初心者がレバレッジ取引をする際に注意すべき5つのポイント

レバレッジ取引
初心者
2019-04-10 更新

DMM Bitcoinでは、仮想通貨の「レバレッジ取引」が可能です。しかし、仮想通貨取引を始めたばかりの人にとって、レバレッジ取引がどういったものかを理解するのは難しい部分もあります。よく把握しないままレバレッジ取引を始めると、思いもしなかったリスクに直面する場合もあるでしょう。今回は、レバレッジ取引と現物取引との違いも含め、始める際の注意点などを解説します。レバレッジ取引の基本的な仕組みやリスクを理解し、安心して取引に参加できるようになることが大切です。

1. 初心者がチェックしたいレバレッジ取引とは

DMM Bitcoinにおけるレバレッジ取引は、証拠金を担保として最大4倍の金額までの取引が可能です。たとえば、証拠金として100万円を預ければ、400万円の取引ができるようになります。DMM Bitcoinのレバレッジ取引は、「差金決済」と呼ばれる仕組みであり、現物取引のように実際に仮想通貨の受け渡しが行われるものではありません。レバレッジ取引では、まず新規注文(買いまたは売り)が約定すると「ポジション(建玉)」と呼ばれる状態が発生します。これは、損益が確定する前の状態であり、ポジションを取った人は反対売買である決済注文(売りまたは買い)を行って損益を確定する必要があるのです。

「買いの新規注文でポジションを保有し、売りの決済注文でポジションを解消する」あるいは「売りの新規注文でポジションを保有し、買いの決済注文でポジションを解消する」というように決済注文が約定した時点で、その差額が損益として確定します。このとき、新規注文と決済注文の数量が必ず同じだとは限りません。新規注文で取引した数量から、一部のみを決済することは可能です。ただし、最終的には新規注文と同じ数量の決済が必ず求められます。そして、確定した損益を日本円で受け取ったり支払ったりします。そのため、レバレッジ取引で実際にやり取り(受け渡し)をするのは日本円のみです。仮想通貨そのものを保有することはないため、現物取引で購入した場合のように、仮想通貨をほかのウォレットに移動させることもできません。

2. 初心者がレバレッジ取引をするメリット

レバレッジ取引は、少ない資金で大きな規模の取引を行うことができます。そのため、利益を大きくしやすいという点が特徴です。ほかにも、レバレッジ取引のメリットはあるので、しっかりと把握しておきましょう。

2-1. 大きな金額を運用できる

レバレッジ取引はその名の通り、預ける証拠金にレバレッジ(てこ)をかけて、より大きな取引を行えるものです。DMM Bitcoinでは、取引額の0.25倍の証拠金が求められます。つまり、預けた資金の4倍まで取引ができるということです。大きな額の取引に参加すれば、それだけ利益も大きくなる可能性があります。レバレッジ取引の倍率に関しては、取り扱っている仮想通貨交換業者によって異なるため、こまめに情報を集めてみると良いでしょう。

2-2. 自由度が高い

レバレッジ取引に類する取引方法は、仮想通貨以外の金融取引においても利用されています。しかし、仮想通貨のレバレッジ取引は、ほかの金融商品における取引よりも自由度が高いというメリットがあるのです。たとえば、FX取引(外国為替保証金取引)では土日の取引ができません。株式の信用取引に至っては、平日の日中だけしか取引ができないのです。しかし、仮想通貨のレバレッジ取引は原則24時間365日行えます。また、FX取引や株式取引に投入した資金・利益は土日祝日には出金ができません。しかし、仮想通貨は取引と同様に年中出し入れができる仕組みになっています。ただし、仮想通貨交換業者および各金融機関でシステムメンテナンスが行われている時間には取引・入出金ができないという点は同じです。

3. 初心者が注意したいレバレッジ取引のデメリット

仮想通貨のレバレッジ取引には、現物取引やほかの金融商品の取引よりも優れた面があります。しかし、何事もメリットばかりではありません。レバレッジ取引を始める前に、リスクやデメリットについても、きちんと知識を身につけることが大切です。

3-1. 損失が大きくなる可能性がある

レバレッジ取引は、現物取引よりも大きな取引ができるため、高い利益を得ることが可能です。その反面で、損失が大きくなる可能性もあります。利益が大きくなる分、損失が出た場合は資金を一気に失うリスクがあるわけです。たとえば、ビットコインの価格が10%ほど下がった場合、100万円を預けて100万円分のビットコインを購入していたなら損失は10万円で済みます。しかし、レバレッジ4倍で取引をして、100万円を預けて400万円分のビットコインを購入していたら損失は40万円です。わずかな値動きで、損失が膨んでしまう危険性がある点は覚えておくべきでしょう。場合によっては、預けていた資金を超える損失が生まれることもあるからです。

