アルトコイン(オルトコイン)とは?

アルトコイン
2018-09-26 更新

仮想通貨は、実に多くの種類があります。仮想通貨の投資を行うにあたっては、代表的なビットコイン以外の仮想通貨の知識も非常に重要となります。

そのため、ここではアルトコインの概要やメリット、デメリットなどについて触れていきます。

アルトコイン(オルトコイン)について

アルトコインの概要

アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨を指します。アルトコインの英語表記は「altcoin」です。「alt」は代わりという意味を指す「alternative」という単語から来ています。つまり、アルトコインはビットコインの“代わり”となり得る通貨という意味を持っており、実際にビットコインの代わりとなり得る仮想通貨は多数存在しています。

アルトコインは、千種類以上も存在しており、通貨の機能や目的は、ビットコインと全てが同一ではありません。また、投資や仮想通貨市場の動向をチェックする際には、アルトコインは非常に大切な指標と言えるでしょう。加えて言えば、ビットコインの値動きは、ビットコインが仮想通貨市場の基幹通貨であるため、市場全体に影響を与えます。対してアルトコイン単独の価値の変動は、ビットコインと比較して仮想通貨市場全体に影響を与えることは少ないという違いがあります。市場の動向をチェックする際には、ビットコインとアルトコインの両方の仮想通貨をチェックしましょう。

開発の目的

アルトコインはあくまでもビットコイン以外の仮想通貨の総称であるため、開発目的は1つとは言えません。つまり、アルトコインの開発目的は仮想通貨の銘柄や開発者の思想によって異なり、統一されていないということです。

たとえば、「ビットコインの欠点を補う」「金融機関での送金・決済に使用されることを想定している」「分散型アプリケーションのプラットフォームを提供する」などの、仮想通貨によってそれぞれの開発目的があります。

ビットコインの代わりとなり得る仮想通貨は千種類以上もあり、2018年6月現在でも仮想通貨の機能としてビットコイン以上の能力を有するものは多々あります。
そして、仮想通貨を作成する個人や使用する人々のニーズによって開発目的そのものが異なるため、アルトコインは通貨によって独自の開発が続けられているのです。

代表的なアルトコインと特徴

仮想通貨におけるアルトコインは、非常に多くの種類があります。しかし、仮想通貨市場における時価総額からすれば、代表的と言えるアルトコインはそこまで多くありません。ここではDMM Bitcoinでも取り扱いのある代表的なアルトコインの特徴について見ていきます。

  • イーサリアム(ETH)

    イーサリアムの特徴は、決済・送金機能のみでなく、分散型アプリの総合プラットフォームを提供していることに加え、スマートコントラクト機能を有している点です。スマートコントラクト機能は、仮想通貨のブロックチェーンに対して契約情報を付帯するものです。

    そのため、イーサリアムの使用によって任意のタイミングで契約を行えるというメリットがあります。分散型アプリケーションを利用したゲーム開発やICOなどにおいては、スマートコントラクト機能を有しているため、アルトコインの中でも使用率が特に高い仮想通貨であり、開発も日々行われています。

  • リップル(XRP)

    リップルは、現状では金融機関における送金・決済プラットフォームを提供している仮想通貨です。開発目的は「価値のあるネットワークの提供」であるため、金融機関でのリップルの使用はあくまでも最終目標までの過程に過ぎません。

    また、リップルはリップルネットと呼ばれるネットワークを構築しており、リップルネットで繋がれた金融機関は、リップルがブリッジ通貨となるので、国や通貨が異なっても自由なやり取りが可能となっています。ブリッジ通貨は、通貨の両替を簡略化する通貨のことであり、その通貨を通すことで等価交換が可能となるメリットが生まれます。

    リップルは金融機関での使用を前提としていることから、非常に高い情報処理能力を有しています。仮想通貨の送金や決済は、ブロックチェーンを通して行うものがほとんどです。しかし、記載するデータ量が多ければ多いほど、ブロックチェーン内のデータ詰まりが起きやすくなり、データが詰まれば、結果として送金や決済処理が遅れることに繋がります。

    その点で言えば、元々の情報処理能力が高く、開発も日々進んでいることからリップルの送金・決済能力に関しては遅延や詰まりの心配は要らないと言えます。

  • ビットコインキャッシュ(BCH)

