暗号資産(仮想通貨)交換業者とは?取引所と販売所の違いも解説

仮想通貨
取引所
2021-01-13 更新

投資や決済手段として注目を浴びている暗号資産(仮想通貨)。購入・売却するには、「暗号資産交換業者」を通じて行なうのが一般的です。取引所」とも呼ばれる暗号資産交換業者は、取引をするうえで必要になる様々な情報を提供しているほか、取引を手軽に行なうための便利なツールを用意しています。とはいえ、初心者からすると何が便利なのか、そもそも暗号資産交換業者とは一体何なのかという疑問があったりすることでしょう。ここでは、暗号資産交換業者であるDMM Bitcoinを例に、それらについて解説するとともに、暗号資産を売買できるサービスである「取引所方式」と「販売所方式」の違いについても解説します。

暗号資産(仮想通貨)交換業者とは?

普段使用している貨幣や紙幣といった実際の物としての形がある日本円などの法定通貨に対し、インターネット上でのみ流通しているのが暗号資産です。暗号資産にはビットコインを含めさまざまな種類の暗号資産(アルトコイン)があり、それらを取引できるサービスを提供している企業が暗号資産交換業者です。

日本の暗号資産交換業者は、金融庁・財務局に登録を行なった上でなければ日本国内居住者向けに暗号資産の取引サービスを提供することができません。DMM Bitcoinも、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者(関東財務局長 第00010号)です。

「取引所」と「販売所」の違い

暗号資産交換業者での売買では「販売所方式」と「取引所方式」があります。販売所方式では取引相手は暗号資産交換業者となります。例えばDMM Bitcoinが提示した価格で売買するのが販売所方式です。一方で、売買の取引相手が他の顧客で、価格が顧客同士の需給によって決定するのが取引所方式です。取引所方式では注文量が表示される「板」を使って取引が行われます。なお、DMM Bitcoinでは販売所方式のサービスを提供しています。

暗号資産(仮想通貨)の2種類の取引方法、「現物取引」と「レバレッジ取引」

暗号資産交換業者が提供する取引方法は、大きく分けて2種類あります。それが「現物取引」と「レバレッジ取引」です。

「現物取引」

「現物取引」とは、法定通貨(日本円)で実際に暗号資産を購入・売却できる取引です。取引のたびに現金と暗号資産の受け渡しを行います。

現物取引の場合、自分の口座に入金した金額以上のビットコインを購入することはできません。ビットコインを売却する場合は、自分が実際に保有している数量のみを売却できます。

DMM Bitcoinの現物取引で購入できる暗号資産は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)の3種類になります(2020年11月現在)。それぞれの暗号資産について簡単に説明しておきましょう。

ビットコイン(単位:BTC)

サトシ・ナカモト」が2008年11月に発表した論文をもとに開発が始まり、2009年1月より運用が始まった、最も知名度が高い暗号資産です。中心的な組織・システムなどを置かず、ユーザー同士を直接結び、データをやり取りする「P2P」(ピアツーピア)ネットワーク上で運用されています。このネットワーク上で複数のトランザクション(暗号化した取引データ)をまとめたブロックを1つのチェーン(鎖)につなぎ記録していくというブロックチェーン技術を採用しています。発行上限数量は2,100万BTCに定められています。

イーサリアム(単位:ETH)

2015年から運用が開始されました。技術基盤となっているブロックチェーン上に、取引情報だけではなく契約内容を記録できるスマートコントラクトという機能を構築できることが特徴です。ブロックチェーン技術を使って誰でも自由にDapps(中央管理者がいなくても稼働する分散型アプリケーション)を作成できます。

リップル(単位:XRP)

管理主体が存在しないビットコインと異なり、アメリカのリップル社が管理主体となっている中央集権型の暗号資産です。スケーラビリティ問題を解決し、取引の承認にかかる時間が短縮されています。銀行間送金を含め、あらゆる通貨の橋渡しをするブリッジ通貨としての役割を担うことが期待されています。

「レバレッジ取引」

「レバレッジ取引」では、損失時の決済に備える一定額の資金(証拠金)を担保に、それより大きな金額の取引を行えます。また、取引ごとの現物(暗号資産)の受け渡しは行われません。暗号資産を売買(新規注文と決済注文)したときの「差額の現金(日本円)のみ」を決済時に受け渡す「差金決済取引」となっています。

例えば10万円の資金がある場合、現物取引では10万円分までの取引しかできません。一方レバレッジ取引では、10万円を証拠金として、レバレッジ倍率分(2020年11月現在、DMM Bitcoinの場合、最大4倍(2021年4月28日以降は2倍))の金額の取引が可能です。

DMM Bitcoinのレバレッジ取引では、先に挙げた3種類の暗号資産に加え、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ネム(XEM)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)といった8種類の暗号資産を含めた11種類の暗号資産の取引ができ、レバレッジ取引の取扱暗号資産の種類は、国内の暗号資産交換業者では最多となっています(2020年11月現在、国内暗号資産交換業者のWEBサイト調べ)。

口座開設は、パソコンとスマートフォンのどちらでも行える

DMM Bitcoinにおいて、暗号資産を取引するための口座を開設する手続きは、WEBサイトを通じてパソコンとスマートフォンのどちらからでも手軽に行えます。「口座開設までの流れ」で紹介しているように、本人確認の方法によって、「スマホでスピード本人確認」と「郵送で本人確認」の2種類があります。