3-2. 価格変動によるリスクがある

仮想通貨はほかの金融商品と比較して、「ボラティリティー」が高いといわれています。ボラティリティーとは、金融商品における価格変動の幅を指す言葉です。ボラティリティーが高いと価格の上昇・下降が激しく、逆に小さければ上昇・下降の幅が穏やかになります。つまり、仮想通貨のボラティリティーが高いということは、それだけ価格が急激に動きやすいということです。この状態自体は、決して悪いものとは言い切れません。価格変動の幅が大きいということは、一気に価格が上昇する可能性もあるからです。ただし、逆に大きく価格が下がる可能性もあるため、損失が大きくなるリスクもあります。そのうえで、さらにレバレッジ取引を行うと損失が膨らむ危険性が増すため、取引には細心の注意が求められるのです。

4. レバレッジ取引のリスクに備えた制度

仮想通貨のレバレッジ取引は、大きな利益を出す可能性がある代わりに、予想外の損失を出してしまうリスクもあります。場合によっては、入金した資金よりも大きな損失額になるケースもあるのです。そうした状況に備え、仮想通貨交換業者では「追証」や「ロスカット」と呼ばれる制度が設けられています。それぞれの仕組みについて見ていきましょう。

4-1. 追証とは

追証とは「追加証拠金」の略称です。取引によって損失が生まれた場合、仮想通貨交換業者によっては、定められた割合を維持するための追加証拠金の入金が求められます。そして、追証として証拠金を積み増すことで継続して取引が行えます。また、期限までに追証を支払わなかった場合も、取引中に仮想通貨の価格が定められた割合を上回れば支払いの必要はなくなります。

追証を求められるというのは、「これ以上の損失は預かっている資産だけだと耐えられません」という警告であるとも言えるでしょう。ただし、追証に関する規程は、仮想通貨交換業者によって異なっており、DMM Bitcoinでは追証を求められることはありません。代わりに、証拠金維持率が100%未満になると注意を促すメールが送信されます。この場合は資金を追加して取引を続けるべきか、それとも手を引くべきかを慎重に判断することが大切です。

4-2. ロスカットとは

ロスカットとは、証拠金に対して一定割合以上の損失が出た時点で、仮想通貨交換業者側が強制的に決済注文を約定してしまうことを指します。これは、証拠金を上回るような損害が発生しないようにする仕組みであり、顧客の損失が膨らまないように配慮されたものだと言えるでしょう。ただ、ロスカットがあるからといって、必ずしも証拠金以上の損失が発生しないとは限りません。あまりにも急激に価格が下がった場合は、ロスカットが発生しても証拠金を超える額の損失が発生するケースもあるのです。

DMM Bitcoinでは、証拠金維持率が100%を下回った時点で注意を促すメールが送られます。また、証拠金維持率が80%未満になると、未約定の注文が取り消されるのです。注文が取り消されることで、その注文に必要な証拠金が不要になるため証拠金維持率が上昇します。それでも、証拠金維持率が80%を上回ることができなかった場合はロスカットとなり、その時点ですべてのポジションが決済されてしまうのです。もちろん、このときに発生する損失はそのまま確定され、証拠金から差し引かれてしまいます。

5. 初心者必見!レバレッジ取引の方法

初心者でも仮想通貨のレバレッジ取引を始めることは可能です。ここではDMM Bitcoinを例にして、レバレッジ取引を開始する方法を紹介します。基本的な流れは、現物取引を始める場合と同じです。口座を開設する手続きを進め、開設が完了したらウォレット口座に日本円を入金しましょう。すでに仮想通貨(BTCあるいはETH)を保有している場合は、それを直接ウォレット口座に入庫しても構いません。その後、ウォレット口座からトレード口座へ資金を振り替えます。ここで振り替えた資金が証拠金として利用することができます。(BTCあるいはETHを証拠金として差し入れた場合、リアルタイムのレートで日本円評価額が計算され、取引可能額に反映されます)そして取引画面に戻ったら、新規注文を行いましょう。

取引で選べる注文方法は大きく分けて、「ストリーミング注文」と「指値(逆指値・IFD・OCO・IFOなども含む)注文」の2種類があります。ストリーミング注文は画面に表示されている価格で注文を出す方法で、指値注文は希望の価格で注文をする方法です。望みの注文方法を選択してから、「買い」または「売り」の新規注文を行いましょう。新規注文が約定したら、決済したいタイミングで決済注文を出します。決済注文が約定すると損益が確定し、利益があれば日本円を受け取り、損失があれば支払うことになるのです。レバレッジ取引の方法は、仮想通貨交換業者によって違いがありますから、取引を開始する前にあらかじめ確認しておくべきでしょう。

