イーサリアムの過去の価格推移を追う!今後の動きに影響する要因とは?

イーサリアム
価格推移
2019-08-07 更新

イーサリアムは、仮想通貨のなかでも将来性が期待されるものの一つです。しかし、いくら有望と言われていても、実際に価格が上昇するかどうかを容易には予測できないでしょう。そこで大事になるのが、これまでの価格推移なのです。イーサリアムが、現在までにどのような価格変動を経験してきたのかを確認することで、将来的な価格の動向を見極めるのに役立ててみましょう。ここからは、イーサリアムの実際の価格推移を紹介しつつ、変動の原因などについて解説します。

1.イーサリアムの誕生から2回目のアップデートまでの価格推移

2019年月現在、イーサリアムはまだ開発途中です。イーサリアムの開発には、4つのアップデートが予定されており、それぞれ「Frontier(フロンティア)」「Homestead(ホームステッド)」「Metropolis(メトロポリス)」「Serenity(セレニティ)」と呼ばれ、すでにいくつかの段階は完了しています。たとえば、2016年3月には2回目のアップデートである「ホームステッド」が行われました。イーサリアムは誕生から2016年以前まで1ETH=500円以下の水準で価格が推移していましたが、ホームステッドの実施が完了した頃を境に1ETH=1000円を突破しています。その後、少し価格を落としますが、2016年3月以降は1ETH=800円台を超える価格を維持しているのです。

2.3回目のアップデートビザンチウム前後の価格推移

イーサリアムのアップデートのうち、3回目の「メトロポリス」は、さらに2つの段階に分かれていました。「ビザンチウム」と「コンスタンティノーブル」と呼ばれた2度のアップデートが予定され、このうちビザンチウムに関しては2017年10月に実施されたのです。ここでは、ビザンチウム前後の価格推移について紹介していきます。

2-1.2017年6月までの価格推移

2017年2月、EEA(イーサリアム企業連合)が発足することで、イーサリアムの価格が上昇しました。イーサリアムをビジネスで活用しようとする企業同士によるアプリケーション作成プロジェクトが立ち上がったことで、将来性への期待感が高まり、2017年3月には1ETH =3000円を突破したのです。その後、2017年6月にはイーサリアムの価格が一時的に大きく上昇し、1ETH=4万3000円台まで高騰しました。ところが、その後に価格は急落し、3万2000円台まで下がったのです。これは、イーサリアムの利用増加が影響し、取引処理が滞るという障害が発生したためだと言われています。

2-2.2017年7月の価格推移

2017年7月まで、高騰していたイーサリアムの価格は下がりつづけ、1ETH=2万円を割り込むようになります。一時は1万7000円台まで下落しました。こうした値動きの背景には、2017年7月に発生したイーサリアムの盗難事件があるとされています。これは、Parity社がサービスを提供しているウォレットに脆弱性があったため、15万ETH(時価約33億3000万円)が盗難された事件です。こうした事件のニュースから、イーサリアムを手放した人が多かったという分析があります。

2-3.2017年9月の価格推移

2017年9月までに、イーサリアムは再び価格を上昇させていました。9月の時点では1ETH=4万円前後で取引されていたのです。ところが、ここから価格が急激に下落し、一時は2万3000円台まで値が落ちてしまいました。まず、イーサリアムのアップデートであるビザンチウムが9月下旬に稼働される予定だったため、期待感が高まったことで価格が高騰を始めていたのです。ところが、ここで中国による仮想通貨規制のニュースが飛び込んできました。ICOによる資金調達を全面的に禁止したのです。仮想通貨市場において、大きな存在感を示していた中国での規制強化により、市場全体が冷え込むことでイーサリアムの価格が下落したと言われています。

2-4.ビザンチウムから2017年末までのイーサリアムの価格推移

2017年9月に、ビザンチウムの稼働が予定通りに実施されました。直後は大きな値上がりは起こらなかったものの、2017年11月には1ETH=4万円台を超えるようになります。その後、仮想通貨市場全体の盛り上がりも相まって、価格はさらに上昇してきました。11月下旬には5万円台を突破し、12月に入っても勢いは衰えませんでした。12月中旬には8万円、12月下旬には一時9万円を超える高騰が起こったのです。

3.2018年の仮想通貨バブル崩壊とイーサリアムの価格推移

2018年に入った当初は、イーサリアムの高騰もさらに進みました。価格の上昇はさらに伸びるかと思われていましたが、1月中旬には「仮想通貨バブル」の崩壊に伴って、価格が急落へと転じてしまったのです。具体的に、2018年におけるイーサリアムの価格推移について見ていきましょう。

3-1.2018年上半期の価格推移

2018年1月、昨年からの価格上昇が続いていき、1ETH=16万円にまで暴騰します。ところが、その後は急落してしまい、11万円台まで値を下げてしまいました。この時期、イーサリアムを含めて多くの仮想通貨が、過去最高値まで上昇したのち、下落に転じるという状況に陥りました。そのため、一部の投資家からは「仮想通貨バブル」と呼ばれることもあります。2018年3月には、G20サミットで仮想通貨規制について話し合いが行われたこともあり、再び仮想通貨市場全体の相場が下落に向かいます。イーサリアムも4月には一時1ETH=4万円台にまで下落しました。しかし、2018年4月に「EIP(イーサリアム改善案)1011」が発表されたことを受け、5月には再び1ETH=8万4000円まで値を戻したのです。

