半減期の影響は?2020年の半減期後のビットコインを予測する

ビットコイン
半減期
2019-04-10 更新

近い将来、ビットコインの「半減期」が訪れると言われています。過去の半減期には、その前後でビットコインの価格が大きく動きました。そのため、次の半減期でも激しい価格変動があるのではないかと予測されています。今回は、ビットコインの半減期に関する仕組みと、価格に影響する理由なども含めて解説します。半減期を理解することは、ビットコインを深く知ることにつながると同時に、価格の予測にも役立ちますからしっかりと押さえておくようにしましょう。

1. ビットコインの半減期の基礎知識について知ろう

「ビットコインの半減期」を理解するためには、ビットコインの仕組みや構造について知っておく必要があります。まずは「ビットコイン」と「半減期」について、基礎的な知識を見ていきましょう。

1-1. ビットコインの発行総量は決まっている

ビットコインは「ブロックチェーン」という新たなデジタルテクノロジーによって支えられています。分散型台帳とも呼ばれるブロックチェーンのなかに、ビットコインの全取引データが記録されており、これがビットコインの存在を保証しているのです。規定量のデータの塊をブロックと呼び、新しいデータのブロックを鎖状につなげていくため、この連なりはブロックチェーンと呼ばれています。ブロックチェーンには、時間が経過するごとに新しい取引データが次々につながれていくのです。

そして、新しい取引データを承認する作業を「マイニング」と言います。マイニングに成功した人には、新しいビットコインが報酬として発行されるのです。ただし、ビットコインは発行総量が決まっており、それ以上は新規のビットコインは発行されない仕組みになっています。ビットコインが発行上限を迎え、新規発行が止まるのは2140年ごろだと言われているので注目しておきましょう。

1-2. ビットコインはマイニングで発行される

ビットコインの新規発行はマイニングを通じて行われます。ビットコインに実体はないものの、発行総量(埋蔵量)に制限が決められており、まるで本物の鉱物のようであるため「マイニング(採掘)」と呼ばれているのです。マイニングの作業を行う人は「マイナー」と呼ばれ、新規発行されるビットコインを目当てにマイニングを続けています。マイニングという作業は、ビットコインの仕組みを維持するうえで欠かせません。なぜなら、マイニングは「ビットコインの取引データを承認する作業」でもあるからです。

新しい取引データが正当なものであると確認して承認することで、ビットコインは管理者不在のデジタル通貨でありながら信頼性を保っています。ビットコインの根幹を支える作業を担うからこそ、マイナーに報酬として新規発行のビットコインが支払われるのです。ただ、ビットコインの発行総量に上限がある以上、マイナーの報酬はいずれ尽きることになります。ビットコインが発行上限を迎え、マイニングによる報酬がなくなるのが2140年になると予測されているのです。

1-3. ビットコインは半減期によって調整されている

半減期とは、マイニングによって得られる新規発行のビットコインの量が半分に減少するタイミングを指します。半減期はおよそ4年に1度訪れるようになっており、その度にマイニング報酬が半分になっていくのです。ただし、半減期は4年と定められているわけではなく、「ビットコインのブロックが21万ブロック生成されたとき」と決められています。ビットコインのブロックは、約10分に1つ生成される仕組みになっているため、「10分×21万=およそ4年」として半減期の時期が予測されているのです。

半減期の仕組みがあるのは、ビットコインの需給バランスを調整し、価格の高騰を抑えるためだと言われています。ビットコインの発行総量に上限がある以上、発行数量が同じままだと、すぐに上限を迎えてしまうでしょう。そうすると、ビットコインの供給が止まることになるので、価格が暴騰する可能性があるのです。供給量を少しずつ減らすことで、発行上限達成による急激な価格高騰が起こることを防ぐという狙いがあります。

2. ビットコインの半減期はすでに2回起きている

ビットコインの誕生以来、半減期はすでに2回訪れています。これから来る3回目の半減期について予測を立てるためにも、過去の半減期がどのようなものだったのかを知っておくべきでしょう。

2-1. 2012年の半減期

ビットコインが初めて半減期を迎えたのは2012年11月でした。しかし、半減期が訪れてもビットコインの価格はほとんど動かず、特別な変化は起こりませんでした。これは2012年の時点で、ビットコイン取引を行っている人が少なく、認知度もそれほど高くなかったことが原因だったと言われています。半減期を迎えた翌年の2013年にビットコインが値上がりしたものの、主な要因はキプロス危機の影響にあったとされており、半減期とはあまり関係がないと分析されているのです。

2-2. 2016年の半減期

2回目の半減期を迎えたのは2016年7月でした。この時点ではビットコインの認知度も高まっており、取引も活発に行われていたため、値動きにも影響を与えたと言われています。半減期が訪れる直前の5月から徐々に価格が上昇し、半減期直前の6月末に急降下しました。さらに半減期を迎えた後に価格が上昇するという値動きをしたのです。2012年の最初の半減期とは違い、2016年の半減期にはビットコインの価格が一段階上に押し上げられました。そのため、半減期が要因になって価格が上昇したと分析されているのです。

3. 3回目のビットコインの半減期はいつ?

