リップルの買い方は?DMM Bitcoinでの購入方法を紹介
リップル(単位:XRP)は国際送金に特化した暗号資産(仮想通貨)として知られており、日本でも取引量が多く高い人気を持つ暗号資産です。従来の国際送金は非常にコストと時間がかかるものでしたが、リップルでは独自のコンセンサスアルゴリズムを導入することで、より速く低コストな国際送金を可能にしています。今回は、リップルの特長を確認しながら、DMM Bitcoinでの購入方法を確認していきます。
暗号資産(仮想通貨)リップルの特徴とは?
リップルは取引量の多い暗号資産として、日本でも知られています。リップルはビットコインをはじめとする他の暗号資産とは異なる哲学や特長を備えており、それが人気の理由にもなっています。
管理主体が存在する中央集権型の暗号資産(仮想通貨)
リップルは、リップル社(Ripple Inc.)というアメリカに拠点を置くソフトウェア企業が実質的な管理主体となっており、中央集権的な管理体制を採用しています。この点は、ビットコインやイーサリアム(ETH)のような管理主体のいない暗号資産と大きく異なる点です。
高速かつ安価な国際送金の実現に向け発行されている
リップル社の目的は、高速で安価な国際送金の実現です。そのためにリップル社は「RippleNet」という国際送金ネットワークを開発・提供しています。RippleNetは、暗号資産であるリップルや、国際送金をスムーズにするための技術である「オンデマンド流動性(ODL:On-Demand Liquidity 旧xRapid、xCurrent)」が使われています。すでに紹介した通り、暗号資産としてのリップルはRippleNetの機能の一部として利用されており、国際送金のプロセスを円滑にする役割を担っています。
これまでの国際送金といえば、非常に手数料が高い上に時間がかかるものでした。一度の送金で数日かかることもしばしばです。しかし、リップルは通貨と通貨の橋渡しのような存在(ブリッジ)として機能することでより速く、より安い国際送金を可能にします。例えば、日本からアメリカへと国際送金を行う際には「日本円⇔リップル⇔米ドル」のように、両国の通貨を橋渡しするブリッジ資産として機能することを目標としています。
ビットコインとの大きな違いは「独自コンセンサスアルゴリズム」
リップルが高速かつ安価な国際送金を実現できている理由は、独自のコンセンサスアルゴリズム「XRP LCP」(XRP Ledger Consensus Protocol)にあります。このアルゴリズムは、「バリデーター」という承認者の80%以上が正当だと判断した取引のみが、合意形成されたものとして扱われます。
このアルゴリズムの大きな長所は、取引の承認に時間がかからないという点にあります。これらの長所を理解するには、ビットコインのコンセンサスアルゴリズムである「プルーフ・オブ・ワーク」(Proof of Work、「PoW」と略されます)と比較すると分かりやすいでしょう。プルーフ・オブ・ワークは、総当たりでハッシュ計算を行うことでブロックを生成し、そのブロックに格納された取引データを承認するというルールを採用しています。
しかし、ビットコインのプルーフ・オブ・ワークは1つのブロックが平均10分で生成されることになっており時間がかかる上に、取引が確定するファイナリティ(決済完了性)がないという欠点を持っています。ファイナリティがないとは、資金を送信してもその資金が確かに相手のものとなったと確定できないという性質です。プルーフ・オブ・ワークの場合、最も長いブロックチェーンが正しいチェーンであるとするルールがありますが、現在正しいとされているチェーン以外にもっと長いチェーンが急に登場する可能性が否めません。そうすると改ざんの可能性は残ります。そのため、ファイナリティが得られたとは必ずしも言えないのです。
しかし、これでは国際送金やビジネスで決済する場合に非常に不便です。そこでリップルのコンセンサスアルゴリズムでは、取引の承認を不特定多数ではなく、決められた主体が行うことで、承認の高速性とファイナリティを持たせています。
なお、リップル社は将来的にバリデーターをよりオープンにし、「非中央集権化」への動きも模索しています。すでにリップルを各国の金融機関に配布することで管理者を分散する動きがあります。そのため、今後リップルのコンセンサスアルゴリズムが変わっていく可能性はあるでしょう。
リップルの過去の価格動向を把握する
リップルは、数ある暗号資産の中でも時価総額が大きなものの1つであり、時価総額のランキングは3位から4位の間で推移しています(2020年9月現在)。