    ビットコインキャッシュは、ビットコインの問題点であるスケーラビリティ問題を解決することを目的に、2017年8月1にビットコインのアップデートによって誕生しました。

    スケーラビリティ問題は、簡潔に言えば、仮想通貨の利用者と使用者の増加によってブロックチェーンへのマイニングが遅れ、結果として送金・決済が遅れるというものです。マイニングは、取引の記帳の意味があり、マイニングがなければブロックチェーンは動作不可能となります。

    また、利用者や使用者の増加だけでなく、ビットコインの情報処理能力が低いことから、スケーラビリティ問題へ繋がっています。そのため、ビットコインキャッシュの情報処理能力はビットコインの数倍とも言える規模であり、今後も開発が続く以上、ビットコインと同じような問題に悩まされることはないと言えます。

  • ライトコイン(LTC)

    ライトコインはビットコインを基に作られた仮想通貨であり、仮想通貨の情報処理機能としてビットコインよりも優れていることが特徴です。また、ビットコインのカラーがゴールドであるため、ライトコインはシルバーを基調としたデザインの通貨となっています。

    ライトコインは仮想通貨の機能として、データ圧縮技術であるSegwitの実装をはじめ、ブロックチェーンに必要最低限の情報のみを記載するライトニングネットワークの実験にも成功しています。

どのようなときに使われるのか

アルトコインが使用されるのは、ビットコインでの決済機能では問題を解決できない場合です。たとえば、イーサリアムなどで行われているアプリの開発・配布は、ビットコインでは行えません。もし、行おうとすれば、スケーラビリティ問題は更に悪化することになり、ビットコインではない別の仮想通貨を作る必要性が出てきます。

また、プラットフォームを利用して仮想通貨を開発したい場合もアルトコインを使用する必要があります。イーサリアム、ネオ、カルダノなど土台となり得るアルトコインは、多数存在しており、それぞれの特性に合わせて使用することが重要と言えるでしょう。

ビットコインとの違い

ビットコインとアルトコインの違いは、開発・使用目的にあります。ビットコインの開発目的は、「法定通貨の代わりとなり得る通貨」であり、使用目的は決済機能に限定されています。しかし、決済機能に関して言えば、ビットコインは最も世界中で使用されています。

対して、アルトコインは、開発目的から使用目的まで仮想通貨によって異なります。たとえば、ビットコインを基にして作成された仮想通貨と、金融機関での送金・決済を目指して作成された仮想通貨では、共通点はオンライン上に存在するという点しかありません。一方、アルトコインは決済機能のみを有するだけでなく、プラットフォームとして利用することで独自のアプリを配信できるものも存在します。ビットコインよりも仮想通貨としての汎用性が高いのです。

価値に着目してみると、ビットコインよりもアルトコインは安価で購入することが可能です。また、将来的に人々に広く使われることを目的としたアルトコインもあり、価値の高騰が期待できる通貨も少なくありません。そのため、仮想通貨市場の中でアルトコインは一定のニーズが常にあります。
仮想通貨の開発に着目した場合、ビットコインはアルトコインと比較すると開発力に乏しいと言えます。対して、アルトコインの開発は、非常に自由度の高い環境が整えられていることが多く、たとえば、基本的には一社が管理しながら、開発言語が多様であるため、仮想通貨としての拡張性に優れたものも存在します。したがって、ビットコインと比較した場合、アルトコインはより優れた通貨やシステムが生まれやすい環境と言えるでしょう。

加えて、ビットコインのマイニング方式はマイナーで早さを競い合うPoWであり、ブロックチェーンシステムの在り方も決済機能に特化したものです。しかし、マイニング方式からブロックチェーンのシステムまで、アルトコインは非常に多種多様です。中には、プラットフォームとして非常に優れた処理能力を持っていても決済機能を有しないイオスのようなアルトコインもあります。

また、アルトコインのほとんどはこれから更に開発が進んでいくことが決定されており、中には現時点でもビットコインの代わりとなり得るアルトコインもあります。そのため、価値や機能の面に着目した場合、アルトコインの将来を見据えることが非常に重要な要素と言えます。

これらを踏まえたうえで、アルトコインを利用するにあたってのメリットとデメリットについて紹介していきます。

アルトコイン(オルトコイン)を利用するメリット・デメリット

アルトコインのメリットについて

  • 価格が安い

    アルトコインのメリットとして、まずはビットコインと比較しても価格が安価であることが挙げられます。たとえば、ビットコインの1単価が百万円であるのに対して、アルトコインの1単価は数円から数万円ほどで購入できるものが数多くあります。

