ビットコインのレバレッジ取引のやり方と取引所の選び方

ビットコイン
レバレッジ
2018-09-26 更新

効率よく資産を増やす方法として、レバレッジ取引と呼ばれるものがあります。これを用いれば、限られた元手を何十倍にも活用して大きな収益を期待できます。ビットコインにおいても、このレバレッジ取引を行うことが可能です。DMM Bitcoinは、レバレッジ取引の仮想通貨種類が豊富に揃っていることが投資家から高く評価されています。

ただし、レバレッジ取引はその仕組みやリスクをきちんと理解しておかなければ、大きな後悔を招くことにもなりかねません。ここでは、ビットコインのレバレッジ取引におけるメリットとともにデメリットや注意点についても解説しますので、それらを把握したうえで、実際に行うかを判断するようにしましょう。

ビットコイン(bitcoin)のレバレッジ取引とは

レバレッジとは、重いモノを動かす際に用いるテコを意味しています。テコがあれば自分の体重よりも重い石でも動かせるように、元手(証拠金)の数倍〜数十倍に相当する資金を投じてハイリターンを追求できるのがレバレッジ取引です。

たとえば、仮に元手に対して20%のリターンを期待できる投資案件があったとします。通常の取引(現物取引)の場合、手元に10万円の余裕資金しかなかったとしたら、それを投入して2万円の利益を見込めるという計算になります。

では、この投資に5倍のレバレッジを効かせられる(証拠金の5倍に相当する取引を行える)としたら、結果はどのように変わってくるでしょうか?

10万円を証拠金として預けると50万円の投資が可能となるので、「50万円×20%=10万円」を得られる可能性が出てくるわけです。このケースではたった1度の取引で元手が2倍になることが期待でき、「そんなに美味しい話なら、やらないのは損だ!」と思うかもしれません。

しかし、それはあくまで、期待通りの結果が得られた場合の話です。投資のリターンは預貯金の利息のように確定しているものではなく、思惑が外れた場合には損失も発生します。

もしも、先程の投資案件が逆に−20%のリターンだった場合はどうなるでしょうか?

レバレッジをかけていなければ、10万円の投資で2万円の損失です。ところが、5倍のレバレッジをかけていれば、10万円の損失を抱えてしまうのです。

後述のメリットとデメリットの解説でもクローズアップしますが、利益のみならず損失にもレバレッジが効いてしまうということをまずは念頭に置いてください。なお、先程の例はわかりやすくするために売買手数料などを考慮していませんし、追証やロスカットなども度外視したものです。

従来、レバレッジ取引と言えば、すぐに思い浮かべるのが株式の信用取引、株価指数やコモディティ(原油や金、穀物などの商品)を対象とした先物取引、そしてFX(為替証拠金取引)の3つでした。最近、これらにビットコインをはじめとする仮想通貨が加わったことになります。

では、それぞれの違いはどういったところにあるのでしょうか? まず、投資対象が異なっている点については、特に詳しく説明する必要はなさそうです。

かけられるレバレッジの違いから見ていくと、株式の信用取引は約3倍、先物取引は十数倍、FXは25倍、ビットコインは25倍が最大倍率となっています。なお、先物取引とビットコインは取り扱っている仮想通貨交換業者によって最大倍率が異なっており、DMM Bitcoinでは5倍のレバレッジをかけることが可能です。FXとビットコインの最大倍率が25倍となっているのは、法律によって上限が定められているからです。

もっとも、金融庁はこの上限をもっと引き下げることを検討しており、2018年の実施は見送られたものの、いずれは現実となるかもしれません。前述したように、過度にレバレッジをかけるとそれだけリスクも高くなるからです。

そういった点を考慮して、DMM Bitcoinはあえて最大5倍のレバレッジにとどめています。そして、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)においてもレバレッジをかけた取引(こちらも最大5倍)を行えるのが大きな魅力です。

一方、株式の信用取引と先物取引には、いつまでに決済を行って取引を完結させるという期限が定められています。これに対し、FXやビットコインには期限がありません(ただし、先物取引型のビットコインレバレッジ取引には期限がある)。

なお、ビットコインのレバレッジ取引では、自分が出した注文内容に応じて、実際にビットコインの送金手続きが行われているわけではありません。その価格で買ったり売ったりする注文を執行したら発生することになる損益(差額)のみをやりとりするという形式になっています。こうしたことから、「差金決済取引」とも呼ばれています。

ビットコイン(bitcoin)のレバレッジ取引のメリット・デメリット

ビットコインのレバレッジ取引におけるメリットとして最初に挙げられるのは、やはりレバレッジを効かせられることでしょう。ただし、それはまさしく“両刃の剣”で、大いに注意すべきポイントともなるので後述します。

続いて2番目のメリットは、ビットコインの価格が下落傾向を続けている局面でも、収益を追求できることです。ビットコインのレバレッジ取引には、ショート(空売り)という注文方法があるからです。これを用いれば、手元に保有中のビットコインがなくても、「今の価格で売る」という指示を出せます。そして、価格が下落した後に「今の価格で買う」という注文を入れれば、売却価格と購入価格の差額が利益となります。

一方のデメリットでは、損失が発生した場合にもレバレッジが効いてしまうことが挙げられます。しかも、株式や為替相場などと比べてビットコインは価格のボラティリティが高く(値動きが荒く)なりがちです。過去の推移を振り返る限り、どれだけ少なく見積もっても為替の10倍以上に及ぶ値動きがあると言えそうです。だとすると、25倍のレバレッジに値動きの度合いを反映させた実質的なレバレッジは250倍超になりうるのです。

