投資初心者の心得、暗号資産(仮想通貨)のおすすめの始め方

初心者
投資
2020-09-02 更新

暗号資産(仮想通貨)で投資を始めることにどのようなメリットがあるのでしょうか。投資の必要性と基本的な投資方法について紹介します。そして、暗号資産というここ10年の間で存在感を増す新興の資産へ投資することについて見ていきます。

1.投資の必要性 貯蓄だけでは不十分?

1-1.社会構造の変化 自分の力で資産を増やす時代

日本は少子高齢化が進むにつれ、社会保障制度の維持が難しくなり、納税負担が増加したり、公共サービスが減少したりすることが予想されています。また、最近では日本のトップ企業でさえ終身雇用に限界を示すなど、退職金を含む将来的な収入の確保にも不透明感が増しています。実際に政府は公助の限界を認め、国民の自助努力による資産形成が必要であるとする見解を示しました。現在、副業の解禁や資産運用にかかる税制優遇措置など私たちが収入や貯蓄を増やすための環境整備が進められ、「人生100年時代」に向けた社会構造の変化が現実味を帯びてきています。これまでのように働いて稼いだお金にじっと老後を待ってもらうのではなく、お金にも働いてもらう投資の必要性を見いだすことができます。

1-2.低金利とインフレで現金の価値が下がる

日本では個人が保有する金融資産の50%以上が現金で貯蓄されており、諸外国と比較しても投資に消極的であると言われています。確かに現金は、株式や債券、不動産などへの投資と比べると、すぐに消費に使える利便性がある上に、価値の変動も少ない安全な資産と言えるかもしれません。しかし、現金だけでは資産を増やすことが難しい上に、その価値が下落するリスクを含んでいることも考慮する必要があります。例えば、低金利状態が長引く日本では、銀行にお金を預けても資産を増やすことが難しい上に、日銀は経済の活性化を目指し、物価が持続的に上昇するインフレに向けた取組を行なっています。物価が上昇すれば、その分お金の価値が下がるため、将来のために積み立てた貯蓄の価値も下落していくことが予想できます。このように何か一つの手段で将来の蓄えを準備しても、私たちを取り巻く環境の変化によって自己資産が期待したように増えていかないことがあります。したがって、それらの影響を極力抑えるためにも投資によって現金だけでなく複数の資産を保有することの重要性が考えられます。

2.失敗しないために、投資の基本「分散・積立・長期」

そもそも投資とは何でしょうか?ここでは、投資の基本的な考え方と初心者でも実践できる投資方法について紹介します。

2-1.投資とは何か?

投資は、何かに資金(資本)を投じることで、ある企業や産業もしくは国・地域の収益拡大に貢献することができます。それらの見返り(リターン)として利益を受け取ることができるのが投資の基本的な仕組みです。

しかし、成長の見込みが乏しい投資先は損失を出すリスクが高いと評価され、必要な資金を集めることが難しくなります。そのため投資先として魅力を高めるために見返りを大きくすることが求められます。一方、将来有望な投資先は損失を出すリスクが低く、比較的安全な資産であると評価され、大きなリターンでなくとも十分な資金を集めることができます。このように投資先のリスクがどのように評価されるかによってその見返りも変化します。

現在、日本で投資をする人がまだ少ないことや将来の不安要素の増加を考えると、投資の需要は今後高まっていくことが予想されます。一方、投資で大事な資産が減ってしまう可能性があるのも確かです。そう思うとなかなか投資に踏み込めない方や、実際に損をして投資をあきらめた方もいるかもしれません。しかし、損失が発生する可能性は投資の基本と言われる「分散」「長期」「積立」の三つを実践することで抑制できます。それぞれについて見ていきましょう。

2-2.分散

「分散」は投資先を複数に分けることで、自己資産を失うリスクを低くしようとする投資方法です。投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした時に全ての卵を失うことになりますが、事前に卵を複数のカゴに分散しておけば一つのカゴが落ちたとしても全ての卵を失うことはありません。つまり一つの投資先に自己資産を集中させるのではなく、複数の産業や地域に投資先を分散することで、もし一つの投資先が損失を出したとしても、その他の投資先で獲得した利益で損失分をカバーでき、全体として安定的な収益を保つことができます。