    また、アルトコインの価格が安価であるため、同一の通貨を一度に大量に購入することも不可能ではありません。アルトコインを購入するハードルは非常に低く、日々開発される新しいアルトコインは、自分の裁量に沿って購入金額を決めることが可能である点も大きなメリットです。

  • 大きな利益が見込める可能性がある

    アルトコインのほとんどは開発途中であり、今後も開発が継続されていくと考えられます。たとえば、2018年6月段階では数円程度だった仮想通貨が、数年後に大きく価値が上昇する可能性もあります。

    そのため、仮想通貨の投資においては、コストの面からビットコインよりもアルトコインへの注目度が高く、単純な値上がりの可能性としてアルトコインの方が将来的に利益を獲得できる確率が高まるというメリットがあると言えるでしょう。

アルトコインのデメリット

  • 今後の価値が読めない

    仮想通貨の中でも、開発途中である場合がほとんどのアルトコインの価値は常に変動します。たとえば、仮想通貨のアップデートなどのプラスとなる情報では、価値が高騰し、バグの発見などのマイナス要素では、仮想通貨の価値は大きく下落します。

    今後の価値という意味では、アルトコインのほとんどは非常に不透明であり、仮想通貨そのものの機能や目的を把握したうえで投資が必要となると言えるでしょう。しかし、今後の価値がわからないということは、アルトコインの価値は仮想通貨市場と一般社会からのニーズ次第でいつでも高騰する可能性があります。

  • 詐欺に利用される場合も

    アルトコインは、仮想通貨に関連した詐欺と絡められることが少なくありません。特にICOなどに関しては、アルトコインが関連した事柄であり、各国が仮想通貨を規制する理由の1つにもなっています。ICOは、簡単に言えば、資金集めのことであり、ICOを行う際には必ずホワイトペーパーと呼ばれる通貨の説明書を発表することになっています。

    アルトコインによる詐欺の手口は決まったものが多いため、パターンを知ればすぐに対策することが可能です。ICOなどに関しては、仮想通貨の将来だけでなく、ICOを行う企業そのものを調査することが非常に大切です。

    また、アルトコインを自分で調査する癖が身に付けば、有益なアルトコインやICOを見分けることも不可能ではありません。アルトコインについては、情報を吟味しながら投資を行うことでリスクを最小に留めることが可能と言えるでしょうます。

アルトコインで投資するときのコツと注意点

チャートの見方

チャートと呼ばれる仮想通貨の価値の推移を見る場合、コツとしてどのようなタイミングで価値の変動があったのか、分析してみましょう。アルトコインは、ビットコインよりも変動幅は少ないものの、アップデートやバグなどの通貨に関する情報によって大きく価値を変動させることがあります。

大きな問題がなく、通貨にとってプラスと言えるイベントが続くのであれば、通貨の価値は高騰することになるでしょう。たとえば、大手仮想通貨交換業者の上場は、どの通貨にとっても大きく価値が変動するタイミングです。

ロードマップと呼ばれる仮想通貨の予定表に加えて、企業による提携などでもチャートに影響を及ぼすこともあります。そのため、実際の出来事とチャートの値動きのタイミングを把握することが大切と言えるでしょう。

取引量が多いものを選ぶ

アルトコインで投資を行う場合、取引量が多いアルトコインを選ぶとよいでしょう。仮想通貨の発行上限とは関係なく、実際に取引数量が低いアルトコインは次第に市場で取引されなくなる可能性が高いからです。

また、目安として、時価総額の20位以内のアルトコインであれば、取引量が少なくて困ることも少ないでしょう。

まとめ

アルトコインは非常に多くの種類があり、その種類ごとに開発目的から機能に至るまで異なります。投資においてほとんどが開発途中であるアルトコインは、将来性が高く、人々のニーズを満たすことができれば、価値の高騰を期待できる状況です。

また、次々と世界中で新しいアルトコインが作成されており、増加し続けています。アルトコインの投資においては、メリットとデメリットを十分に理解したうえで取引を行いましょう。

関連情報:

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

関連記事

今、仮想通貨を始めるなら
DMMビットコイン