6. 初心者がレバレッジ取引をするときの5つのポイント

初心者がいきなりレバレッジ取引に挑戦するのは、少しハードルが高いと感じてしまう部分もあるでしょう。ここでは、初心者がレバレッジ取引を始める際、押さえておくべき5つのポイントに絞って解説します。注意点を理解しておけば、それだけリスクを低く抑えることができるでしょう。

6-1. 証拠金維持率を意識

証拠金維持率を高く維持することは、ロスカットが発生するリスクを抑えるだけではありません。証拠金維持率が高ければ、「買い下がり」「売り上がり」と呼ばれる戦略的にポジションを増やす手法を使うことができます。買い下がりは、価格が下落トレンドにあるときに「底値だろう」と予測される価格から買い注文を入れ、さらに低い価格に対して段階的に買い注文を入れておく手法です。逆に売り上がりは、上昇トレンドにおいて天井として予測される価格から分散して注文を入れておくものです。

分散して注文を入れることでリスクを抑えることができるものの、注文を出した時点で証拠金を求められるため、維持率が低い状態ではうまく注文を入れられない場合があります。証拠金に余裕があれば、それだけ自分に有利なポジションを取りやすくなるため、常に維持率に気を配ることが大切です。

6-2. 損切りを徹底

レバレッジ取引に限りませんが投資において「損切り」を徹底することは大切です。どれだけ投資に慣れている人でも、100%勝てる取引はありません。投資を続ければ、負けてしまう場合があるのは仕方がないことです。だからこそ、負けた場合にはなるべく早く損切りをして、手を引くことが重要になります。ポジションを取る際、あらかじめ損切りをする価格・タイミングを決めておくようにしましょう。予測と異なる値動きがあれば、すぐに決済注文を出し、次のチャンスに備えて資金を温存することを考えるべきです。

6-3. 余剰資金で取引

どれだけ注意を払い、リスクを抑えて取引していても、損失が発生する可能性をゼロにすることはできません。そのため、投資を行う際には生活に影響しない余剰資金を使うようにしましょう。生活に関わる資金まで投資に使ってしまうと、精神的な負荷が大きくなるだけではなく、損切りや利益確定の判断を誤る可能性が高くなってしまいます。冷静な判断を下すためにも、取引に利用する資金は余剰資金に限定することが大切です。たとえば、毎月取引にまわす金額をあらかじめ決めておくといった、自分なりのルール作りをしておくと良いでしょう。

6-4. 積極的な情報収集

仮想通貨取引において大切なことは、チャートで表示される価格の推移だけではありません。時価総額や支配率、ウォレット数や取引件数といった市場全体の情報がとても重要です。これらは「ファンダメンタルズ指標」と呼ばれ、金融資産の実態を分析するための情報になります。仮想通貨の世界では、主にwebサイトやネットニュースが情報源になるものの、コミュニティやSNSから得られる情報も重要になります。ただし、ネットを通じて得られる情報のなかには信頼性が低いものもあるため、信用できる発信者を探したり自ら調査したりする姿勢を忘れないようにしましょう。

6-5. 寝ポジは厳禁

投資の世界では、ポジションを持った状態で就寝する行為を「寝ポジ」と呼びます。レバレッジ取引に慣れたころに行ってしまいがちな行為であり、できる限り避けるべきです。就寝中の価格変動を惜しむ心理から寝ポジをする人は多いものの、むしろリスクのほうが大きいのです。就寝中の急激な価格変動で損失が発生しても、対応することができないまま、ロスカットになってしまう場合もあります。どうしても就寝中にポジションを持っておきたい場合は、指定した価格に達した際にメール通知をする機能を使ったり、損切りのために指値による決済注文を入れておきましょう。あるいは、強制的なロスカットが発生しないように、証拠金維持率を高めておくという方法も有効です。少なくとも、何の対策もなく寝ポジするのは危険であることは覚えておく必要があります。

7. 初心者のレバレッジ取引ではリスクの認識が大切

今回は仮想通貨のレバレッジ取引について紹介しました。レバレッジ取引は現物取引と比べて、利益を出しやすいという魅力はあるものの、同時に損失が大きくなるリスクもあります。精神的・経済的な負担がかからないようにするためには、利益を出すこと以上に損失を増やさない方法を意識して取引に参加してみましょう。レバレッジ取引に関しては、投資資金を上回る額の損失が生じる可能性もあるため、仕組みや危険性も含めて充分に理解しておくことが大切です。

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