暗号資産(仮想通貨)OMGとは?分散型金融への対応や特徴、将来性を解説

暗号資産
OMG
2022-03-30 更新

イーサリアム基盤で開発されたオーエムジー(OMG)は、スケーラビリティ問題の解決や分散型金融(DeFi)への利用が高まっている注目の暗号資産(仮想通貨)です。

DMM Bitcoinでも2021年5月からレバレッジ取引で取り扱いを開始、2022年3月30日から現物取引の取り扱いも開始しています。この記事ではオーエムジーについて、その特徴や将来性などを解説します。

OMG(オーエムジー)とは

オーエムジーは、イーサリアム基盤のブロックチェーンであるOMGネットワーク上で使用される暗号資産です。イーサリアムは需要の高まりによって手数料が高騰するスケーラビリティ問題が課題となっていますが、オーエムジーはこのスケーラビリティ問題を解決できると期待されています。

イーサリアムブロックチェーンと互換性を持つトークン規格である「ERC-20」で発行され、2017年のICOで2500万ドルを調達して話題となりました。ERC-20は価値がある程度一定であるステーブルコインの発行に使われるなど、数多くの暗号資産の作成に使われています。

オーエムジーはトークンセールにより、すでに全量の1億4024万5397OMGの発行を完了しています。そのため追加発行は行われない予定です。

OMGネットワークとは

暗号資産オーエムジーを発行するOMGネットワークは、イーサリアムやERC-20トークンを送付できるセカンドレイヤー(レイヤー2)技術で構築されたプラットフォームです。取引速度が速く、安価な手数料、セキュリティが高いことが特徴です。

オンライン決済を円滑にする目的で、タイを拠点に活動する長谷川潤氏が起業したOmise Holdingsが開発しました。Omise Holdingsは東南アジアの大手フィンテック企業として知られています。OMGネットワークは2017年にOmise GOとして開発され、2020年6月にOMGネットワークにリブランドしました。

さらに、2020年12月にはOMGネットワークは香港拠点の暗号資産投資企業のベンチャー子会社による買収が行われました。買収を行なった企業は特に分散型金融(DeFi)への投資で知られており、OMGネットワークもDeFiへの応用が進むことが期待されています。

OMGネットワークの特徴

前述したように、OMGネットワークはセカンドレイヤー技術を採用しています。セカンドレイヤー技術とは、トランザクションなどの取引をブロックチェーンの外で処理することによって、ブロックチェーン本体の処理を軽量化し、高速化する技術です。OMGネットワークではセカンドレイヤー技術の一種であるプラズマチェーンと呼ばれるものを使うことで取引速度の高速化やセキュリティ機能を向上させています。このプラズマチェーン技術によってMore Viable Plasma(MoreVP)や、Minimal Viable Plasma(MVP)という独自技術を開発しました。MoreVPでは通常は一つずつ処理されるトランザクションをまとめて扱うことによって処理スピードを高速化しています。

1秒あたりの処理能力(TPS、Transaction per Second)はイーサリアムで10〜15TPSですが、OMGネットワークはMoreVP を使用することで4000TPSまで向上させました。このため、スケーラビリティ問題に対処が可能で、ステーブルコインや分散型取引所(DEX)、DeFiなどの幅広い分野での活用が可能とされています。

取引時間が短縮できることやスケーラビリティ問題が解決され、手数料が安価になる特徴に着目し、2020年8月にはステーブルコインとして時価総額が最大のテザー(USDT)がOMGネットワークを利用すると発表しました。テザーはイーサリアム上での手数料高騰問題に直面しており、OMGネットワークのセカンドレイヤーで取引を処理できるようになったことで取引費用の削減につなげています。

OMG(オーエムジー)の利用例や将来性

オーエムジーやOMGネットワークはすでに実店舗などでのユースケースがあります。2017年や2019年に東南アジアのタイで、大手ハンバーガーチェーンのオンライン決済システムに導入されました。前述したスケーラビリティ問題が解決されていることで、実際の様々な決済用途に使われやすいことが特徴の一つといえるでしょう。

さらに、OMGネットワークのウェブページには、中央銀行デジタル通貨(CBDC)への利用も提案されています。取引量が膨大になることが想定されるCBDCでは、取引回数が増えても迅速にブロックチェーンで処理できることや、高いセキュリティ機能が要求されるためです。

取引手数料が安価なことや高いセキュリティ、そして買収を行なった香港の暗号資産投資企業がDeFiに注力していることから、今後はDeFiへの適応が進むことも予想されるでしょう。2021年5月には、イーサリアムのスマートコントラクトとトークンのステーキングをサポートする「OMGX」のパブリックテストネットが発表されました。OMGXは現在の分散型アプリケーション(Dapps)では不可能な複雑な計算を、安価な手数料で可能にします。OMGネットワークがステーキングに注力することで、DeFiでの開発に利用されることが増えてくるでしょう。

OMG(オーエムジー)の価格動向

オーエムジーの価格は2018年1月に3000円近くまで上昇して最高値を記録しました。その後、暗号資産市場の低迷に合わせて、オーエムジーの価格も低迷します。しかし、2020年8月ごろからビットコインなど他の暗号資産が上昇するのに合わせて好調を維持し、2021年5月時点には2年ぶりの高値である1400円を記録しました。2021年5月末時点で時価総額は約1180億円で、時価総額ランキングでは80位前後を推移しています。

