イーサリアムの購入方法は?DMM Bitcoinでの買い方を紹介

イーサリアム
購入
2021-11-24 更新

暗号資産(仮想通貨)の世界において、ビットコインに次ぐ人気を誇っているのがイーサリアム(ETH)です。支払いといった価値の交換や保存が行えるだけではなく、DAppsや分散型金融(DeFi)など、プラットフォームとしての利用が進んでいます。ますます注目が高まるイーサリアムがどういった目的で使われる暗号資産なのか、どこで購入・取引できるのかなど、買い方について解説していきます。

イーサリアムの現物取引での買い方

イーサリアムは、支払いといった価値の交換や保存だけにとどまらず、スマートコントラクトやDAppsを開発できるなどブロックチェーンとしての側面でも人気となっています。さらに、今後のアップデートによる機能強化がうたわれており、将来性の高さも魅力といえるでしょう。そのイーサリアムを入手するにはどうすれば良いのでしょうか。

イーサリアムは、暗号資産交換業者から入手することができます。DMM Bitcoinも日本の金融庁に登録を行った暗号資産交換業者(関東財務局長 第00010号)です。DMM Bitcoinでは、「現物取引」と「レバレッジ取引」でイーサリアムの取引ができます

※2021年10月現在、現物取引、レバレッジ取引のどちらも取引手数料は無料です。ただし、BitMatch取引手数料は別途発生します。またレバレッジ取引に関しては建玉を翌営業日に持ち越すと、「建玉金額の0.04% / 日」のレバレッジ手数料が発生します。
また、DMM Bitcoinでは日本円の入金・出金手数料は無料です。本稿で紹介しているイーサリアムの入金・出金手数料も無料です※。

※銀行手数料はお客様負担となります。また、入金時はマイナーへの手数料が別途必要です。
※手数料についての最新情報は「手数料について」のページをご覧ください。

実際に取引を行なう口座の開設や暗号資産取引そのものをパソコンとスマートフォンのどちらからでも行なえる点もDMM Bitcoinの特長です。

まずは口座開設から始めてみましょう。DMM Bitcoinでの口座開設は「スマホでスピード本人確認」、「本人確認書類アップロード」と、2種類の本人確認方法があります。

スマホでスピード本人確認

スマートフォンを使った本人確認方法ではオンラインで本人確認を完結させることができます。まずは「口座開設」ボタンからお進みいただき、メールアドレスを登録します。次に基本情報を入力した後に、本人確認を行います。
「スマホでスピード本人確認」では、スマートフォンのカメラで本人確認書類や自身の顔写真をリアルタイムで撮影し、最後にマイナンバー確認書類の提出とSMS認証を行います。その後DMM Bitcoinにて口座開設審査が行われ、確認メールが届けば口座開設が完了です。本人確認書類1点(郵送で本人確認は2点必要)のみで、最短で1時間以内(7:00-22:00の間に口座開設申込をいただいた場合)にお取引を開始することができます。

本人確認書類アップロード

「本人確認書類アップロード」は認証コードをご自宅に郵送して手続きをする方法です。この方法でもまずはDMM Bitcoinのウェブサイトで「口座開設」ボタンからお進みいただき、メールアドレスを登録します。その後、本人確認書類の画像をアップロードします。「本人確認書類アップロード」では2点の書類提出が必要です。口座開設審査後、認証コードが登録した自宅住所に郵送されます。認証コードを入力すれば本人確認が完了し、口座が開設されます。
なお、本人確認に必要な書類や手続きの詳細については、「口座開設までの流れ」や「本人確認書類と送付方法について」をご参照ください。

「現物取引」とは?

暗号資産の取引には2種類あります。まずはそのひとつ「現物取引」の説明から始めましょう。

「現物取引」とは、売買の都度、日本円や暗号資産の受け渡しが発生する取引で、ユーザーが口座に入金した資金の範囲内で暗号資産を売買することができます。お店で現金で商品を購入(販売)するイメージと言えばわかりやすいと思います。最初に暗号資産を購入することからスタートし、その暗号資産の価格変動を見て売却して利益を得るといったことが可能です。具体的には、トレード口座に10万円が入金してあれば10万円分の暗号資産を購入でき、価格が値上がりしたタイミングで売却すれば差額の利益を得られるというわけです。

DMM Bitcoinでは、現物取引の対象暗号資産として、今回説明しているイーサリアムのほかにもビットコインやリップルなど複数の銘柄を取り扱っています。取扱い銘柄については「取引概要」のページをご覧ください。

「レバレッジ取引」とは?

