ビットコインのスプレッドとは?

ビットコイン
スプレッド
2018-09-26 更新

FX(外国為替証拠金取引)で取引をしたことがある方にとってはスプレッドという言葉は馴染みのある言葉ですが、株式投資から仮想通貨投資を始めた方や、仮想通貨投資で初めて投資に取り組むという方にとってはよく分からないものかもしれません。

スプレッドは、ビットコインなどの仮想通貨の取引において、最終的な投資の利益に大きな影響を与えることも少なくありません。そのため、よく理解しておく必要があります。

スプレッドとは?

スプレッドとは売値(=Bid)と買値(=Ask)の差額のことを指します。

海外旅行をする際、円を旅行先の通貨に換金するかと思いますが、その交換窓口ではBUY:100円/SELL:102円などと書かれているのを目にされたことがあるのではないでしょうか。

これは101円を基準レートとして、買う場合と売る場合のそれぞれに1円の為替手数料の負担がかかるということを意味しています。そのため、BUYのレートとSELLのレートに差額が生じており、この2円の差額のことをスプレッドと呼んでいます。

ビットコインなどの仮想通貨におけるスプレッドとは

ビットコインなどの仮想通貨におけるスプレッドも海外旅行時に円と外貨を交換する時のレートと仕組みは同じです。
たとえば、1BTCを購入する時の価格が102万円、売却する時の価格が100万円だった場合、スプレッドは2万円となります。

仮想通貨を購入する時と売却する時の差額(=スプレッド)は売買手数料のような側面を持っていると考えられています。上記の例のように、1BTCを購入する時の価格が仮に102万円、売却する時の価格が100万円である場合、購入してからすぐに売却すると差額で2万円のマイナスとなってしまいます。そのため、できるだけスプレッドが小さい方が利益を得やすくなります。

スプレッドの大小

FX(外国為替証拠金取引)だとスプレッドは原則固定とされていますが、仮想通貨のスプレッドは日々変動します。

たとえば、あるタイミングでは1BTCの売値が100万円、買値が102万円だったものが、翌日には売値が99万円、買値が103万円と、スプレッドが大きくなることもあれば、売値が100.5万円、買値が101.5万円と小さくなることもあります。

仮想通貨の売買ではスプレッドが今どの位広がっていて、どのタイミングで購入するのが得か損かをしっかり判断する必要があります。

また、スプレッドは売買する仮想通貨交換業者によっても異なります。

スプレッドは仮想通貨交換業者によって異なる

スプレッドは大きければ大きいほど利益を得ることが難しくなりますが、全く同じタイミングで購入する場合でも、仮想通貨を購入する仮想通貨交換業者によってスプレッドが異なります。
取引量の多い仮想通貨交換業者はスプレッドが小さく、取引量の少ない仮想通貨交換業者はスプレッドが大きい傾向にあります。

しかし、どこの仮想通貨交換業者のスプレッドが一律で大きい・小さいと断定することはできません。スプレッドの大きさは状況によって変化しやすく、さまざまな要因が絡む中で、あるタイミングではDMM Bitcoinのスプレッドが一番小さく、また別のタイミングでは他の仮想通貨交換業者のスプレッドが一番小さいということもあります。

たとえば、DMM Bitcoinでは1BTCの売値が100.5万円、買値が101.5万円、他の仮想通貨交換業者では売値が100万円、買値が102万円である場合、DMM Bitcoinで取引した方が利益を得やすくなります。

しかし、その翌日にはDMM Bitcoinでは1BTCの売値が99万円、買値が103万円、他の仮想通貨交換業者の売値が100.5万円、買値が101.5万円となることもあり得ます。
このように、スプレッドは取引するにあたってとても重要な指標となるため、利益を出すチャンスを得るためにも、よく知っておく必要があります。

スプレッドを知らないと損をする?

ビットコインなどの仮想通貨の取引をする際に、2万円のスプレッドがある場合だと利益を出すためには2万円分の値上がりを待たなければいけません。

逆に、値下がりすると2万円分のマイナスが上積みされてしまうことになります。

スプレッドは取引をする度に負担する必要があり、最終的な利益に大きな影響を及ぼします。

スプレッドが変動する要因

ビットコインなどの仮想通貨のスプレッドはさまざまな要因で大きく、もしくは小さくなりますが、大きな要因として挙げられるものに流動性の変化と価格変動があります。

流動性の変化

スプレッドに影響を与えるものとして、流動性の変化が挙げられます。

一般的に、流動性が高いとスプレッドは安定しているのに対して、流動性が低くなるとスプレッドが広がる傾向にあります。

また、ビットコインだけでなくアルトコインにもスプレッドがありますが、アルトコインはビットコインよりもスプレッドが開いている傾向にあります。

これは、ビットコインよりもアルトコインの方が少ない取引量であることが要因の一つだと言えます。

さらに、アルトコインの中でもイーサリアムやリップルのように取引量が多いアルトコインほどスプレッドが小さく、取引量の少ないアルトコインほどスプレッドが大きい傾向にあります。