2-3.積立

「積立」は、定期的に一定額を投資することで、値動きに対するリスクを抑制することができる投資方法です。株式や債券、不動産などの資産価格は時間の経過とともに上昇と下降を繰り返します。買い時と売り時を判断することは未来を予測することと同じで、たとえ投資のプロでも難しく、まして投資初心者にはハードルの高いことです。そのため、あらかじめ決められた金額とタイミングで機械的に資産を買い増していくことで、安い時に買えなかった、高い時に買ってしまった、という損失リスクの拡大を防ぐことができます。

2-4.長期

「長期」とは、長期にわたり資産を保有することで安定した収益の獲得を目指した投資方法です。例えば、過去30年でバブルの崩壊やアジア通貨危機、リーマンショックなど経済にマイナスの影響を与えた出来事が発生していますが、世界全体の経済規模は右肩上がりで拡大しています。つまり、一時的な損失は持続的な成長によってカバーされ、結果的には資産を増やすことができることを意味しています。ここで注意すべきは、世界経済が長期的にプラスの成長を達成していたとしても、その間に倒産した企業もあれば、衰退した産業もあることです。そのため、投資先を一つに絞らない分散投資や値動きに左右されない積立投資を同時に実践していくことが重要になります。

このように投資の基本である「分散・積立・長期」の三つを実践することで損失を抑制できるだけでなく、安定した利益を獲得することができます。また、専門的な知識を必要としない上に、資産の値動きに一喜一憂する必要もありません。投資初心者の方は、まず「分散・積立・長期」の投資を実践してみることをおすすめします。

3.暗号資産投資という選択肢

投資を始めるにあたり、株式や債券、投資信託に不動産など多くの選択肢があります。その中でも、暗号資産に投資をすることはどのようなメリットがあるのでしょうか。

3-1.なぜ仮想通貨投資なのか

暗号資産の歴史は、2009年に発行が開始されたビットコインから始まります。それから10年が経過した現在、ビットコインとは別に約2000種類もの暗号資産が新たに誕生しています。そして、これら暗号資産が注目される大きなポイントは、現代までに培われてきた通貨とそれを取り巻く金融システムに変化をもたらそうとしている点です。

現在、多くの通貨は政府や中央銀行によって発行・管理され、その価値は発行元である国の経済力や政治手腕、軍事力などの総合的な力によって裏付けられていると言われています。一方、それらの通貨は一国家の意思決定の下で発行されるため、少なからず自国の優位性を維持するための道具として利用されてきた歴史があります。しかし、グローバル化が進行する中、国家を超越した通貨の必要性が問われてきたのも確かです。アメリカドルは世界の基軸通貨としての地位を確立してきたと言えますが、結局のところアメリカという国によって発行されるお金です。したがって誰でも自由にアメリカドルを利用できるわけでもなければ、自国通貨と簡単に交換できる国も限られています。このような伝統的な通貨体制の下でグローバルな価値の交換を平等にかつ流動的に行うことにはある一定の限界があります。

そんな中、ビットコインは世界中に張り巡らされたインターネットとブロックチェーンという技術を利用することで国家という概念を超越して発行・管理される通貨の在り方を提案したと言えます。そして後続した暗号資産にもその性質は受け継がれ、次世代のお金として、またはそのお金を利用したサービスの開発も盛んに行われています。暗号資産投資は、これらの取組へ投資を行うことであり、現在進行する社会変化に触れる機会を与えてくれます。

参考コラム: 「ビットコインを含む仮想通貨の仕組みとは

3-2.ビットコインの値動きから歴史を振り返る

ビットコイン価格の推移(2013年4月〜2020年6月)

暗号資産という資産が過去にどのような値動きを経験してきたかを見ていきます。そして、それらの変化がどのように引き起こされたのかを紐解くことは今後の動向を探る上でも大きな手がかりになります。ここでは、取引が盛んな主要通貨が長期的に同じ値動きをしているため、ビットコインを例に価格推移のチャートと一緒に現在までどのように価格が形成されてきたのかを概観します。2020年7月現在、ビットコインは1BTC=99万円前後で推移しています。