もうひとつの暗号資産の取引方法として、「レバレッジ取引」があります。

レバレッジ取引は、「現物取引」とは違い、トレード口座に預け入れている資産(日本円や暗号資産)を「証拠金」とし、それを担保にして規定の倍率までの金額の取引が行なえる取引です。現物取引では売買の都度、日本円と暗号資産の受け渡しが必要ですが、レバレッジ取引では買建て(または売建て)と反対売買である決済売り(または決済買い)をセットにして、その差額のみを日本円で受け渡す「差金決済」である点が大きく異なります。DMM Bitcoinでは証拠金の2倍までの取引が可能なため、例えばトレード口座に10万円が入っているのであれば最大で20万円分の暗号資産を取引できます。

DMM Bitcoinのレバレッジ取引では、国内最多12種類の暗号資産を扱っています(2021年10月時点、国内暗号資産交換業者のWEBサイト調べ)。
レバレッジ取引の取扱い銘柄については、「取引概要」をご覧ください。

レバレッジ取引は、「空売り」(ショート)からも始められる

レバレッジ取引は、証拠金として日本円を預け入れておくことで、実際に暗号資産を保有していなくても「空売り」(ショート)からも取引を始められます。空売りとは、保有していない暗号資産を借りて売ることを言います。価格が下落傾向の時期に空売りし、さらに値下がりした段階で「買い」を実行して決済すれば、差額が利益となります。

現物取引では上昇相場での「買い注文」でしか利益を得ることはできませんが、レバレッジ取引では下落相場で「売り注文」を行うことで利益を狙うことが可能です。

イーサリアムとはどんな暗号資産(仮想通貨)?

そもそもイーサリアムとはどのような暗号資産なのかについても解説していきましょう。全世界に流通している暗号資産にはいくつか種類があり、ビットコインはその中でも代表格です。そしてビットコイン以外のすべての暗号資産は「アルトコイン」と呼ばれており、その中でも高い知名度を得ているものが「イーサリアム」(単位:ETH)です。暗号資産の人気度の目安のひとつとなる時価総額のランキングではおおむね第2位で推移しており(2021年10月現在)、日本国内でもファンが多い暗号資産だといえるでしょう。

イーサリアムは、もともとヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏という人物により考案されました。彼がイーサリアムを開発したのは弱冠19歳の時であり、天才との呼び声も高い人物です。現在、開発の主体となっているのはイーサリアム財団です。

あらゆる取引(契約)を自動実行するソフトウェア「スマートコントラクト」

イーサリアムは、ビットコインのように決済に活用できるだけではなく、独自アプリケーションにあたる「スマートコントラクト」を開発できる「プラットフォーム」となっている点が特徴です。

イーサリアムのブロックチェーン技術を利用して稼働しているアプリケーションは、分散型アプリケーション(DApps)と呼ばれています。こうしたアプリケーションは管理者を必要とせずに運用できるほか、データの整合性と安全性を高いレベルで確保できるようになっています。近年では、DAppsの応用例としてゲームが開発され世界的にも話題になりました。

2020年夏頃からは、中央管理者なしで融資や暗号資産の取引が可能となる分散型金融(DeFi)が話題となりました。DeFiもスマートコントラクトが使われています。

イーサリアムの過去の価格推移をチェックする

2017年から2021年半ば頃までのイーサリアムの値動き動向を、DMM Bitcoinの「イーサリアム/円(ETH/JPY)のチャート(相場)(現物)」を確認しながら紹介しましょう。

2017年

2月にEEA(イーサリアム企業連合)が発足し、イーサリアムをビジネスで活用しようとする企業同士によるアプリケーション活用プロジェクトが立ち上がったこともあり、期待が高まりました。そのため価格は上昇し、6月には1ETHが4万円半ばを超えることになりました。しかしその後、3万円程まで下がってしまいます。

さらに、7月には一時的に2万円を切るほどにまで下がりました。これは15万ETHが盗難を受けるハッキング事件「The Dao事件」が発生したことが理由とされています。その後には9月のアップデート「ビザンチウム」への期待からか値上がりを始め、最高値で1ETH=4万円を超えるようになりました。ただし、中国から暗号資産規制のニュースが報じられたことなどから、市場全体の冷え込みとともにイーサリアムの価格が下がっていってしまいました。