「スマホでスピード本人確認」では、メールアドレスを登録してから指定された基本情報を入力後、スマートフォンのカメラで本人確認書類の撮影や自身の顔写真をリアルタイムで撮影し、最後にSMS認証を行います。その後、DMM Bitcoinにて口座開設審査が行われ、確認メールが届けば口座開設が完了です。本人確認書類が1点(「郵送で本人確認」は2点必要)で良く、最短で当日に口座開設が可能です。

暗号資産(仮想通貨)は、少額から購入できる

ビットコインなどの暗号資産の取引では、大きな額の資金が必要なわけではありません。暗号資産交換業者が各暗号資産に設定している「最少発注数量」に合わせて、少額から取引が可能です。DMM Bitcoinでは「取引概要」ページの一覧表で確認できます。

最小発注数量とは、その暗号資産を購入・売却できる最低限度の数量を示しています。「暗号資産(仮想通貨)取引銘柄」の「現物」(現物取引)表では、ビットコインの最小発注数量は「0.001BTC」(BitMatch注文は「0.01BTC」)となっています。

例えば1BTC=100万円という交換レートの場合、DMM Bitcoinの現物取引(BitMatch注文を除く)では1,000円(0.001BTC)からビットコインを購入できます。

パソコンとスマートフォン向けに、使いやすい取引ツールを提供

DMM Bitcoinでは、暗号資産取引のためのツールとして、パソコン向けの「PC版取引システム」と、スマートフォン向けの「スマートフォン版取引システムアプリ」を用意しています。どちらも、暗号資産の「現物取引」と「レバレッジ取引」の両方に対応していますので、状況に合わせて使い分けるといいでしょう。

「PC版取引システム」は、レイアウトをカスタマイズ可能なので、自分好みの配置を作り出せます。チャート機能が充実している点もポイントです。

「スマートフォン版取引システムアプリ」は、iOS用とAndroid用の両方が提供されているネイティブアプリです。使い慣れたスマートフォンでいつでもどこでもタッチ操作で手軽に取引できるうえ、PC版取引システムに匹敵するほどの機能を搭載しています。

サービス提供時間は24時間365日

DMM Bitcoinのサービス提供時間は、土日や祝日を含む24時間365日です(メンテナンス時間は除く)。取引における「1日」の区切り(計算区域)は、午前7時~翌午前6時59分になります。例えば、仕事を終え帰宅してから取引を行う、週末だけ取引するなど、暗号資産取引の初心者の方でも、自分のライフスタイルに合わせる形で取引を行いやすくなっています。

365日問い合わせが可能なサポート体制

DMM Bitcoinでは、土日も含めた365日問い合わせが可能です。問い合わせは、専用フォームからのほか、LINEからも行えます。「よくあるご質問」ページでは、問い合わせが多い情報に加え、暗号資産取引を行う上で参考になる基本的知識についてもまとめられているので、初心者の方は一度目を通しておくとよいでしょう。

暗号資産(仮想通貨)の売買・取引にかかわる手数料

DMM Bitcoinでは、口座への入出金手数料は無料です。ただし、口座に入金する時に銀行からの振り込みを使う場合の振込手数料はお客様負担になります。暗号資産の入出庫ついても、DMM Bitcoinに支払う手数料は無料です(入庫時はマイナーへの手数料が別途必要です)。

また、現物取引とレバレッジ取引の取引手数料も無料である点も覚えておきましょう(ただし、BitMatch取引手数料は別途発生します。詳しくは「暗号資産(仮想通貨)取引の手数料について」をご参照ください。また、レバレッジ取引ではポジションを翌日まで持ち越した場合、建玉金額の0.04%/日のレバレッジ手数料が発生します)。

暗号資産(仮想通貨)取引に関するリスクの明示

暗号資産取引では、利益を得られる可能性がありというメリットと同時にリスクも存在しています。DMM Bitcoinでは、そうしたリスクを「暗号資産(仮想通貨)取引に関わるリスク」ページで明示しています。

紹介されているリスクは、暗号資産そのもの、暗号資産取引、レバレッジ取引、法令・税制などそれぞれについて仕組み上発生しうるものです。典型的な例を明示しているため、リスクを回避する方法を検討・考慮する際に参考になるでしょう。

DMM Bitcoinは金融庁登録の暗号資産(仮想通貨)交換業者

DMM Bitcoinは、日本の金融庁・財務局に登録を行なった、日本居住者向けに暗号資産取引サービスを提供する暗号資産交換業者です。

DMM Bitcoinの場合、パソコンとスマートフォンのどちらからでも口座開設や暗号資産取引を行えるほか、日本円の入出金・暗号資産の入出庫の手数料が無料となっています。

暗号資産取引は少額から行えるので、リスクについても把握しつつ、無理のない範囲で余剰資金を使って運用していくといいでしょう。

DMM Bitcoinでの口座開設からお取引までの流れについては、「暗号資産(仮想通貨)取引はじめてガイド」にわかりやすく記載されています。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

関連記事

今、仮想通貨を始めるなら
DMMビットコイン