ビットコイン取引における「空売り」とは?レバレッジ取引も紹介

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空売り
2019-10-02 更新

仮想通貨交換業者を介したビットコイン取引では、「レバレッジ取引」という取引方法を利用できます。レバレッジ取引とは、証拠金を担保に、それより大きな金額の取引ができる取引を指します。また、仮想通貨を売買(新規注文と決済注文)したときの「差額の現金のみ」を決済時に受け渡す「差金決済」取引となっていること、仮想通貨を売却する取引(新規売り)から行う「空売り」(ショート)と呼ばれる取引を行えることが特徴となっています。レバレッジ取引や空売りがどのようなものなのか、解説しましょう。

ビットコインの取引方法は?

ビットコインをはじめとする仮想通貨の手軽な入手方法は、日本国内でサービスを提供する仮想通貨交換業者から購入(取引)することです。この仮想通貨交換業者とは、日本の金融庁・財務局に登録を行い、日本国内居住者向けに仮想通貨取引サービスを提供している業者を指します。

これら仮想通貨交換業者は、ある一定の安全基準を満たしていることが金融庁によって証明されており、厳しい審査を通過した仮想通貨交換業者のサービスの質は高く、ビットコイン取引に最適な事業者だといえます。例えばDMM Bitcoinも、その仮想通貨交換業者(関東財務局長 第00010号)です。

また、仮想通貨交換業者でビットコインを取引する方法には「現物取引」と「レバレッジ取引」があり、DMM Bitcoinでもこの2種類を利用できます。

ビットコインの「現物取引」

現物取引とは、顧客と仮想通貨交換業者との間で、購入・売却といった取引を行うたびに、現金と仮想通貨の受け渡しを行う取引です。

現物取引の場合、仮想通貨交換業者上の自分の口座に入金した金額以上のビットコインを購入することはできません。現物取引は、自分の財布にある金額だけを使って物やサービスを購入するという、普段の買い物に近い感覚の取引といえるでしょう。またビットコインを売却する場合は、自分が実際に保有している数量のみを売却できます。

DMM Bitcoinの現物取引で購入できる仮想通貨は、ビットコイン(通貨単位:BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)の3種類となっています(2019年8月現在)。

BTC ETH XRP

ビットコインの「レバレッジ取引」

レバレッジ取引とは、損失時の決済に備える一定額の資金(証拠金)を担保に、それより大きな金額の取引ができる取引を指します。

DMM Bitcoinのレバレッジ取引では、先に挙げた3種類の仮想通貨に加えて、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、イーサクラシック(ETC)、ビットコインキャッシュ(BCH)という4種類の仮想通貨を含めた合計で国内最多※7種類の仮想通貨でレバレッジ取引を行えます(※2019年6月現在、国内仮想通貨交換業者のウェブサイト調べ)。

BTC ETH XRP XEM LTC ETC BCH

レバレッジ取引の詳細

DMM Bitcoinのレバレッジ取引では、現物取引と違い、取引ごとの現物(仮想通貨)の受け渡しは行われません。仮想通貨を売買(新規注文と決済注文)したときの「差額の現金(日本円)のみ」を決済時に受け渡す「差金決済」取引となっています。

差金決済では、取引の際に取引金額の全額を用意する必要はありません。しかし、取引によって損失が生じた場合でも決済できるよう、「証拠金」と呼ばれる一定額の資金を預け入れる必要があります。この仕組みにより、顧客は預け入れた資金の金額以上の取引が可能となっており、これをレバレッジ効果と呼んでいます(「レバレッジ」は、日本語では「てこ」を意味します)。

「レバレッジ取引」では「空売り」(ショート)が行える

「空売り」とは何か?

レバレッジ取引では、仮想通貨を購入する取引(新規買い)からだけではなく、仮想通貨を売却する取引(新規売り)からも取引できます。これは「空売り」(ショート)と呼ばれています。

例えば、仮想通貨の価格が下落傾向にある際に、ビットコインを実際に保有していない状態でも「現在の価格で売る」(新規売り)という指示を出せます。そして、価格下落後に「現在の価格で買う」(買い戻し)という注文を入れると、売却価格と購入価格の差額が利益となります。

DMM Bitcoinのレバレッジ取引でもビットコインの空売りが可能です。価格下落時に新規「売り」と決済時に「買い」を実行し、その差額を利益として確定させ、日本円の受け渡しを行えます。レバレッジ取引は、ビットコインの価格下落時にもその差額を利益に変えられる点で、現物取引と大きく異なっているのです。

「追証」とは?

