2段階認証

暗号資産(仮想通貨)における2段階認証とは

2段階認証とは?

2段階認証とは、ログイン時に入力するパスワードとともに、アプリやSMS(携帯電話やスマートフォンのショートメッセージ)、電子メールなどを通じて取得した確認コードを入力することで本人確認を行う方法のことです。

セキュリティ対策がおろそかになっていると、悪意のある第三者によるハッキングであなたの取引口座に不正ログインが行われ、預けていた暗号資産(仮想通貨)が勝手に引き出されてしまうという犯罪に遭遇する恐れも出てきます。その点、2段階認証はパスワードのみの認証と比べてはるかに安全性が高く、登録しているスマートフォンを盗まれない限り、不正操作される恐れはかなり少ないと言えそうです。

2段階認証が必要なタイミング

ハッカーが侵入を試みたり、不正操作を企てたりするタイミングというものは、おおよそ特定されます。したがって、2段階認証もそういった場面で必要となってきます。具体的には、①ログイン時、②顧客情報の変更時、③出金先口座情報の変更時、④売買に用いる資金の口座振替時、⑤日本円の出金時、⑥暗号資産(仮想通貨)の出庫時といったタイミングです。

2段階認証はそれだけ手間がかかってしまうのも確かですが、この①~⑥のタイミングにおいてパスワードのみで認証を済ませてしまったために、不正操作の被害に遭ったという人も少なくないようです。面倒でも2段階認証を徹底するように心がけることこそ、後悔を招かないための鉄則だと言えるでしょう。

2段階認証の設定・解除方法とその手順

暗号資産(仮想通貨)交換業者によって2段階認証の設定方法には違いがあり、DMM Bitcoinの場合は「SMS認証」「メール認証」「アプリ認証」の3種類から希望のものを選択できるようになっています。以下で、それぞれの手順について説明していきます。

「SMS認証」を希望する場合は、スマートフォン版取引システムアプリを開くか、DMM Bitcoinのサイトにアクセスしてログインし、「マイページトップ」を選んでメニューを開きます。そして、「ユーザー情報・各種設定→セキュリティ設定→2段階認証」の順に進んでいき、「SMS認証」を選択し、「コードを発行する」をタップします。すると、口座開設時に登録した電話番号宛てにショートメールで6桁の数字が届きます。その数字を「認証コード」の欄に入力したうえで、「認証する」をタップします。続いて、2段階認証を利用するタイミングを設定します。初期設定では「登録情報変更時」、「出金銀行口座情報の登録または変更時」、「暗号資産(仮想通貨)出庫アドレス登録または削除時」、「暗号資産(仮想通貨)出庫時」のみにチェックが入っていますが、できれば全項目を選択しておくのが無難です。

「メール認証」を希望する場合も、スマートフォン版取引システムアプリかDMM Bitcoinのサイトから「2段階認証設定」のタグに進むまでの手順はまったく同じです。そのうえで、「メール認証」を選択して「コードを発行する」をタップすると、口座開設時に登録した電子メールのアドレスに6桁の数字が届きます。それを「認証コード」の欄に入力し、「認証する」をタップします。2段階認証を利用するタイミングの設定については、「SMS認証」のケースと同様です。

「アプリ認証」を希望する場合は、そのために用いる主なアプリのリンクを貼った画面が表示されるので、希望のものをダウンロードしましょう。そのうちの1つである「Google Authenticator」は、他の暗号資産(仮想通貨)交換業者に開いている口座まで含めて一括で2段階認証を設定できるので便利です。

「Google Authenticator」を用いた場合の手順について説明しておきましょう。インストール後に認証アプリを起動したら、「バーコードをスキャン」をタップします。そして、DMM Bitcoinの画面上に表示されたQRコードを読み取り、「Authenticatorで開く」を選択し、「トークンの追加」というメッセージが表示されたら「はい」をタップすると、スマートフォン版取引システムアプリに6桁の数字が表示されます。それをDMM Bitcoinの画面で入力し、「認証する」を選択します。これで設定は完了ですが、やはり2段階認証を利用するタイミングの設定については、すべての項目にチェックを入れておくのが万全でしょう。

もちろん、必要に応じて2段階認証を解除することも可能です。その場合は、ログイン後「マイページトップ」を選んでメニューを開き、「2段階認証設定」のタグを選び、さらにその中の「2段階認証の停止」から手続きを進めていけば解除されます。

ハッキングやフィッシング詐欺といったように、ネットを通じた犯罪行為はまん延しており、その手口もどんどん巧妙になっています。その被害も年々増加していますが、それでもまだ他人事のような感覚でいる人が少なくないかもしれません。もはや、単純にパスワードだけによるログインでは、危険と背中合わせだと表現しても過言ではないでしょう。アプリやSMS(携帯電話やスマートフォンのショートメッセージ)、電子メールなどを通じて取得した確認コードを入力する 2段階認証をフル活用し、安心して取引できる環境を整えておきたいところです。暗号資産(仮想通貨)を取引するうえで、2段階認証は不可欠なセキュリティ対策だと認識しておきましょう。

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