ビザンチウムの稼働が予定通り9月に実施されたため徐々に価格は回復していき、さらに暗号資産市場が盛り上がったこともあって12月には1ETH=10万円近くまで高騰しました。

(https://bitcoin.dmm.com/trade_chart_rate_list/eth-jpy)

2018年

年が明けて1月には、全体的な暗号資産高騰の波に乗って1ETH=17万円ほどにまで値上がりしました。ただしこの後、イーサリアムだけでなく多くの暗号資産が下落に転じてしまいます。加えて、3月に暗号資産規制について国際的な話し合いの場が持たれたこともあってか、さらに相場は下落していき、4月には最安値で4万円を切ることもありました。その4月にイーサリアムの改善案が発表されたことから、1ETHが9万円近くなるといった回復を見せました。

その後の2018年後半は徐々に値を下げていってしまい、12月には2万円を割る価格となっています。ただ、これは暗号資産全体の市場の傾向でありイーサリアムが特別値下がりしたというわけではありません。

(https://bitcoin.dmm.com/trade_chart_rate_list/eth-jpy)

2019年

2019年に入っても価格に大きな変動はありませんでした。これは、1月に予定されていたアップデートが延期されたことと関係が大きいようです。そのアップデートが2月末頃に実施されるという情報が流れたことから、徐々に上昇を開始します。アップデートが3月頭に完了し、4月には2万円を超え、5月には3万円を超えるなど徐々に上昇しています。

その後は少し下がり、さらなるアップデート「イスタンブール」が11月へと延期されたことから多少の値動きはありましたが、1ETH=2万円前後で安定しました。

(https://bitcoin.dmm.com/trade_chart_rate_list/eth-jpy)

2020年

2020年に入ってすぐの1月2日には、「ミュア・グレイシャー(ムーア・グレイシャー)」というアップデートが実施されました。内容は、現行のイーサリアム 1.x系のマイニング難易度調整メカニズムである「ディフィカルティボム」の発動を、イーサリアム 2.0の運用が開始されるまで遅らせるというものです。これにより、イーサリアム1.xから2.0に移行する際にチェーンが分裂するリスクをなくすことができるのです。同様のアップデートは、2.0の実装が延期するたびに行なわれてきました。今後も、ミュア・グレイシャーと同内容のアップデートが実施される可能性はあります。

2月からは、イーサリアムそのものではなく時事問題によって大きな価格変動が続いています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大や原油価格の下落といった影響により、3月18日には1ETH=1万2000円を割るほどまで下がりました。

一方で2020年は分散型金融(DeFi)の台頭によってイーサリアムの価格に好影響を及ぼし徐々に回復し、9月には5万円付近まで上昇しました。さらに、年末にかけてはイーサリアム2.0が開始されたことや暗号資産市場全体の盛り上がりによって7万円を超えました。

(https://bitcoin.dmm.com/trade_chart_rate_list/eth-jpy)

2021年

2021年に入った後もイーサリアムは5月まで右肩上がりを続け、2018年1月に記録した1ETH=15万円を軽々と超え、一時40万円まで上昇しました。特に5月に至っては30万円を突破後、わずか1週間ほどで40万まで急上昇しました。

こうした上昇は機関投資家の関心の高まりにあるとされています。さらに欧州投資銀行が米大手金融機関と共同で1億2000万ドルの債券を発行することを発表したほか、DeFiが継続的に成長していることも価格の急騰を後押ししました。

しかし、5月中旬にビットコインが暴落すると、イーサリアムも急落。20万円台まで価格を下げました。

(https://bitcoin.dmm.com/trade_chart_rate_list/eth-jpy)

大規模アップデート「セレニティ(イーサリアム2.0)」が進行中

(https://bitcoin.dmm.com/trade_chart_rate_list/eth-jpy)

今後のイーサリアムの将来性、また価格動向への影響が考えられる要素としては、イーサリアムを次の段階へと移行させる「セレニティ(イーサリアム2.0)」の進捗状況でしょう。

