ビットコインの今後を予想!2020年の価格はどうなるのか

ビットコイン
将来
2020-09-02 更新

ビットコインをはじめとする暗号資産(仮想通貨)の種類は増加し続けています。しかし、投資的な側面に比べ、ビットコインの将来性が話題になることはそこまで多くありません。

では、ビットコインの将来性が市場での価値に影響することはないのでしょうか。今回は「半減期」や「量子コンピューター」など、ビットコインの価値に影響を及ぼすとされる内容について触れ、ビットコインの将来性について解説していきます。

ビットコインの今後の価格はどうなるのか、暴落もある?

ビットコインなどの仮想通貨が増え続けている理由

ビットコインに代表される暗号資産は、2020年7月の段階で2000種類以上もあるとされ、将来は更に増加していくと予想されます。ビットコインなどの暗号資産が増加し続ける理由として、発行方法そのものが簡単であり、企業でなくとも発行することが可能な点が挙げられます。その為、企業単位では思いつかない新しい視点での通貨作りが可能であり、2020年7月現在、時価総額2位であるイーサリアムなども個人の発想をきっかけとして作成されたものです。

また、暗号資産の資金調達・開発時には、暗号資産ごとの報告書であるホワイトペーパーを発表することから、ある程度の将来性を垣間見ることも出来ます。暗号資産ごとの将来性は暗号資産全体の今後の価値を決めるため、非常に重要です。

たとえば、ビットコインは決済機能を有する市場の基幹通貨です。しかし、ビットコインを超える決済機能を有し、将来的に全世界における有効な支払い手段となりうる暗号資産があらわれれば、市場・社会的ニーズは新たな暗号資産に集中することになります。そのため、ビットコインを始めとする暗号資産ごとの機能や将来性は、その価値や流通に大きな影響を与える重要な要素です。

では、現状のビットコインの将来性はどのように考えられているのでしょうか。

現状から見た将来性:スターバックスでの利用も

ビットコインを代表とする暗号資産の将来性に着目した場合、既に多くの暗号資産は独自の機能を十分に果たすための土台作りをはじめています。

たとえば、ビットコインの決済機能を使用した支払い方法は、全世界で導入されており、2020年中にもスターバックスでビットコインによる支払いが始まるとの報道があります。日本でも少額決済であれば、家電販売などの大手企業がビットコイン決済に対応しています。また、リップルのネットワークであるリップルネットには、既に日本と世界各国の中央銀行や大手銀行が参画し、本格的な始動を待つタイミングまできています。

イーサリアム内部のアプリケーション開発においては、イーサクラフト、ビットハンターズやイーサエモンなどのゲームアプリが登場しており、続々とゲームアプリの種類が増加しています。今後、イーサリアムのゲームアプリは更にブームとなっていくでしょう。

また、暗号資産に使用されているブロックチェーン技術は、多くの企業で研究が進められています。暗号資産交換業者でなくともブロックチェーンの開発は進みつつあり、国内外問わずブロックチェーン技術の採用を促進している状況です。

短期/長期予測

2020年7月における暗号資産の価値は、暗号資産ごとのロードマップ、開発状況、情報処理能力と強く結びついています。

さまざまな要因で暗号資産の価値が変動することを加味しても、短期的にはハッキングなどのマイナスのニュースや大手企業による暗号資産に対するプラスの意見の表明などにどうしても左右されることになります。その為、暗号資産が大きな暴落・高騰を繰り返す度に話題となるでしょう。

ビットコインは支払い手段の1つとして世界中で使われており、海外の暗号資産交換業者では支払い方法の主軸となっています。現実世界の金(ゴールド)のデジタル版として「デジタルゴールド」と呼ばれることから、資産としての価値も注目されています。長期的な予測では、一般ユーザーや投資家だけでなく、世間としても暗号資産の価値に注目しつつ、暗号資産が社会にどれだけ浸透し、どのように使用されているのかという視点に移行していくと見られます。例えば、国際送金におけるプラットフォームの提供を行う通貨と決済機能のみを有する通貨では、使用する場所や役割に違いがあります。最終的には処理能力においてもデータ詰まりなどを起こさないなど一定以上の機能と目的を有する暗号資産だけが残り続けていくことになるでしょう。

短期/長期的な予測のどちらにおいても、暗号資産の価値の変動性は課題と考えられます。しかし、短期的には解決しづらくても、長期的に見れば、暗号資産の普及・システムの採用・理解が深まることによって安定的な価値を獲得することは不可能ではありません。