これまでにオーエムジーの価格が大きく上昇した際には、暗号資産全体の市場の上昇に合わせた動きが多かったようです。そのほかには、前述したステーブルコインであるテザーがOMGネットワークを利用すると発表した2020年8月には直後に価格が2倍に跳ね上がりました。ビットコインやイーサリアムほど、ニュース材料が頻繁にあるわけではありませんが、市場全体の流れを読むことが重要になってきそうです。

また過去には前述の大手ハンバーガーチェーンでの採用など、実際のユースケースに反応することがありました。オンライン決済をスムーズにすることを目的としているため、実際に決済用途に使われることが分かると、価格に影響することがあります。今後もニュースには注目しておきましょう。OMGの価格推移については「オーエムジー/円(OMG/JPY)のリアルタイムチャート(相場)・レート(価格)」をご参照ください。

DMM Bitcoinでは現物取引とレバレッジ取引が可能

「現物取引」とは?

暗号資産の取引には2種類あります。まずはそのひとつ「現物取引」の説明から始めましょう。

「現物取引」とは、売買の都度、日本円や暗号資産の受け渡しが発生する取引で、ユーザーが口座に入金した資金の範囲内で暗号資産を売買することができます。お店で現金で商品を購入(販売)するイメージと言えばわかりやすいと思います。最初に暗号資産を購入することからスタートし、その暗号資産の価格変動を見て売却して利益を得るといったことが可能です。具体的には、トレード口座に10万円が入金してあれば10万円分の暗号資産を購入でき、価格が値上がりしたタイミングで売却すれば差額の利益を得られるというわけです。

DMM Bitcoinでは、現物取引の対象暗号資産として、今回説明しているオーエムジーのほかにもビットコインやリップルなど複数の銘柄を取り扱っています。取扱い銘柄については「取引概要」のページをご覧ください。

「レバレッジ取引」とは?

レバレッジ取引とは、「証拠金」という担保金を預け入れることで、証拠金の数倍の取引を可能にする仕組みです。暗号資産のレバレッジ取引では最大で2倍のレバレッジをかけることが可能です。

レバレッジ取引では、「買い注文」しかできない現物取引とは異なり、価格が下落した際にも利益を狙う「売り注文」(売りの新規注文)が可能です。将来に値下がりすることを予想し、値下がりした時に買い戻す(買いの決済注文)という取引方法ができるためです。例えば、1オーエムジー=1500円で売りポジションを建てた場合、1オーエムジー=1400円まで下がった時に買い戻すという注文を行えば、100円の利益となります。

ただし、相場が上昇した際には損失になることもあります。

DMM Bitcoinのレバレッジ取引では、日本円の入出金手数料が無料(銀行手数料はお客様負担)で、暗号資産の入出庫も無料(マイナーへの手数料はお客様負担)となっています。また、取引手数料が無料で利用できます(※但しBitMatch注文を除く。レバレッジ取引ではポジションを翌日まで持ち越した場合、建玉金額の0.04%/日のレバレッジ手数料が発生します)。

まずは口座開設から始めてみましょう。DMM Bitcoinでの口座開設は「スマホでスピード本人確認」、「本人確認書類アップロード」と、2種類の本人確認方法があります。

スマホでスピード本人確認

スマートフォンを使った本人確認方法ではオンラインで本人確認を完結させることができます。まずは「口座開設」ボタンからお進みいただき、メールアドレスを登録します。次に基本情報を入力した後に、本人確認を行います。

「スマホでスピード本人確認」では、スマートフォンのカメラで本人確認書類や自身の顔写真をリアルタイムで撮影し、最後にマイナンバー確認書類の提出とSMS認証を行います。その後DMM Bitcoinにて口座開設審査が行われ、確認メールが届けば口座開設が完了です。本人確認書類1点(郵送で本人確認は2点必要)のみで、最短で1時間以内(7:00-22:00の間に口座開設申込をいただいた場合)にお取引開始が可能です。

本人確認書類アップロード

「本人確認書類アップロード」は、事前に撮影した本人確認書類の写真を提出し、後日ご自宅に郵送されてくる認証コードを入力することで口座開設が完了する方法です。この方法でもまずはDMM Bitcoinのウェブサイトで「口座開設」ボタンからお進みいただき、メールアドレスを登録します。その後、本人確認書類の画像をアップロードします。「本人確認書類アップロード」では2点の書類提出が必要です。口座開設審査後、認証コードが登録した自宅住所に郵送されます。認証コードを入力すれば本人確認が完了し、口座が開設されます。

なお、本人確認に必要な書類や手続きの詳細については、「口座開設までの流れ」や「本人確認書類と送付方法について」をご参照ください。

まとめ

オーエムジーはセカンドレイヤー技術を使うことでイーサリアムが直面するスケーラビリティ問題を解決し、注目が高まるDeFi分野への応用が期待される暗号資産です。

高いセキュリティや取引速度が速く、安価な手数料が注目され、大手ハンバーガーチェーンのオンライン決済システムにブロックチェーンが利用されるほか、テザーネットワークで利用されるなど、用途も広がっています。OMGネットワークでCEOを務めるワンサ・チャティカワニート氏は「よりエネルギー効率の良い資産移動を実現する」と発言するなど、決済分野での応用に注力する意向を示しています。

今後はステーキングやレンディングなどへの対応も進み、様々なユースケースが広がることが期待できるでしょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

関連記事

今、仮想通貨を始めるなら
DMMビットコイン