暗号資産(仮想通貨)のスラングを紹介!SNS特有の現象も

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2023-07-12 更新

Twitterやオンライン掲示板の「Reddit(レディット)」など、インターネット上のSNSで情報が活発にやり取りされる暗号資産(仮想通貨)では多くのスラングが存在します。株式や為替といった従来の金融取引で使われる表現と同じものもあれば、暗号資産特有の言葉もあります。英語でのコミュニケーションから生まれている言葉が多いために、スラングを把握していなければ情報が理解しにくい場面があるでしょう。

スラングを理解すれば、取引や投資活動にも役立てることができるかもしれません。この記事では暗号資産に使われるスラングを解説します。

暗号資産(仮想通貨)には多くのスラングがある

SNSでの情報交換が盛んな暗号資産では、多くのスラングが生まれています。特に英文の頭文字をとった表現も多くあり、アルファベットの大文字が表記されているだけで理解しにくいものも多いでしょう。

しかし、こうしたスラングを理解することで、暗号資産業界では、今どのように盛り上がっているのか、どのような投資スタイルをとっている投資家が多いのかといったことが把握しやすくなります。

スラングを通して暗号資産界隈の話題を理解し、投資に役立てましょう。

価格に関するスラング

暗号資産(仮想通貨)でよく見られるのが、価格に関連するスラングです。投資目的で保有している方はぜひ理解しておきましょう。

フリッピング(フリップニング)

フリッピング(Flippenig:フリップニングと表記されることもあります)は、暗号資産時価総額2位のイーサリアム(ETH)が時価総額で1位のビットコイン(BTC)を追い抜くことを仮定する際に使われる言葉です。

いつ、いくらの価格で追い抜くかはわかりませんが、イーサリアムが幅広いユースケースに使われる際の今後の期待感を含めて、イーサリアムの価格が上昇する際によく見られます。2023年4月現在ではビットコインとの時価総額の差は40兆円ほどと大きく開いています。

なお、ビットコインとイーサリアムに限らず、時価総額が小さい暗号資産が時価総額で上位の暗号資産を追い抜く際にも用いられることがあります。

ムーン(Moon)

暗号資産が強い価格上昇を見せている時に使われる言葉が「ムーン(Moon)」です。「To the Moon(月まで届け)」という表現でも使われるように、月に到達するほど上昇していくという期待を込められて、SNS上で頻繁に投稿されます。

この言葉が頻繁に投稿されていれば、投資家が強気なスタンスをとっていると考えられるでしょう。

SNS関連のスラング

SNSで活発にコミュニケーションが取れる暗号資産(仮想通貨)では、SNSのアイコンを暗号資産特有のものに変えるといった現象も見られます。

AMA(Ask Me Anything)

AMAは「Ask Me Anything」の略称です。日本語では著名人などが「○○だけど質問ある?」としてユーザーからの質問を受け付ける表現です。元々は米SNSのRedditから始まったもので、暗号資産に関連したものではありませんが、これまでにバラク・オバマ元米大統領やビル・ゲイツ氏などが質問を受け付けています。

暗号資産業界ではRedditの他にTwitterでもAMAが頻繁に行われています。過去には海外の暗号資産交換業者がハッキングにあった際に状況を説明するためにAMAを行うなど、問題が起きた際の不安感の解消やエアドロップなどプロモーションの目的の際に双方向のコミュニケーションが図られます。

ダイヤモンドハンド

ダイヤモンドハンドはRedditで広がった言葉です。相場がいい時も悪い時も保有を続ける投資家を表現として流行しました。暗号資産だけでなく、株式の投資家の間でも使われています。言葉だけでなく💎🤲という絵文字で表現されることもあります。後述する「HODL」の姿勢を徹底することを意味しています。HODLは主に暗号資産で使われるのに対して、ダイヤモンドハンドは株式でも使われます。

レーザーアイ

暗号資産を支持するTwitterユーザー間で流行したもので、目から赤いレーザーが出ているように自身のプロフィール写真を加工することを意味します。これは2021年2月ごろにビットコイン価格が10万ドルを超える予想を支持する表明として広まりました。当時はビットコインの急騰と一致し、ビットコイン価格は5万7800ドルまで上昇しました。

当時はエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領などもTwitterのアイコンをレーザーアイに変更したほど広く浸透しました。その後も価格が強い上昇を見せている時などに一時的にアイコンを変更するユーザーも出ています。