3-2.2018年下半期の価格推移

2018年下半期に入っても、イーサリアムの価格は下降傾向を続け、8月には1ETH=4万円を下回ってしまいます。さらに下落は続き、9~10月頃は2万円台で推移を続け、11月には1万円台まで値を下げました。12月には一時1ETH=1万円を割り込みましたが、12月末までには1万5000円台まで値を戻したのです。2018年下半期は、仮想通貨市場全体が下げ相場で推移しており、イーサリアムも1ETH=5万円を下回る水準で推移し続けることになりました。

4.2019年1月以降のイーサリアムの価格推移と今後の予想

2019年5月以降のETHは3万円台まで上昇傾向が続いている状況です。これまでの値動きの詳細と、そこから見えてくる今後の価格変化について解説していきます。

4-1.2019年1月以降の価格推移

2019年1月以降、1ETH=1万1000~1万8000円台で推移しています。2019年1月に予定されていたアップデートが延期になったこともあり、一時的に価格が1万1000円近くまで下落しました。しかし、延期されたアップデートが2月末頃に実施されるというニュースが流れたことで、一時は1万8000円台まで上昇したのです。

4-2.今後の価格推移の予想

イーサリアムの将来性について、多くの人が予想を発表しています。イーサリアムの開発者であるヴィタリック・ブリテン(Vitalik Buterin)は、セレニティのアップデートにより価格が上昇すると予想しているのです。また、仮想通貨投資家であるマイケル・ノボグラッツ(Michael Novogratz)氏は、今後のアップデートが順調に進めば価格上昇の可能性があると主張しています。こうした世界の著名人の意見も参考にしつつ、イーサリアムの動きを見ていくことが大切です。

5.イーサリアムの今後の価格変動に影響する要因

イーサリアムの今後の価格変動に影響を与える要因について知っておくことが、相場の予測に役立つはずです。ここからは、イーサリアムの価格に影響する可能性がある出来事などについて紹介します。

5-1.アップデートの実施

イーサリアムには、4段階目のアップデートである「セレニティ」を今後実施する予定があります。セレニティが完了すれば、開発当初に予定されていたアップデートが全て終わることになり、イーサリアムは一旦の完成を見ることになるでしょう。機能性の向上と、今後の実用化への期待が高まることで、価格が上昇する可能性があります。過去のデータから、価格上昇はアップデート直前から起こると予想されているのです。ただ、アップデートが実施される前後は価格が乱高下してしまう可能性もあるので、充分に注意しておきましょう。

5-2.ICOプロジェクトの増加

イーサリアムを利用したICOは以前から多くありました。分散型アプリケーションプラットフォームであるイーサリアムは、独自トークンの作成が容易だと言われていたからです。ICOは企業や個人が独自トークンを発行することで資金調達する仕組みのため、ICOが活発になればイーサリアムの価値が高まる可能性もあるでしょう。そして、イーサリアムのシステムを利用したICOで誕生したトークンは、イーサリアムを介して取引されるものになります。そのため、イーサリアムプラットフォーム上のICOが活発になれば、イーサリアムそのものの需要も伸びていくでしょう。ただし、ICOに関する規制は国際的な議題でもあるため、そちらの動向にも注意しておく必要があります。

5-3.世界の大企業との提携

EEAとは、イーサリアムの開発資金を管理する財団であり、世界で500社以上の企業が参加しています。EEAに参加する企業としては、世界的に有名な企業である「Intel」「Microsoft」「JP Morgan」などが名を連ねています。また、日本国内からも「三菱UFJ銀行」「KDDI」などが加わっており、イーサリアムへの注目度の高さがうかがえるでしょう。世界の大企業との提携が進めば、開発が促進されるばかりではなく、イーサリアムの普及・実用化が早まる可能性があります。それに伴ってイーサリアムの価値は高まり、価格が上昇する未来も充分ありえるでしょう。EEAの発表によると、イーサリアムにおける「プライバシー」の適切な管理に関する技術的問題の改善が検討され、企業向けに標準化されたイーサリアムが実現する可能性があります。

これまで、イーサリアムのブロックチェーンに記録された取引履歴は世界中で確認できるものだったため、プライバシー保護の観点から企業での利用が難しい面がありました。そうした課題を解消する取り組みが始まったことで、企業によるイーサリアムの活用が現実味を帯びてきたと言えます。実社会にどのような形でイーサリアムが役立つかが明らかになっていけば、それに伴って需要も高まっていくはずです。大企業や業界の動きによって、相場に大きく影響を与える可能性もあります。普段から仮想通貨だけでなく、経済や金融関連のニュースに意識を向けるようにして、最新情報をチェックしておきましょう。

6.イーサリアムのアップデートが価格推移に影響!

2018年は、イーサリアムの価格が上がらず、長い低迷が続いた時期だと言えます。しかし、2019年に入ってからは、一定の価格水準を維持している状態であり、今後の価格上昇も充分に見込める状態です。また、これから行われる予定のアップデートは、イーサリアム価格が上昇するきっかけになると言われています。アップデートの広がりだけではなく、ICOの活発化などがイーサリアムの需要を押し上げたり、大企業との提携が実用性を高めたりする可能性もあるのです。イーサリアムは将来性の高い仮想通貨の一つでもあるため、今後の動向に意識を向けておきましょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

今、仮想通貨を始めるなら
DMMビットコイン