ビットコインアンリミテッド(Bitcoin Unlimited)

ビットコインアンリミテッド(Bitcoin Unlimited、「BU」と略されます)とは、ビットコインにおける1ブロックあたりの最大容量である1MBという制限を緩和したプロトコルやソフトウェアの名称です。また、このプロトコルを維持するための組織の名前でもあります。暗号資産(仮想通貨)の名称ではありません。

ビットコイン(Bitcoin/BTC)では「ビットコイン・コア」と呼ばれる根幹となるソフトウェアによって、取引データの塊である「ブロック」の容量(ブロックサイズといいます)が1MBと決められています。しかしこの容量制限のために、取引が増加するにつれて処理速度が低下し、送付遅延といったスケーラビリティ問題が起こっています。

ビットコインは普及するにつれて、いくつかの開発グループが分かれ、この開発グループからスケーラビリティ問題を解決する方法が提案されました。

解決方法の一つが、ブロックサイズを1MBのままトランザクションサイズを圧縮する「SegWit」(セグウィット)という技術です。ビットコイン・コアを支持する開発グループはSegWitを推奨しました。そしてもう一つが、マイナーが主体となってブロックサイズを大きくする方法「Big Block」(ビッグブロック)です。ビットコインアンリミテッドは後者であるブロックサイズ拡大を支持するプロトコルや組織として生まれました。

ビットコインへの考え方の違いによって、ビットコイン・コアとビットコインアンリミテッドの溝が深まり、さらにはビットコインアンリミテッドのハッシュパワーが大きくなったことによって、2017年3月にはビットコインアンリミテッドによるハードフォークの可能性が問題となりました。実際に当時は、いくつかの暗号資産交換業者が「Bitcoin UnlimitedのフォークをBTUとして扱う」、つまりビットコインとは別の暗号資産として認めるとの声明も出ました。ただ、このハードフォークは行われませんでした。

一方で、こうした対立の発生と同時期の2017年8月には、ビットコインアンリミテッドとは異なるハードフォークが行われ、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)が生まれました。ビットコインキャッシュはブロックサイズを拡大していることから、ビットコインアンリミテッドはビットコインキャッシュと互換性を持つノード運用ソフトウェアとして活用されています。

ただし、ビットコインアンリミテッドによって、ビットコインキャッシュが生まれたかというと、直接の関係はないとされています。ビットコインアンリミテッドの支持者である中国系マイニング企業はビットコインキャッシュについて「我々とは独立した動きである」と話しています。

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