採掘難易度(ディフィカルティー)

採掘難易度(ディフィカルティー)

採掘難易度(ディフィカルティー)とは、ビットコインのマイニング時における、ブロックを生成するための計算難易度を示す値のことです。ビットコインのブロックは約10分に1つ生成されるように設定されています。しかし、この10分という数値はマイニング機器の性能向上や、マイナーの増減によってハッシュレート(採掘速度)が上下し、10分より長くなったり、短くなったりします。

そのため、採掘難易度は2016ブロックごとに再計算されることで、ビットコインのブロック生成が10分から大きく逸脱しないようにプログラムされます。これを「難易度調整(ディフィカルティ・アジャストメント)」もしくは「リターゲット」と呼びます。そして2016ブロックという期間を「リターゲット期間」といいます。10分に一つずつブロックが生成されるため、2016ブロックのリターゲット期間は約14日間となっています。

2021年4月2日時点の採掘難易度は約23兆1400億で、難易度はおよそ-16%〜+15%の間で調整されることが多いようです。リターゲット期間でブロックの平均生成速度が10分より短くなれば難易度は自動で上げられ、反対に期間が長くなれば難易度は下がります。マイニング機器の性能向上などもあり、難易度は右肩上がりで上昇する傾向にあります。

ハッシュレートとは

採掘難易度と合わせて、ハッシュレート(採掘速度)という言葉がマイニングでは使われます。ハッシュレートとはマイニングにおける1秒あたりの計算速度のことです。ハッシュレートが大きいほど多くの計算力が集まり、マイニングが行われていることを数値で示されます。

採掘難易度とハッシュレート、ビットコイン価格との関係性について

ハッシュレートや採掘難易度が上昇するということは、ビットコインへの需要が増加していると捉えることができます。実際に2017年ごろまでは、ハッシュレートや採掘難易度の上昇幅に合わせて、ビットコイン価格が上がるなど相関関係があると注目されていました。

しかし、2021年現在はこうした単純な相関関係は薄れています。

マイニング機器の性能は向上を続け、マイニングプールなどが組織的になるにつれて、ハッシュレートと採掘難易度は上昇傾向が続きやすい性質があります。しかし、2018年は価格が下落してもハッシュレートが右肩上がりを続けました。これは2017年の暗号資産価格の急上昇時にマイニング機器への投資が集中し、その効果が遅れてやってきたためであると考えられます。そのため、価格との関係においては中期的な需給バランスを図る一つの指標としてみるのがいいでしょう。

採掘難易度に影響する要因

採掘難易度に大きな影響を与えるものとして、中国の雨季が挙げられます。中国の四川省にはビットコインネットワークすべての計算能力の50%を占めるマイニングプールがあるとされています。

多くのマイニングプールは四川省の安価な水力発電を利用した電力を利用しています。ただ、四川省では10〜11月ごろに雨季が終わるため、雨季の終わりとともにマイニング企業が稼働を停止し、一時的に採掘難易度が低下することがあります。さらに、激しい大雨によって災害が起き、マイニング施設に影響を及ぼすこともあります。過去にはマイニング施設が稼働できなくなったことが伝えられると、ビットコイン価格が大きく下落したこともありました。

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