド継続シグナルとして活用されている。

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