レバレッジ取引によって損失が生まれた場合、仮想通貨交換業者によっては、証拠金に関して定められた割合を維持するため「追加証拠金」の入金が求められます。「追証」とは、この追加証拠金の略称です。追証として証拠金を積み増すことで継続して取引できるようになります。

ただし、仮想通貨交換業者ごとに追証の規定は異なっており、DMM Bitcoinでは追証を求められることはありません。その代わりに、証拠金維持率が100%未満になると注意を促すメールが顧客に送信されます。

「ロスカットルール」とは?

ロスカットルールとは、レバレッジ取引において、ポジションの含み損(決済前の損失・計算上損をしている状態)が大きくなり損失が一定の水準に達した場合に、これ以上顧客の損失が拡大しないように仮想通貨交換業者が強制的に決済を行う方法です。

証拠金維持率は、取引口座に入金された証拠金に対するポジションが必要とする証拠金の比率を指し、「(純資産額-注文証拠金) ÷ ポジション必要証拠金 × 100」で算出します。DMM Bitcoinの場合は、「証拠金維持率」がロスカットラインの80%「以下」になると、ロスカットルールが適用されます。

またロスカットルールでは、最初に未約定の注文が取り消されます。それによって証拠金維持率が80%を超えない場合は、すべてのポジションが強制的に決済(=ロスカット)されます。なお、ロスカット手数料は無料です。

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「レバレッジ取引」のメリット

レバレッジ取引のメリットは、少ない資金で大きな金額の取引が行えるため、利益が大きくなる可能性があることです。

大きな金額の取引が可能

例えば25万円の資金がある場合、現物取引では25万円分までの取引しかできません。一方レバレッジ取引では、この25万円を証拠金としてレバレッジ倍率分(DMM Bitcoinの場合最大4倍)の金額の取引が可能です。ビットコインが1BTCあたり約100万円という場合でも、レバレッジ取引(レバレッジ4倍)であれば、約25万円の資金で1BTC分の取引ができるわけです。

「レバレッジ取引」のリスク

ビットコインのレバレッジ取引の場合、わずかな価格変動でも損失が膨らむ危険性があり、証拠金の金額を超える損失が生じるリスクもあります。

価格変動の幅を指す「ボラティリティ」の高さ

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、「ボラティリティ」が高いといわれています。ボラティリティとは、価格が激しく上昇・下降することを指し、レバレッジ取引のメリットとリスクに強く影響しています。

大量のビットコインが一気に売却されると、売買のバランスが崩れる可能性

また、仮想通貨市場の規模がまだ大きくない点が指摘できます。このため、大量のビットコインを保有する少数の人々が一挙に取引を行うことで売買のバランスが崩れ、価格が大きく変動する可能性があるのです。

ストップ高・ストップ安の仕組みがない

仮想通貨市場には、株式市場のようなストップ高・ストップ安の仕組みがありません。そのため、暴騰が起こると価格が上がり続ける可能性があり、また暴落時は価格下落が続く可能性があります。このため、DMM Bitcoinをはじめとする仮想通貨交換業者は、前述のロスカットルールを強制的に発生させることで顧客資産を守る制度を採用しています。

相場が24時間動いている

仮想通貨市場は24時間動いているため、レバレッジ取引を行っている最中は、就寝中の急激な価格変動で損失が発生しても、対応することができないまま、ロスカットになってしまう場合もあります。ロスカットは損失を一定の範囲内に留める、顧客資産を守る制度として採用されていますが、ご自身でコントロールしたい場合は、指定した価格に達した際にメール通知をする機能を使ったり、損切りのために指値による決済注文を入れておく、あるいは、強制的なロスカットが発生しないように、証拠金維持率を高めておくという方法も有効です。

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レバレッジ取引の知識を深め、価格下落時に「空売り」(ショート)を活用

仮想通貨交換業者でビットコインを取引する方法には、「現物取引」と「レバレッジ取引」の2種類があります。現物取引は、自分の財布にある金額だけを使って物やサービスを購入するという、いわば普段の買い物に近い感覚の取引といえます。レバレッジ取引とは、証拠金を担保に、それより大きな金額の取引ができる取引を指します。大きな利益を獲得できる可能性がある一方で、損失額も大きくなる可能性を持っている点がレバレッジ取引の特徴です。

またレバレッジ取引では、仮想通貨を購入する取引(新規買い)からだけではなく、仮想通貨を売却する取引(新規売り)からも取引できます。これは「空売り」(ショート)と呼ばれており、DMM Bitcoinのレバレッジ取引でも行えます。価格下落時に新規「売り」と決済時に「買い」を実行し、その差額を利益として確定させ、日本円の受け渡しを行えます。

現物取引とレバレッジ取引のどちらであれ、リスクを抑えて取引しても損失が発生する可能性はあります。特にレバレッジ取引は、現物取引に比べて難易度も高く、把握しておくことも多いので、取引に関する知識を深めてメリットとリスクの両方を理解し、投資を行う際には生活に影響しない余剰資金を使うように心がける必要があることを覚えておきましょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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