DAI(ダイ)
ダイ(Dai)は、MakerDAOというDeFiプロジェクトによって発行・管理がされている暗号資産(仮想通貨)です。
米ドルとペッグしたステーブルコインであり、1DAI≒1米ドルとなっています。
MakerDAOはメイカー財団(Maker Foundation)という組織が開発や普及活動を行っており、ダイ財団(Dai Foundation)という組織が知的財産権利を管理しています。
メイカー財団はMakerDAOの開発をリードしてきましたが、プロジェクトの自律分散組織化(DAO:Decentralized Autonomous Organization)を目的に2021年5月3日に財団の運営資金をプロコトルに返納しています。
ダイの特徴
ダイの大きな特徴としてERC-20を利用している点が挙げられます。
イーサリアムが提供している規格を利用して開発されているため、イーサリアムに対応したアプリやサービスで管理することができ、利便性が高く、ユースケースの拡大も期待できるステーブルコインとなっています。
また、ダイは複数担保(Multi-Collateral)でもあります。
2019年の10月までは発行する際にイーサリアムしか担保にすることができない単一担保(Single-Collateral)でしたが、2019年の11月から複数の資産を担保とすることができる複数担保への移行が実施され、ダイはBAT(ベーシック・アテンション・トークン)を追加することができるようになりました。
これによって仮にイーサリアムが暴落した場合、連動してダイも暴落してしまうリスクを減らすことに成功しています。
さらにステーブルコインには発行主体と呼ばれる、担保となる資産を管理し、価格を調節している組織が存在するケースが多いですが、ダイにはそれが存在しません。
CDP(Collateralized Debt Positions)と呼ばれるスマートコントラクトを利用しており、発行や価格の調節を自動化させています。
これは発行主体の汚職や破損といったリスクを回避できるという大きなメリットになっています。
※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。
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