市場における価格変動

スプレッドに影響を与えるものの1つ目に流動性の変化を挙げましたが、2つ目として挙げられるのが市場における価格変動です。

仮想通貨の価格が急激に上下するとスプレッドは大きくなる傾向にあり、逆にレートが安定していればスプレッドは小さくなる傾向にあります。

購入する方が、売却する方よりも圧倒的に多い場合、売却がなかなか成立せずに価格が吊りあがります。これにより、スプレッドも広がると考えられます。

スプレッドは取引量が大きいと安定しやすいとご説明しましたが、価格が急騰、もしくは急落している場合には、例え取引量が大きくてもスプレッドは広がりやすくなります。

スプレッドは今後小さくなる?

DMM Bitcoinを始め、国内には仮想通貨交換業者がたくさんいますが、利用者はできるだけスプレッドの小さな業者で取引した方がお得なため、今後スプレッドは小さくなっていくことが予想されます。

たとえばFX(外国為替証拠金取引)では、個人取引が認められた当初は米ドル/円のスプレッドが5銭〜10円程度とかなり大きかったのですが、その後FX会社間で価格競争が進み、2018年6月現在では0.3銭〜2銭と小さくなっています。

仮想通貨でも同じようなことが起こることは十分に考えられるでしょう。

スプレッドで損しないための取引のコツ

DMM Bitcoinは売買手数料など全て無料で利用できますが、スプレッドに関しては他の仮想通貨交換業者と同様に負担する必要があります。

スプレッドの負担は少なくした方が利益につながるため、以下のような取引方法の注意点も知っておきましょう。

頻繁に売買しない

ビットコインなどの仮想通貨を購入してからすぐに売却すると、スプレッドの分だけ損をしてしまうため、少なくともスプレッドの分だけ値上がりするのを待つ必要があります。

購入した仮想通貨の値下がりを理由にすぐに売却すると、値下がりした分だけではなく、スプレッド分もマイナスとなってしてしまいます。

そして、価格が元に戻った際に、再度購入するともう一度スプレッドを負担しなければなりません。

たとえば、1BTCを購入する時の価格が102万円、売却する時の価格が100万円のレートである場合、購入してすぐに売却すると、102万円-100万円=2万円のマイナスとなってしまいます。

さらに、その後1BTCを購入する時の価格が92万円、売却する時の価格が90万円のレートまで下がった時には10万円分しか値下がりしていないのに、損失は12万円となります。

このように、取引を重ねていくとその分だけスプレッドを負担するため、取引の回数を少なくすることで負担を軽減できます。

余剰資金で投資する

購入するにあたり、生活費用の一部まで投資に回してしまうと、値下がりした時により大きな精神的ダメージを受けやすくなります。

また、生活費用を投資に回していると、いざ実生活でお金が必要になった時に、その時の価格に関わらず売却せざるを得なくなります。

スプレッドのある取引では取引回数はできるだけ少ない方が良いため、少しの価格変動に敏感に反応して頻繁に売買を繰り返すとそれだけでスプレッド分の損失が膨らみます。

損失が出たらすぐに売却することは必ずしも悪いことではありませんが、感情で取引の判断をしてしまうことは投資では損につながりやすいと言えます。

逆に、ゆとりを持って仮想通貨投資に取り組めば、感情で売買の判断をしたり、実生活でお金が必要だからと、強制的に取引をしたりする必要がなくなります。

余剰資金で投資に取り組むことでゆとりを持った取引ができ、短期的な視野に陥ることなく、スプレッドによる損失を抑えることにつながります。

価格が急変している時は取引を控える

スプレッドに大きな影響を与える要因に挙げられるのが、流通量の変化と市場における価格の変動です。流通が多く安定しているほどスプレッドは小さく、また市場における価格が急騰、急落していない時ほどスプレッドは同様に小さくなる傾向にあります。

ビットコインは2018年6月現在、仮想通貨の中で最も流通量の多いコインなので、流通量の面では問題ありません。ビットコインの取引の際にできるだけスプレッドを小さくするためには、市場の価格変動が緩やかで安定している時に取引すると良いでしょう。

まとめ

スプレッドは利用する仮想通貨交換業者によって異なり、またその日の取引量や価格変動によっても異なります。

スプレッドは最終的な利益に影響を与える要素となりますが、その仕組みをしっかりと理解できれば、スプレッドによる損失を抑えることは難しいことではありません。

これらの内容をよく理解した上で取引に取り組めば、スプレッドが原因で大きな損失を受けるという事態を避けられるでしょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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