2020年12月に始まったイーサリアム2.0への移行による大きな変化は、コンセンサスアルゴリズムを従来の「プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work:PoW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake:PoS)」に移行する点にあります。プラットフォーム型の暗号資産であるイーサリアムは、ブロックチェーン上でより多くのデータを処理しなければいけません。PoWを採用している現状ではスケーラビリティ問題を抱えてしまっているため、その解決を図ることを目指しているのです。

さらに、こうしたアップデートと同時に、「Plasma」(プラズマ)や「Sharding」(シャーディング)といったといったプロジェクトも進んでいます。Plasmaは、メインで使用されているブロックチェーンの他に別のブロックチェーンを使って処理を効率化する仕組み「サイドチェーン」を導入するというものです。またShardingは、マイニングをより効率良く行なえることを目指しています。

イーサリアム1x系のアップデート「ロンドン」も2021年8月に実施

現行のイーサリアム 1.x系のアップデートとして、2021年8月に「ロンドン」が実施されました。

イーサリアムはDeFiの急速な普及によって、トランザクションを承認するための手数料(「ガス代)と呼ばれます)が高騰する問題が起きています。「ロンドン」にはこの手数料高騰を改善する提案である「EIP1559」が含まれることで問題解決を図りました。

これまで、トランザクションを早く処理してもらいたいユーザーは、高い手数料をマイナーに支払うことで優先的に処理してもらえる仕組みになっていました。EIP1559はこの仕組みの代わりにネットワーク全体に適用される標準手数料を採用し、ネットワークが混雑している時には上昇し、空いている時には下がるという設計になりました。

また、一部の手数料はマイナー報酬になるのではなく、バーン(焼却)されます。これまではマイナー報酬が売り圧力となることが懸念されていましたが、これによってイーサリアムの供給量が減り、イーサリアムの価格の上昇圧力となることが期待されます。

暗号資産(仮想通貨)取引のリスクとは?

DMM Bitcoinの暗号資産取引は、少額から手軽に始められますが、価格の変動を利用し利益を得る構造のため、リスクが生じることも認識しておく必要があります。例えば、時事問題やアップデートなどで価格が大幅に変動する可能性がある点がまず挙げられるリスクでしょう。今回紹介したイーサリアムもその例外ではありません。

時事問題により、突発的に価格が上下動する可能性

暗号資産は、世界情勢などの時事問題の影響を受け価値が変動する可能性があります。

2019年の日中貿易戦争、中国が2019年10月に発表したブロックチェーン技術推進の意向、2020年1月に発生したアメリカとイランの政治的対立など、時事問題でイーサリアムなどの暗号資産の価格が変動する機会が増えています。さらに2020年3月以降は、新型コロナウイルスの悪影響や世界経済の不安定化によって、イーサリアムの価格が大きく変動しました。

暗号資産の取引を行なう際は、暗号資産そのものだけではなく、株式や原油価格、各国の経済・政治動向なども含めた最新情報をできる限り広くこまめに確認するよう心掛けましょう。

大規模アップデート前後で価格が不安定になる可能性

イーサリアムの場合、大規模アップデートの前後で価格が変動する可能性が大きいといえます。上昇するのか下降するのかはアップデートの内容によりますが、注意が必要なことには変わりありません。日々のニュースなどをこまめにチェックするように心掛けましょう。

暗号資産取引に由来するリスク

暗号資産全体の傾向としては価格の変動幅を表す「ボラティリティ」が高いのですが、これは利益を生み出す可能性があると同時に、損失が発生してしまう可能性もあると言えます。また、暗号資産取引にはストップ高・ストップ安という値幅制限の仕組みがないため、ボラティリティの高さと相まって利益と損失が大きくなる可能性も理解しておく必要があります。

イーサリアムの購入・買い方、取引まとめ

イーサリアムは、ビットコインに次ぐ知名度と時価総額を誇る暗号資産で、日本国内でも人気はトップクラスです。暗号資産としての側面だけでなく、独自のトークンやスマートコントラクトを開発できる「プラットフォーム」である点も重視されています。

DMM Bitcoinではイーサリアムの「現物取引」と「レバレッジ取引」が可能です。取引を行う際には、2020年12月から始まった大規模アップデート「イーサリアム2.0(セレニティ)」のスケジュールにも注目しましょう。

また時事問題により、価格が大きく変動する可能性がある点にも気をつける必要があります。過去の価格推移を確認するほか、最新情報を収集し冷静に取引を行なうように心掛けましょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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