今後の価値変動の注意点

ビットコインの価値や価格に最も影響を与えるのは半減期です。半減期とは約4年に一度、マイニングで得られる報酬が半分になる時のことを指します。得られるビットコインがマイニングに要した労力や費用に見合わなければ、マイナーが撤退し、ビットコインの価格が下がると考えることもできる一方、市場に出回る量が減ることで価値が高まるとも考えられます。

半減期は今年5月に第3回目を迎えました。前回の2016年にあった半減期では、2017年に入って6月ごろから徐々に価格が上昇し、2017年末にかけて過去最高値に到達しました。

2020年7月現在は半減期による大きな価格の影響はありませんが、例えばビットコイン価格の動向を図る指標であるストック・フローモデル(S2F)では今後の価格上昇に向けて動いていることが示されています。

ストック・フローモデル(S2F)とは、貴金属(金や銀)などの希少性と価値を測るモデルとして利用されており、「S2F=市場に存在する量(ストック)/ 年間生産量(フロー)」で計算されます。金などの一部の希少性が高い商品は、市場に存在する量に対して年間の生産可能量が小さく、供給過多によって値崩れすることはほぼありません。2020年5月に「半減期」を迎えたビットコインは、ストックに対するフローが急減しており、これによって中・長期的には価格が上昇すると考えられています。

一方で、半減期は全ての暗号資産にある訳ではありません。暗号資産によって、アップデートやハードフォークなどによって変動します。暗号資産ごとの予定に沿って、将来的にその暗号資産の価値が変動する機会は何回でも訪れると言っても過言ではありません。しかし、発行した暗号資産を使用したいというニーズが無ければ、その暗号資産の価格は高騰してもすぐに収まることになるでしょう。

また、暗号資産そのものに問題がなくとも、暗号資産交換業者に問題があった場合、その問題の大きさに比例して暗号資産全体の価値が大きく下落することになります。

例えば、特定の暗号資産交換業者の体制不備による下落は、長期的に見れば一過性のものであると考えることが可能です。しかし、短期的なトレードを繰り返している方からすれば、要注意と言えます。

ビットコインのユースケースを考える上で重要なのが、ビットコインの抱えるスケーラビリティ問題です。ビットコインのスケーラビリティ問題が解決する前に、アルトコインが次の開発段階に進む可能性の方が高いとも考えられています。

スケーラビリティ問題は、通貨の使用頻度が増加したことによる情報処理の遅延です。厳密に言えば、過度な情報量がなかったとしても通貨としての情報処理能力を超えてしまった場合、いつでもスケーラビリティ問題は発生します。

しかし、通貨としての機能により、スケーラビリティ問題を起こし得ないアルトコインも既に多数存在している状況です。そのため、ビットコインの価値のみが下落し、アルトコインの価値が高騰するような事態にもなり得ます。今後の市場の動きをよくチェックしたうえで投資を行う必要があります。

技術面での進化について

ビットコインをはじめとする暗号資産は、暗号資産ごとに異なるブロックチェーンを使用しています。ブロックチェーンの相互監視・承認システムを採用しつつも、暗号資産ごとに異なるネットワークを持っているということです。

基本的に、ブロックチェーンは取引情報を記載するネットワークであり、通貨の使用者や保有者によって取引内容を承認するために使用します。また、ブロックチェーンに記載される取引情報が正しいかどうかを検証してデータブロック(台帳)に記載する作業をマイニングと呼び、マイニング方式は通貨によって異なります。

また、ブロックチェーンは着実に進化しており、ブロックチェーンに対して契約情報を付加するスマートコントラクト機能の他に、今後はより詳細な個人情報までブロックチェーンに付加する計画も策定されています。

ブロックチェーンが詳細な個人情報まで付加したうえで、システムとして世界中に採用されるようになれば、世界中の人々にIDを付帯することが可能です。そうなれば、個人の証明だけでなく、さまざまな手続きが世界のどこにいても行えるようになるでしょう。

ブロックチェーンに情報を付帯させることは新たなサービスにも繋がります。たとえば、医療分野における電子カルテや最新医療の情報収集、金融機関による信用情報の確認など簡略化・スムーズ化できる情報は実に多くあります。

大企業によるブロックチェーンの研究について

日本では大手企業によるブロックチェーンの研究が加速しています。たとえば、ある大手企業では異業種のデータを利用・流通させるサービスなども既に開始されており、ブロックチェーンを利用したサービスの活用によって今までのサービスとは異なった仕組みが生まれる可能性が非常に高まっています。また、日本国内だけでも大手銀行による独自の暗号資産発行、地方企業による暗号資産発行など、ブロックチェーンが世の中に浸透した成果が出てきていると言えます。