2009年〜2013年 ビットコインの誕生と社会認識

2009年1月3日に最初のビットコインが発行されました。しかし当時から価格がつけられていたわけではなく、少数の開発者で送金が行われる程度でした。初めてビットコインと法定通貨であるドルとの交換レートが表示されたのは同年10月。当時の価格はビットコインの採掘にかかる電気料金から算出され、1BTC=0.07円でした。翌2010年には、アメリカでビットコインが初めて決済手段として利用されます。約25ドルのピザ2枚に10,000BTCが支払われました。これは1BTC=約0.2円で評価されたことになります。その後、世界初となるビットコイン取引所の設立やビットコインATMの設置などビットコイン取引の環境整備が進み、ビットコインユーザーも増加していきます。その人気が有名メディアに取り上げられるようになると、一般的にビットコインの存在が世に知られるようになります。それと同時に価格も上昇をみせ、2012年には1BTC=1000円台の取引が見られ、2013年にはキプロス危機の避難先としてビットコインが買われたり、中国投資家の積極的な参入なども見られ1BTC=10万円台での取引が見られるまで価格が上昇します。

2014年〜2016年 ビットコインに続く暗号資産の誕生

2013年末には、中国政府のビットコイン取引禁止の発表や2014年には当時世界最大の取引所マウントゴックスの閉鎖などを受け、ビットコイン価格は急落します。2014年から2016年のビットコイン価格は10万円台への回復に向けて低水準で推移することになります。この間、国内外では暗号資産交換業の立ち上げや暗号資産関連ビジネスが本格的に開始していきます。また、暗号資産の基盤技術であるブロックチェーンの有用性が広く認知され、ビットコインに続く新たな暗号資産の開発も行われるようになります。この時期に注目されたのが時価総額上位のイーサリアムやリップル、ライトコインなどのメジャーな暗号資産です。この間、価格にダイナミックな変化は見られなかったものの、暗号資産取引にかかるインフラの整備が着々と進められていたと言えます。

ビットコイン価格の推移(2014年〜2016年)

参考コラム: 「ビットコイン市場を牽引した中国!爆発的な人気と規制の理由とは?

2017年〜2019年 暗号資産バブルと冬の時代

2017年に入ると、年末にかけて急激な価格の上昇が見られ、1BTCあたりの価格は12月に史上最高額となるおよそ230万円に到達する上昇を見せます。しかし、2018年1月には半分の100万円付近まで下落します。この背景には、ビットコインが急激な取引量の増加に対応できず、送金の大幅な遅延や送金手数料の高騰が悲観的に捉えられたことや、2018年1月に発生した国内暗号資産交換業者での巨額ハッキング事件により暗号資産の安全性が不安視されたことなどがあげられます。その後ビットコインに大幅な価格変動は見られませんでした。2018年は一時40万円を下回るまで下落するなど、まさに暗号資産にとって冬の時代を経験することになります。しかし、2019年4月に入ると相場が上昇に転じ、6月には130万円台まで回復しました。2019年はここから変動が激しい年になります。10月には量子コンピューターによって暗号技術が破られるのではないかと不安視されたことで急落。その直後に中国の習近平国家主席がブロックチェーンをイノベーションの中核技術に据えるとの発言を受けて、ビットコインは一時40%も上昇しました。ただ、その直後に中国の中央銀行である中国人民銀行が暗号資産の取り締まりを強化するとの発表を受けて急落しました。2019年は新しい技術や政治的な発言によって相場が大きく影響を受けた年だったと言えます。

ビットコイン価格の推移(2017年〜2019年)

2020年 新型コロナウイルスと半減期

2020年に入ると、2月ごろにかけて半減期への期待感から一時、110万円台まで上昇しました。しかし、新型コロナウイルスに伴う世界経済の大混乱から3月に1日で50%の大暴落を経験。暴落時の安全資産「デジタルゴールド」として考えられてきたビットコインですが期待に応えられない結果となりました。

しかし、その後は半減期に向けて順調に回復し、5月に約91万円で3回目の半減期を迎えました。半減期が過ぎたことで価格上昇の期待がかかっているものの、7月の記事執筆時点では市場の期待通りとは行かず、100万円付近で停滞しています。

10年前に1BTC=0.07円だったビットコインが現在の価格になるまでの間には大きな浮き沈みがあり、それは今後も十分起こりうるということが過去の価格推移から分かります。

3-3.暗号資産投資のリスク 少額投資のすすめ

暗号資産の中で最も歴史のあるビットコインでさえ10年という期間でしかその価格動向を知ることができません。そのため、現在の価格が適切かどうかの判断は非常に難しく、専門家の間でも意見が大きく分かれます。このように適正価格について全体の意見が一致しないことは大きな価格変動が発生しやすい要因の一つだと言えます。また、株式などの伝統的な投資先と異なり、法整備が十分追いついていないことやハッキングにより自己資産を損失する可能性など、暗号資産特有のリスクもあります。したがって個人が許容できるリスクの範囲で少額の投資を行うことが望ましいと言えます。

ビットコイン価格の推移(2020年〜現在)

参考コラム: 「リスク管理で備える!ビットコイン暴落の理由と今後の価格変動

4.少額でも大丈夫!暗号資産投資、何からはじめる?

