ブロックチェーンゲームで遊びたい!何をどうすればいい?

ブロックチェーンゲーム
2022-10-05 更新

暗号資産(仮想通貨)の世界で盛り上がりつつある動きが、「ブロックチェーンゲーム」の隆盛です。暗号資産の根幹技術「ブロックチェーン」や「スマートコントラクト」という一種のアプリケーションを作成・動作させる技術を応用したもので、イーサリアム(ETH)がその人気を牽引しています。2021年ごろからはNFT(ノンファンジブルトークン)が流行したことで、より一層注目を集めています。ブロックチェーンゲームとはどのようなものか、どうすれば遊べるのか、紹介していきます。

ブロックチェーンゲームとは?

ブロックチェーンゲームは、ブロックチェーン上でソフトウェアを動作させる仕組みである「スマートコントラクト」を応用することで生まれました。Dapps(分散型アプリケーション)の一種であるため、Dappsゲームとも呼ばれます。

すでに国内外でカードゲーム、レースゲーム、アクションゲーム、RPGなど幅広いジャンルのゲームが作成されており、一見しただけでは一般的なパソコン用オンラインゲームとブロックチェーンゲームとの区別がつかないほどになっています。

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ゲームアイテムが所有物に

一般的なオンラインゲームなどと大きく違う点が、ブロックチェーンゲームに登場したキャラクターやアイテムはプレイヤーが所有する固有の資産となっていることです。NFTという技術によって、デジタル上のアイテムがブロックチェーン上に記録されることで唯一無二のものとなります。例えば、ゲームメーカーがサービスを停止してしまっても、ブロックチェーン上にゲーム内の自分のデータが保管(記録)され続けるのです。NFTとは、「Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略称です。ノンファンジブルとは代替不可能性や非代替性を意味しており、NFTとは代替できない固有の価値を備えるトークンということになります。

こうした特性から、ブロックチェーンゲーム内のキャラクターやアイテムをゲーム外の他のプレイヤーと取引することも可能です。

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遊んで稼ぐことが可能に

NFTの登場によってブロックチェーンゲームでは「Play-to-Earn(プレイ・トゥ・アーン)」という新しい分野も生まれてきています。プレイヤーが遊ぶことでトークン報酬が得られる収益化が注目されています。フィリピンなどの新興国では、ブロックチェーンゲームで遊ぶことで、一日のあたりの平均賃金(約30ドル)を超える収入を得るユーザーが現れたことが話題となりました。

そもそもブロックチェーンとは何?

ブロックチェーンとは、多くの暗号資産(仮想通貨)の基盤となっている技術です。ブロックチェーンにおいては中央集権的な管理者に依存せずとも書き込まれたデータが改ざんされにくいことが数学的に証明されています。そのため、一種の分散データベース(分散型台帳技術)として注目されています。

ブロックチェーンゲームの初心者なら、イーサリアムに注目

イーサリアムは、ビットコイン(BTC)に代表される暗号資産(仮想通貨)の一種です。ただし、イーサリアムは暗号資産というだけではなく、パソコンやスマートフォンのOS(オペレーティングシステム)のような存在でもあります。

これらの特徴により、ブロックチェーンゲームはまずイーサリアムから広がっており、世界的にはイーサリアムを基盤としたタイトルが多く生まれています(2022年7月現在)。世界的に名を知られたタイトルや、日本のゲームメーカーによるものがすでに存在しているほか、遊び方などの情報も豊富なため、ブロックチェーンゲームの初心者の場合はイーサリアム基盤のものにまず挑戦してみるといいでしょう。

ブロックチェーンゲームで遊ぶには、暗号資産交換業者で口座開設

ブロックチェーンゲームを遊ぶためには、ほとんどの場合、暗号資産(仮想通貨)を保有する必要があります。例えばイーサリアム基盤のゲームなら、手数料にあたる「ガス(Gas)」の支払いのためにもイーサリアムを持っておく必要があります。日本在住者の場合、暗号資産交換業者で口座を作成してイーサリアムを購入するのが手軽でしょう。

また、イーサリアム基盤のブロックチェーンゲームの場合は、イーサリアム用ウォレット「メタマスク(MetaMask)※」を用意しておくといいでしょう。

※「メタマスク(MetaMask)」はDMM Bitcoinが提供するウォレットではありません。お客様ご自身の責任においてご利用ください。

ブロックチェーンゲームを探す場合に意外と苦労するのが、初心者でも利用しやすい大規模アプリストアが存在しない点です。AndroidにおけるGoogle Playストア、iOSにおけるApp Storeのようなものがなく、定番的な存在を目指すサービスが競争を繰り広げている状態です。初心者の方が新しいゲームを探す際は、ブロックチェーンゲーム系ニュースサイトをチェックしてみるといいでしょう。