2020年7月現在ではブロックチェーン企業が不動産企業と組み、賃貸物件管理や契約に取り組む事例が発表されています。

また、日本だけでなく、世界的な企業であるIBM、コカ・コーラ社なども自社におけるブロックチェーン技術の採用を発表している状況です。たとえば、コカ・コーラ社は労働者の管理をブロックチェーンで行うことを目指しています。

2020年7月現在でも、暗号資産に利用されるブロックチェーンでは記載されるデータ、内部に包括されているデータは基本的に改ざん不可能です。そして、インターネット内にデータがあっても、ブロックチェーンはハッキングなどのサイバー攻撃にも強い耐性を示しています。そのため、今後もブロックチェーンの開発・研究は進んでいくと見て良いでしょう。

今後の安全性について

ビットコインの安全性が高い理由

ビットコインの安全性は、オンライン上であっても非常に高いと評価されています。厳密に言えば、ビットコインの安全性が高い理由は、ビットコインに採用されているブロックチェーンが高いセキュリティ性を最初から備えていることが要因です。

ブロックチェーンは、データの保管場所としての役割を果たし、データの処理を行う端末は分散して存在します。たとえ1つのデータの在処を誰かが破壊しても、その代わりとなり得る端末はいくらでも存在し、ブロックチェーンシステムの根幹を壊さない限り、不正を行うことは出来ません。

加えて言えば、ビットコインの取引そのものもブロックチェーンから追跡可能であり、相互監視・協力がなければユーザーの操作は承認されず、システムとしても動作することはないでしょう。

そのため、ブロックチェーンはデータ共有の役目と、オンライン上における強固なセキリティ性を兼ね揃えており、ハッキングなどのサイバー攻撃に強い耐性を持っていると言えます。

量子コンピューターによる秘密鍵の解読

ビットコインの取引が強固なセキュリティを持っている理由の一つに暗号を使った秘密鍵の生成があります。しかし、通常のコンピューターであれば解読するための計算に数十億年かかるとされていますが、この計算をわずかな時間で解いてしまうコンピューターについてのニュースが報じられました。

それが、Googleが2019年10月に発表したスーパーコンピューターを凌ぐ、量子コンピューターの開発です。Googleはこれまでのコンピューターが計算不可能だったとされる「量子超越」を実証したことを発表しました。

Googleの量子コンピューターは、現在最も強力なスーパーコンピューターである「サミット(Summit)」が1万年かけて行う計算を3分20秒で計算できるとされています。

量子コンピューターによって高速計算が可能になり、現在の暗号化技術が通用しなくなると、第3者が公開鍵から秘密鍵を割り出せることになり、一部の有識者によると「世界中のビットコインにアクセス可能になる」とまで言われています。

ただ、イーサリアム創業者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が指摘するように、業界内では実用性には程遠いとの意見もあり、脅威と考えるのはまだ当分先であるとされています。さらには量子技術を利用した量子鍵配送という暗号技術も開発されています。

今後の展望について

暗号資産における安全対策は、万全を期すものでなければなりません。暗号資産の市場の成長スピードとオンライン技術の進歩は相対的に比例します。逆に言えば、量子コンピューターの事例のように技術の進歩によって安全性が高いとされるブロックチェーンシステムが破壊される可能性も皆無ではありません。

しかし、暗号資産のシステムは開発途中であり、より強固なブロックチェーンが続々と開発されています。また、拡張性のある暗号資産においては、他の暗号資産のメリットをそのまま取り込むことも可能です。

サイバー攻撃を受けた場合、資産として暗号資産の価値が消失することに加え、暗号資産そのものの未来も同時に失うことになり得ます。そのため、オンライン技術の進歩と共にブロックチェーンのセキュリティもより良い方向に変化していくと見て良いでしょう。

まとめ

ビットコインをはじめとする暗号資産は、今後も発展していく可能性を有しています。

また、暗号資産に関連する技術であるブロックチェーンの研究・開発は、金融業界のみでなく、世界中のあらゆる企業間で行われていると言っても過言ではありません。

そのため、ブロックチェーン技術が社会に必要とされる存在となれば、暗号資産も同一の社会的な立ち位置を手に入れる可能性を秘めていると言えるでしょう。

ビットコインの価格の動き興味を持たれた方は「ビットコインの買い時を見極めよう!チャートの見方や分析のしかた」もご参照ください。

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