「リップル/円(XRP/JPY)のチャート(相場)(現物)」を見てみると、2017年後半の暗号資産バブルの時は一時400円を超える高値を記録したものの、2018年は50円前後で変動したことが分かります。
2019年に入ると、6月には50円を超えたものの、その後は下落を続け、2019年末には20円台まで下がり続けました。
2020年に入っても価格は下がり続け、一時は10円台に突入しました。しかし、7月に暗号資産市場全体が上昇したことを受けて、2020年9月には30円付近まで急騰しました。現在はバブル期に比べると、相場は比較的落ち着いています。
リップルは、DMM Bitcoinでも取引できる
暗号資産交換業者であるDMM Bitcoinでは、ビットコインやイーサリアムに加えて、「現物取引」「レバレッジ取引」でリップルを売買できます。日本円の入金・出金手数料は無料で、現物取引、レバレッジ取引もそれぞれ取引手数料無料で利用できます(※但しBitMatch注文を除く。また、レバレッジ取引ではポジションを翌日まで持ち越した場合、建玉金額の0.04%/日のレバレッジ手数料が発生します)。また、リップルの入庫・出庫手数料も無料です。パソコンとスマートフォンのどちらでも、口座開設やリップルの売買を行えます。
DMM Bitcoinであれば、手数料や利用できる端末を含め、様々な点で手軽にリップルの取引を始めることが可能です。
DMM Bitcoinでの口座開設方法
リップルを購入するために、まずは口座開設から始めてみましょう。DMM Bitcoinでの口座開設は本人確認の方法によって「スマホでスピード本人確認」、「郵送で本人確認」と2種類の本人確認方法があります。
スマホでスピード本人確認
スマートフォンを使った本人確認方法では、まずメールアドレスを登録(STEP1)します。次に本人情報を入力した後に、スマートフォンのカメラで本人確認書類や自身の顔写真をリアルタイムで撮影し、最後にSMS認証を行います(STEP2)。その後DMM Bitcoinにて口座開設審査が行われ、確認メールが届けば口座開設が完了(STEP3)です。本人確認書類1点(郵送で本人確認は2点必要)のみで、最短で当日に口座開設が可能です。
郵送で本人確認
郵送での本人確認もまずはメールアドレスを登録(STEP1)します。その後、本人確認書類の画像をアップロード(STEP2)します。口座開設審査後、認証コードが登録した自宅住所に郵送されます。認証コードを入力すれば本人確認が完了し、口座が開設(STEP3)されます。
なお、本人確認に必要な書類や手続きの詳細については、「口座開設までの流れ」をご参照ください。
「クイック入金」なら、24時間365日リアルタイムで入金できる
口座が開設できたら、暗号資産を購入するためにウォレット口座に日本円を入金します。ウォレット口座はご自身の資産を預かるための口座ですので、マイページの「口座振替」より、ウォレット口座から取引のためのトレード口座に日本円の振替をします。ここまでの手続きを経て、初めて暗号資産の購入(取引)が可能になります。
入金方法は、通常は暗号資産交換業者が指定する銀行口座に振り込みますが、「クイック入金」を利用することで、24時間365日リアルタイムかつ手数料無料で入金ができるサービスもあります。
通常の振込では取引口座に最短5分で反映されますが、クイック入金はリアルタイムで取引口座に反映されるので、最短で当日の取引が可能になります。素早く取引を開始したい場合は、クイック入金がお勧めです。
参考コラム:「入金から出金までのお取引の流れ」
リップルの「現物取引」
現物取引とは、顧客と暗号資産交換業者との間で取引が行われるたびに、現金と暗号資産の受け渡しが行われる取引です。また、現物取引は顧客が暗号資産交換業者に預け入れている資金(暗号資産を含む)の範囲内でしか取引できず、保有していない暗号資産を売却することもできません。
DMM Bitcoinでは、リップル以外にも、ビットコイン、イーサリアムの合計3種類の暗号資産を現物取引で売買できます(2020年11月現在)。
交換レートが1XRP=30円の場合、DMM Bitcoinの現物取引では300円から購入できる
リップルを取引する際には、購入できる最低限度の数量を示す「最小発注数量」にまず注目するといいでしょう。実際にリップルなどの暗号資産を購入する際には、50万円や100万円といった金額を用意する必要はなく、自分が用意できる資金に合わせて購入できるようになっています。
例えば、DMM Bitcoinの現物取引におけるリップルの最小発注数量は、「暗号資産(仮想通貨)取引銘柄」一覧表によると「10XRP」です。