これまでに2回起きている半減期ですが3回目の半減期が具体的にいつごろになるのかを知っておくことが大切です。ビットコインの普及が進んだ状況で半減期を迎える以上、価格にも少なからず影響が出ると予測されていますから、しっかりと注目しておきましょう。

3-1. 次の半減期は本当に2020年なの?

ビットコインの半減期はおよそ4年ごととされているものの、正確にはビットコインのブロックが21万ブロック生成されたタイミングになります。このまま順当にいけば、2020年4月に3回目の半減期が訪れると予測されているのです。ただし、何らかの要因でブロック生成速度が向上あるいは低下すると、時期が早まったり遅れたりする可能性はあります。3回目の半減期を迎えると、1回のマイニングによって得られる新規発行のビットコインは、6.25BTCに低下するのです。過去に起きた2回目の半減期の状況から、3回目の半減期に向けてビットコインの値動きが起こるという予測があります。

3-2. 半減期のあとの価格予想はどうなの?

以前の半減期と比較して、ビットコインの認知度がとても高くなっている状況で迎える3度目の半減期は、価格を押し上げる要因になるという予測が多いようです。ビットコインの取引に参加する人が増え、需要自体が高まっていることがそうした予測の根拠とされています。需要が多いにもかかわらず、半減期を迎えることで新規発行量・供給量が減れば、希少性が高まるでしょう。このことが、ビットコインの価値・価格を上昇させると言われているのです。

また、2020年にはマイニング用の機器も性能が向上していると予想され、低コストでマイニングできる可能性があります。「コストが利益を上回って損をする」という状態が少なくなるだろうと予想されているのです。利益が出るのなら、マイニングに参加する人も増えますから、さらにビットコインの価値は上がる可能性があります。

3-3. 半減期のあとに価格が下がる予想はないの?

2020年の半減期をきっかけに、ビットコインの価格が下がるという予測もあります。ビットコインの認知度が高まっているといっても、それは取引に参加する人々の間だけの話であり、社会的にはいまだに普及が進んでいません。株式投資などと比較すれば、仮想通貨投資の市場はまだとても小さい状態です。実社会への浸透度は低く、法整備も不十分な状態であり、さらに2018年以来ビットコイン相場は下落傾向が続いています。そんな状況で半減期を迎えれば、さらに価格が急落すると不安視する声もあるのです。

また、マイニング報酬が半減することで、マイナーの数が減る可能性もあります。すると、ハッシュレート(ビットコインの処理速度)が低下してしまうのです。ハッシュレートが落ちた仮想通貨は信用度が低いと判断されるため、ビットコインの価格が下がる要因になると予測する人もいます。

4. ビットコインの半減期による影響を予測する

3度目の半減期が訪れることで、ビットコインそのものに影響が及ぶ可能性は充分にあります。半減期によって、どのような事態が起こると想定されるのかを見ていきましょう。

4-1. 半減期直前に価格の変動が起こる

最初の半減期では値動きがほとんどなく、2度目の半減期では一旦下落する場面はあったものの、最終的には上昇するという結果になりました。そのため、2020年の半減期において、ビットコインの価格が下がるというのは考えづらいでしょう。半減期によって発行数量が減る前には、「買い」によってビットコインを保有しておこうとする人が増えると予想されています。買い注文が増えれば、その分価格が上昇するでしょう。そのため、半減期の前から大きな値動きがあると予測されているのです。時期としては、半減期の1~2カ月ほど前から変化の兆しが見えてくると言われています。

4-2. 半減期後にビットコインの価値が上昇する

半減期を迎えた後、ビットコインの発行量は半減します。そのため、市場への供給スピードが低下し、ビットコインの価格が上昇するという予測が多いようです。ただし、半減期における価格上昇を見込んで半減期前に買い注文が増えていた場合、半減期を迎えた直後で利益確定のために売り注文が増えて一時的に価格が下がる可能性はあります。しかし、これは長期的に続くものではなく、すぐに価格が持ち直すだろうと言われています。半減期後に相場が安定すれば、ビットコインの価格は緩やかに上昇していくと予測されているのです。

5. 半減期を繰り返すことでビットコインはどうなる?

今後、ビットコインは半減期を繰り返し、33回目の半減期によって新規発行を終了します。この時期が120年後の2140年ごろになるといわれているのです。半減期を繰り返しながら新規発行量を調整することで、ビットコインの価格は安定していき、現実社会の経済を支える仮想通貨として流通することが期待されています。半減期によって供給量が下がれば、それだけ希少性が増して価格も上昇するという予測もあるものの、逆に価格が安定して誰でも使用できる通貨になる可能性もあるでしょう。どちらにしても、ビットコインの将来には多くの人が注目している点では変わりがないのです。

6. 半減期はビットコインの値動きに大きな影響を与える

ビットコインにとって、半減期は価格にも大きな影響を与えるイベントだと言えます。2020年に訪れるといわれている半減期に向けて、ビットコインの動向には注目しておくべきでしょう。半減期によって、ビットコインの価格が上昇する可能性がありますから、しっかりと情報を集めておくことが大切です。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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