4-1.暗号資産はどうやって買えるのか?

日本で安全かつ便利に暗号資産を購入するためには、暗号資産交換業者を利用することをおすすめします。他の手段では、暗号資産の保有者から直接購入するか、パソコンの計算能力を使って暗号資産のマイニングを行って入手する方法がありますが、安全性や難易度を考えるとあまりお勧めはできません。現在、国内の暗号資産交換業者は、金融庁を中心として安全な暗号資産取引を行うための環境整備に取り組んでいます。安全に取引を行うには金融庁登録済みの暗号資産交換業者を利用しましょう。DMM Bitcoinを含めて、金融庁に登録されている暗号資産交換業者は2020年7月現在、23社あります。各暗号資産交換業者によってサービスの特徴や取り扱う暗号資産の種類が異なるので、取引を始める前にはよく確認しましょう。

DMM Bitcoinの現物取引で購入できる暗号資産は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)になります。ビットコインは日本円、もしくはイーサリアムで購入でき、イーサリアムは日本円、もしくはビットコインで購入できます。そしてリップルは日本円で購入可能です。また暗号資産のレバレッジ取引では7月22日から全部で11種類18銘柄(ペア)の暗号資産取引を行うことができます。

暗号資産の少額投資を行う場合、取引にかかる手数料負担が相対的に大きくなるため、全体的な手数料を考慮することが重要になります。この点、DMM Bitcoinではレバレッジ手数料を除き、取引手数料はもちろん、口座開設手数料、口座維持手数料、出金手数料、ロスカット手数料が無料なので、たとえ少額でも投資を続けることができます。

*レバレッジ取引に関しては、投資金額を上回る損失が生じる可能性があるのでご注意ください。

4-2.ビットコインはいくらから買えるのか?

ビットコインの最小購入金額は暗号資産交換業者によって異なります。DMM Bitcoinでは、0.001BTCから購入することができます。1BTC=100万円前後と考えると、およそ1000円からの購入が可能です。イーサリアムの場合は、0.01ETHから購入することができます。現在1ETH=約3万円だとすると、およそ300円からの購入が可能です。少額投資を行う場合でも、値動きに合わせて毎月およそ1000円を積立投資してくことから始めることができます。

4-3.暗号資産を守るには? セキュリティの重要性

暗号資産はハッキングされるリスクがあります。そもそも暗号資産は実体のないデータです。そのためハッキングによってデータが漏洩するように、暗号資産もハッカーによって盗まれるリスクがあります。暗号資産は暗号技術によって頑丈に守られている一方、一度自分の暗号資産が盗まれると取り返すのはとても難しいと言えます。そして、過去にハッキング被害にあい泣き寝入りしている人は少なくないと言えます。

暗号資産交換業者で暗号資産を購入した場合、あなたの資産は暗号資産交換業者に預けている状態になります。そのため、セキュリティの高い暗号資産交換業者を選ぶことが自己資産を守る上で重要になります。DMM Bitcoinでは、ハッキングリスクを最小限にするために、顧客資産として預かっている暗号資産の95%以上をコールドウォレットで保管しています。また人員を割いて社内セキュリティの監視を行うなど、セキュリティ体制を徹底させています。このようなセキュリティの高さから、DMM Bitcoinは過去に金融庁からの業務改善命令を受けたことがありません。

参照:DMM Bitcoinのセキュリティ体制について

5.まとめ

投資の必要性と暗号資産投資についてイメージを持つことができましたか。近い将来、AIをはじめとする数多くのテクノロジーの発展が期待されていますが、暗号資産やブロックチェーンも同様に私たちの生活を変える可能性を秘めています。暗号資産投資で、資産運用を行うだけでなく、新しい知識を蓄えていくことで多様化する将来のリスクに備えていきましょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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