1XRP=30円という交換レートの場合、DMM Bitcoinの現物取引では300円から購入できます。また実際に取引を行う際には、「リップル/円(XRP/JPY)のチャート(相場)(現物)」を確認するようにしましょう。
リップルの「レバレッジ取引」
レバレッジ取引とは、損失時の決済に備える一定額の資金(証拠金)を担保に、それより大きな金額で売買できる取引を指します。またDMM Bitcoinのレバレッジ取引では、現物取引と違い、取引ごとの現物(暗号資産)の受け渡しは行われません。暗号資産を売買(新規注文と決済注文)したときの「差額の現金(日本円)のみ」を決済時に受け渡す「差金決済」取引となっています。
レバレッジ取引では、少額からでも暗号資産の取引を始めることが可能です。
例えばDMM Bitcoinのレバレッジ取引では、資金が10万円であれば40万円分の取引が可能です。ただし、暗号資産取引には後述するようなリスクもあるため、しっかり管理をした上で行う必要があります。
DMM Bitcoinではリアルタイムで提示されるレートを任意のタイミングで発注するストリーミング注文や現在のレートより有利なレートを指定して発注する指値注文、その反対に現在のレートより不利なレートを指定して発注する逆指値注文のほか、様々な取引形態がPC上とアプリから行えます。
また、1タップで新規ストリーミング注文が可能なスピード注文なども可能です。
詳しくはPC版取引システムの操作マニュアルやスマートフォン版取引システムアプリの操作マニュアルをご確認ください。
DMM Bitcoinでは、リップルはじめ、合計で国内最多11種類の暗号資産でレバレッジ取引を行えます(2020年11月現在、国内暗号資産交換業者のウェブサイト調べ)。
暗号資産取引にはリスクもある
暗号資産の取引は、メリットだけでなく、リスクがあることを認識しておく必要があります。リップル特有のリスクも含め、3点について注意を払うよう心がけましょう。
リップル社の動向
リップルの取引を行いたい場合は、リップル社の動向について最新情報を得る必要があります。すでに紹介した通り、リップルはリップル社が提供している国際送金ソリューションの1つとしても利用されています。リップル社が今後どのようにリップルを広めていくのか、その事業戦略や公式の発表などが価格に影響する可能性が高いため、こまめな情報収集を行いましょう。
特にXRPの価格の値動きで重要なのが、毎年10月〜11月ごろに開催される大型カンファレンスの「Swell」です。例年開催前に価格が上がり、開催中に下がり続ける「噂で買い、ニュースで売る」という現象が起きています。Swellではリップル社の最新の製品発表などが行われることも注目です。
「ボラティリティ」の高さ
2点目は、暗号資産自体が、価格の変動幅を示す「ボラティリティ」が高い点です。ボラティリティが高いと価格が急に上昇したり、下落したりといった値動きが起こりやすくなり、想定していなかった損害を被ることもあるでしょう。
ストップ高・ストップ安の仕組みがない
3点目は、ストップ高・ストップ安の仕組みがない点です。株式取引の場合、短期間で極端な値動きをした場合は、ストップ高やストップ安のようなリミットが設定されています。しかし、暗号資産の場合、このような値動きの上限や下限は設定されていないため、短期間で価格が急落しても制限がかかりません。この点にも注意しておく必要があるでしょう。
まとめ
リップルは取引量の多い暗号資産として、日本でも知られています。リップルは、リップル社という管理主体が存在する中央集権型の暗号資産であり、高速かつ安価な国際送金の実現に向けて発行されています。
リップルが高速かつ安価な国際送金を実現できている理由は、取引の承認に時間がかからないという点が特徴的な独自のコンセンサスアルゴリズム「XRP LCP」(XRP Ledger Consensus Protocol)にあります。
暗号資産交換業者であるDMM Bitcoinでは、ビットコインやイーサリアムに加えて、「現物取引」「レバレッジ取引」でリップルを売買できます。1XRP=30円という交換レートの場合、DMM Bitcoinの現物取引では300円から購入できます。
リップルはビットコインをはじめとする暗号資産と異なる性質を備えているため、リップル社の動向について最新情報を得る必要があります。リスクを把握し抑えつつ、リップルの現物取引やレバレッジ取引を行っていきましょう。
リップルについて興味を持った方は「「リップル」の特徴は?その仕組みやどこで買えるのかを解説」もご覧ください。
※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。
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