DMM Bitcoinでは0.001ETHから購入できる

ブロックチェーンゲームに興味を持ったばかりの初心者でも、DMM Bitcoinなら自分で用意できる資金に合わせてイーサリアムを購入できます。

DMM Bitcoinの場合、暗号資産(仮想通貨)を「最小発注数量」に記載されている数量から購入が可能です。「暗号資産(仮想通貨)取引銘柄」と、DMM Bitcoinでの現物取引におけるイーサリアムの最小発注数量は「0.001ETH」であると分かります。

https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/overview

つまり、DMM Bitcoinでの現物取引では、1ETH=15万円という交換レートと仮定すると、0.001ETHである150円から購入できるのです。ただし交換レートは常に変動しているので、実際に取引を行なう際には「イーサリアム/円(ETH/JPY)のリアルタイムチャート・レート(相場・価格)」を参照して、必要なだけの金額を確認しましょう。

https://bitcoin.dmm.com/trade_chart_rate_list/eth-jpy

口座開設や取引が手軽なDMM Bitcoin

イーサリアムを入手するなら、暗号資産交換業者から行なうのが手軽です。口座の開設や暗号資産取引をパソコンとスマートフォンの両方から行なえるところがほとんどです。 DMM Bitcoinも、日本の金融庁に登録を行った暗号資産交換業者(関東財務局長 第00010号)です。DMM Bitcoinでは、「現物取引」と「レバレッジ取引」のどちらでもイーサリアムを取引できます(どちらも取引手数料は無料)。日本円の入金・出金手数料、イーサリアムの入金・出金手数料も無料となっています。

イーサリアム基盤のブロックチェーンゲームの仕組みや開発方法は?

ブロックチェーンゲームで遊ぶだけではなく、自分でも作りたいという方もいるかもしれません。その場合は、イーサリアムやスマートコントラクトについて勉強すると良いでしょう。他のブロックチェーンに比べ、日本語による開発関連情報が比較的豊富なため、入門には最適です。

ブロックチェーンゲームは、スマートコントラクトを応用したものです。スマートコントラクトとは、仲介者を必要とせずに取引(契約)を自動実行してブロックチェーンに履歴を記録できる仕組みです。

イーサリアムであれば、スマートコントラクトを作成する場合と同様に、専用のプログラミング言語「Solidity(ソリディティ)を利用できます。また、Pythonというプログラミング言語に似ている「Vyper(バイパー)」も同時に注目されています。

ブロックチェーンゲームの未来を想像する

2019年9月、暗号資産関係の事務ガイドライン改正案に寄せられたパブリックコメントに対して、金融庁がNFTは暗号資産に当たらない旨の見解を発表しました。

もしもブロックチェーンの技術を使ったNFTが暗号資産とされた場合、ゲーム内のアイテムやキャラクターをNFTとして設計してしまうと暗号資産交換業者としての登録が必要になり、ゲーム開発者にとって負担となってしまうことでしょう。しかし先の金融庁の見解により「NFTが暗号資産ではない」点が示されたため、ブロックチェーンゲームの可能性を追求しやすくなったというわけです。

ブロックチェーン業界では、ゲーム(Game)と金融(Finance)を掛け合わせた「GameFi(ゲームファイ)」という言葉が登場してきています。前述したPlay-to-EarnはGameFiの一つです。これまでゲームはただの娯楽として捉えられてきましたが、今後は遊ぶことが収益につながる可能性があるとされています。このほかにも「Move-to-Earn(動いて稼ぐ)」や「Sleep-to-Earn(眠って稼ぐ)」などさまざまなゲーム性を持ったジャンルが生まれてきています。ブロックチェーンやNFTによって、こうした分野は投資家にも注目されており、今後の発展も期待できるかもしれません。

今後の課題

一方で課題もあります。

日本ではブロックチェーンゲームで取引されるトークンは数多くありますが、2022年7月時点では取引が難しい状況にあります。もし今後取引できるようになったとしても、ボラティリティの大きい暗号資産では損失に繋がってしまうこともあるでしょう。

また、イーサリアムでは、スケーラビリティ問題がついて回ります。人気が高まるほど処理能力が飽和し、手数料の高騰や送金遅延といった問題が発生します。現在はイーサリアム自体のアップデートや、イーサリアムと互換性のあるブロックチェーンに対応するなどしています。

ブロックチェーンゲームやNFTに関しては、2021年ごろからはバブルの様相を呈しており、ゲームに必要な暗号資産やトークン価格が上昇することで、純粋にゲームとして楽しみたいユーザーが参入しづらくなる状況に陥ることもあります。

暗号資産をやり取りするための知識が必要なゲームが多いことなど、まだまだ課題が多いともいえるでしょう。

まとめ

ブロックチェーンゲームとは、ブロックチェーン上でソフトウェアを動作させる仕組み「スマートコントラクト」を応用して生み出されたものです。

パソコンやスマートフォンのオンラインゲームとは違って、ゲームメーカーがサービスを停止した場合でもブロックチェーン上にゲームで得た資産やデータを保管(記録)し続けることができます。海外では、自分が保有するキャラクターやアイテムを他のプレイヤーと取引できるサービスが登場するほど注目されています。

ブロックチェーンゲームは、イーサリアム基盤のものが多く、遊ぶにはイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が必要になります。初心者の方は、まずDMM Bitcoinなど暗号資産交換業者で口座を開設し購入するといいでしょう。

ゲームで遊ぶだけでなく、作成する側に回ることも十分に可能です。イーサリアム基盤であれば、スマートコントラクトを作成する場合と同様に、専用のプログラミング言語Solidityが利用できます。

ブロックチェーンゲームは、ゲームプレイヤーと開発者の両方が、従来の暗号資産やブロックチェーンとはまた違った、新たな経済圏が生まれることを意識して活動していることも注目すべき点となっています。

DMM Bitcoinでの口座開設からイーサリアムなどの暗号資産の購入、出庫(外部への送付)までの流れにつきましては、「暗号資産(仮想通貨)取引はじめてガイド」をご参照ください。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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