投資に関するスラング

値動きとは別に、投資家心理に関するスラングも暗号資産(仮想通貨)には多くあります。

FOMO

値動きが激しい暗号資産では、「FOMO(Fear Of Missing Out:取り残される恐怖)」が度々取り上げられます。FOMOは、「自分だけがチャンスや情報を取り逃しているのではないか。他の人々が成功を掴んでいるのではないか」といった不安な心理状態を指します。

暗号資産では価格が上昇し始めた際には、「FOMO」の心理状態になった投資家が参入し、価格の上昇が続くのではないかといった報道がされることがあります。しかし、感情に支配されて取引をする場合には誤った判断につながります。まずは状況を冷静に判断してから取引に臨むと良いでしょう。

FOMOには関連用語として「MOMO(The Mystery Of Missing Out:取り残される謎)」や「JOMO(Joy Of Missing Out:取り残されることへの喜び)」といった言葉があります。

HODL

「HODL」は「ホドル」と読みます。市場の浮き沈みに関わらず、長期保有を続けることを意味します。HODLを続ける人々のことを「ホドラー」と呼びます。

HODLは2013年にインターネット上で「I AM HODLING」と「Holding」を打ち間違えたことが由来とされています。暗号資産企業が社名に取り入れるなど、暗号資産のスラングの中でも特によく使われているものです。

Lambo

Lamboとは高級車のランボルギーニのことを意味し、暗号資産業界ではランボルギーニを購入できるほどの富を暗号資産によって手にいれることを意味します。特に「When Lambo?(ランボルギーニはいつ?)」という表現を用いて、「いつランボルギーニを購入できるほどの富を手に入れられるのか」という冗談の一つとして使われます。

バンプ・アンド・ダンプ(Bump and Dump)

組織的に暗号資産価格を吊り上げてから、売り叩く行為のことです。特に時価総額や流動性が低い暗号資産では、組織的な影響を受けやすいため、過去には特定のグループがSNSを通じて価格を引き上げてから、売却する手口が発生しています。特に詐欺的なICOが多く発生した2018年ごろは半年だけで、8億2500万ドルの収益を得たグループもあったという報道があります。

バンプ・アンド・ダンプは「風説の流布」とも呼ばれ、虚偽の情報を流すことで投資家に損失を与える手法として、日本では金融商品取引法により禁止されています。

クジラ

暗号資産の大口保有者のことを「クジラ」と呼びます。保有量に明確な定義があるわけではありませんが、ある大手暗号資産データ分析企業は1000BTC以上を保有する投資家を「クジラ」と呼んでいます。暗号資産に限らず、金融マーケットでは以前から大口投資家のこと指す言葉として使われています。暗号資産で大きな価格変動があった時にはクジラの動向が注目されるほか、機関投資家の参入指標として用いられることがあります。

ちなみに100〜1000BTCを「イルカ/サメ」、10〜100BTCを「タコ/魚」、10BTC未満を「カニ」、1BTC未満を「エビ」と呼ぶことがあります。

ミームコイン

インターネットやSNSで広がった考えのことをミーム(ジョーク)と呼びます。このミームを元に作られた暗号資産がミームコインです。

特に2021年にドージコインやシバイヌといったミームコインが上昇したことで注目される用語となりました。ミームコインはユーモアが元になって発行されたものが多く、ビットコインやイーサリアムのように、明確なビジョンというよりは、コミュニティによって価値が維持されています。

技術・規制に関するスラング

技術や規制面に関してもスラングが多く使われます。

BUIDL

HODLと同様に、Buildをもじったスラングです。ただそのまま「構築する」というよりは、「社会実装」にまで踏み込んだニュアンスを持ちます。HODLのように持ち続けるのではなく、実際に開発し、社会実装を目指さなければ暗号資産業界が衰退してしまうという危機感から、プロジェクトへの積極的な貢献を呼びかける際など使われます。

SAFU

海外の大手暗号資産交換業者CEOが、業界が不安に陥るような事態が発生した際に「Funds are safe」と発言していたことが由来です。この発言を受けて、ある人が「Funds Are Safu」という動画を公開したことで広く使われるスラングとなりました。スペルはSafeと異なりますが意味はそのまま、資産が安全であることを示す言葉として使われます。

まとめ

暗号資産(仮想通貨)業界では多くのスラングが用いられます。インターネットで多くの情報が流通することから、今後も新たなスラングは生まれてくるかもしれません。

とくにムーンといった価格に関するスラングやHODLなどの投資スタイルのスラングは頻繁に使われています。常に情報や言葉を理解し、投資戦略に役立てるといいでしょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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