すでに株式やFXなどの投資経験がある人は特に要注意で、今までと同じ感覚でレバレッジの倍率を決めていると、無自覚なまま過大なリスクを抱えかねません。ドル/円相場が1日に10円も動くことは滅多にありませんが、それとは何桁も異なる値動きをすることがビットコインにおいてはあります。

思惑通りの展開となった場合に250倍のレバレッジなら笑いが止まらないでしょうが、ビットコイン価格が想定とは逆方向に動くとその結果は悲惨です。損失も250倍に拡大してしまうからです。

そこで、どこまでも損失が膨らんでしまうことを防ぐために、ロスカットという制度が設けられています。ロスカットとは、損失が所定の水準まで達した時点で強制的に決済が行われるというものです。それに伴って損失が確定してしまうものの、さらに拡大することは食い止められます。

タブーとされているのは、スプレッド(ビットコインの売値と買値の差)が広がっている場面で、証拠金残高の大半を元手に目一杯のレバレッジを効かせた取引を行うことです。下手をすれば、新規注文が約定した途端にロスカットが発動することさえありえます。

そればかりか、追証と呼ばれる追加の証拠金が必要となる場合もあります。レバレッジ取引では最初に担保として証拠金を預けますが、保有中のポジションにおいて損失(含み損)が発生すると、その分が差し引かれるというルールになっています。そして、証拠金の残りが所定の割合を下回ると、追加の入金を求められるのです。

その点、DMM Bitcoinは純資産額(預けている証拠金の残高−発生した評価損)が必要とされる証拠金の80%以下になると強制的に取引が終了されるルールになっているので、追証が発生することはありません。

このように、レバレッジ取引において特に求められてくるのは資金管理とリスクコントロールです。通常の取引なら「購入可能額=アカウントの残高」ですが、レバレッジ取引ではその何十倍もの取引が可能となります。ついつい気が大きくなって過大なリスクを取ってしまう(レバレッジの倍率を高くしすぎる)ので、気をつける必要があります。

ビットコイン(bitcoin)のレバレッジ取引所の選び方

仮想通貨交換業者によって、取り扱っているレバレッジ取引の仕組みやルールなどには少なからず違いがあります。その点をきちんと見比べたうえで、自分が最も重視しているポイントにおいて優位性のあるところを選ぶのが基本のスタンスとなってくるでしょう

仮想通貨交換業者が取り扱っているレバレッジ取引は、FXをベースにしたタイプと、信用取引をベースにしたタイプ、先物取引をベースにしたタイプに大別できます。ほとんどのケースではポジションを保有中に金利負担という手数料が発生しますが、一部の先物タイプはそれが不要となっています。ただし、各社でスプレッドの設定も異なっていますし、金利負担面だけで有利・不利の判断はできません。

また、信用取引タイプと先物タイプは先述したように、決済の期限が定められています。取引単位はほとんどのケースで通常の売買と同じ設定ですが、一部の先物タイプのみ異なっています。もうひとつ、見逃せないのが証拠金維持率やその算出方法、ロスカットルールの違いです。損失の発生に伴って証拠金が減少し、保有中のポジションに対するその残額の割合が証拠金維持率を下回ると、追証が発生してしまいます。各社で異なっているので、きちんと比較しておきましょう。
※レバレッジ取引におきましては、スプレッドが広がっている場合、預託証拠金残高の多くを必要証拠金とするような取引は、新規注文が約定した直後にロスカットが発動することがあります。

まとめ

慣れるまでは、極力レバレッジを抑えて

ビットコインのレバレッジ取引は、元手(証拠金)の数倍〜数十倍に相当する資金を投じてハイリターンを追求できます。ただ、ビットコインの価格変動は株式や為替など比べて大きくなりがちで、もともとレバレッジを効かせた売買を行っているようなものです。にもかかわらず、高い倍率のレバレッジで取引を行うと、予想が的中した場合は大きなリターン享受できる反面、逆の場合は損失が膨らみやすく、ロスカットや追証につながりかねません。

少なくとも取引に慣れるまでは、低倍率のレバレッジにとどめて、資金管理やリスクコントロールのトレーニングを積んだほうがよさそうです。それでもビットコインなら、他の投資対象ではなかなか得がたい利益を期待できます。レバレッジを抑えておけば、おのずとロスカットや追証のリスクも抑えられます。

とにかく、「ビットコインのレバレッジ取引=価格変動が大きい(もともとレバレッジが効いている)×最大25倍(DMM Bitcoinは5倍)のレバレッジ=超ハイリスク&ハイリターン」と強く認識しておきましょう。

繰り返しになりますが、スプレッド(ビットコインの売値と買値の差)が広がっている場面で、証拠金残高の大半を元手に目一杯のレバレッジを効かせるのは禁物です。新規注文が約定した途端にロスカットが発動することがあるので気をつけてください。レバレッジ取引は必ず余裕資金で、様々なリスクに十分注意を払ったうえで取り組むようにしましょう。

■レバレッジ取引におけるご注意について

レバレッジ取引におきまして、スプレッドが広がっている場合、預託証拠金残高の多くを必要証拠金とするような取引は、新規注文が約定した直後に、スプレッド分の損失によりロスカットが発動することがありますのでご注意ください。

お取引される際には十分にご注意いただき、あらかじめ余裕を持ったご資金にてお取引いただきますようお願い申し上げます。※原稿制作時、2018年8月現在

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

関連記事

今、仮想通貨を始めるなら
DMMビットコイン