アルトコイン(オルトコイン)とは何?特徴は?どこで購入できる?

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2019-10-02 更新

アルトコイン(オルトコイン)とはビットコイン以外の仮想通貨を指します。イーサリアムやリップルのように、ビットコインに迫るほど知名度・注目度が高いアルトコインも存在しています。多種多様な性質を持ったアルトコインですが、どこで入手したり取引したりすればいいのかをご紹介しましょう。

仮想通貨はビットコインだけではない

仮想通貨というとビットコインをイメージする方が多いかもしれませんが、実際にはアルトコイン(オルトコイン)と呼ばれる仮想通貨が数多く存在します。WEBサイト上で確認すると、2019年8月1日現在で約2300種類もあることが分かります。

類似のデジタル通貨を開発する試み、あるいは電子マネーなどがこれまで存在したものの、ビットコインが仮想通貨として誕生するまで、決済や資産として広く普及したものは存在しませんでした。

ビットコインの登場により、決済に関する性能の向上、より多機能にすることを目指したプロジェクトが生まれ、数々のバリエーション豊かなアルトコインおよび、その基盤となるブロックチェーンが開発されるようになりました。

結果として、ビットコイン以上に決済用に利用しやすいアルトコインが誕生したり、高い汎用性を持つプラットフォーム型のブロックチェーンが開発されるようになったのです。

日本で認知度の高いアルトコイン(オルトコイン)

数あるアルトコインのうち、日本でも知名度が高いものとして挙げられるのは、「イーサリアム」、「リップル」、「ネム」、「ライトコイン」、「イーサクラシック」、「ビットコインキャッシュ」の6種類でしょう。仮想通貨取引の初心者の方は、まずこの6種類について学んでみましょう。

「イーサリアム(ETH)」

イーサリアムはプラットフォーム型のブロックチェーンで、数多くのアプリケーションが稼働しています。イーサリアム考案者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は、仮想通貨としての側面に加えて、より汎用的に利用できるブロックチェーンとしてもイーサリアムを開発しようとしています。

誕生当初から段階的に大型アップデートを計画しており、現時点では最終の大型アップデートを残してすべて実行済みになっています。最後の大型アップデートが実装されれば、プラットフォームとしての性能がより向上すると見られ、大きな期待が寄せられています。

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「リップル(XRP)」

リップルは国際送金に特化した仮想通貨で、時価総額でも3位に位置しています(2019年8月1日現在)。

また、リップル社(Ripple Inc.)が開発しているxRapidやxCurrentなどのソリューション上で利用される仮想通貨でもあります。従来の国際送金は時間がかかる上に、手数料が高くなる傾向にあるため、リップル社は、仮想通貨を利用することで国際送金をより身近なものにしようとしています。

「ネム(XEM)」

ネム(NEM)は独自のコンセンサスアルゴリズムを備えるブロックチェーンです。その上で流通している仮想通貨が「XEM」(ゼム)なのですが、一般的にはこれを「ネム」と呼んでいます。

またネムでは、コンセンサスアルゴリズムとしてPoI(Proof of Importance、プルーフ・オブ・インポータンス)を採用しており、ネットワークにおける貧富の格差是正や流動性の向上を目指しています。コンセンサスアルゴリズムとは、分散システム上で情報を1つに定めるための手続きを指しています。

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「ライトコイン(LTC)」

ライトコインは、決済性能を向上させるために開発されたアルトコインで、日常的な決済に利用されやすい仮想通貨を目指しています。

ビットコインの場合、取引の承認までに平均10分間かかり、発行上限数量は2100万BTCとなっています。それに対してライトコインは、取引の承認までに平均2分30秒、発行上限数量が8400万LTCと設計されています。これによって、価格を抑えると同時に、承認までの時間を短縮し決済の完了を速めることができました。

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「イーサクラシック(ETC)」

イーサクラシックは、前述のイーサリアムから派生して誕生した仮想通貨です。

イーサリアムは、2016年に発生した「The DAO」事件によって、大きな被害を受けました。これは、イーサリアムのプラットフォームを利用したプロジェクト「The DAO」のシステムの脆弱性を突かれた攻撃を受け、多額のイーサリアムが流出したという事件です。

この時、流出したイーサリアムに関する扱いでコミュニティが紛糾し、流出分も含めた上でブロックチェーンを維持すべきとして分裂したものが、イーサクラシックです。現在はIoT(さまざまなモノがインターネットで接続される技術)での利用を大きな方向性として据えており、イーサリアムにはない長所を伸ばしていこうとしています。

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「ビットコインキャッシュ(BCH)」

ビットコインキャッシュはビットコインから分裂した仮想通貨です。基本的な設計思想はビットコインと同じですが、一度に処理できる取引量(ブロックサイズ)が拡張されています。

ビットコインやビットコインキャッシュに限らず、仮想通貨の基盤であるブロックチェーンの問題点のひとつに「スケーラビリティ問題」があります。これは、処理すべき取引データが増えれば増えるだけ、ブロックチェーンの性能が追いつかなくなるという問題です。

この問題解決のため、ブロックサイズの拡張を採用したコミュニティが、ビットコインからビットコインキャッシュを分岐させました。

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アルトコイン(オルトコイン)のメリットとリスク

ビットコイン同様、アルトコインを取引する際にもメリットとリスクは存在します。これらを理解することが、正しくアルトコインと向きあうことにつながります。

アルトコインのメリットは、比較的安価ながら、ビットコインにはない特性を追求していること

アルトコインは比較的価格が低い傾向にあります。仮想通貨取引の初心者が取引を始めるにあたり購入するハードルが低く、挑戦しやすいといえるでしょう。

また、ビットコインにはない特徴を備えているアルトコインが数多く存在します。なかにはビットコインをしのぐ高速な決済性能を備える仮想通貨や、仮想通貨としての機能だけでなく、プラットフォーム型であることを目指したブロックチェーンも存在します。プラットフォーム型は、ブロックチェーン上でアプリケーションやサービスを動かせることを意図しています。

アルトコインにもリスクはある

2300種以上も存在するとなると、技術上の問題を抱えていたり、運営体制が不十分でプロジェクトの継続性が不安視されるアルトコインもあります。かつて、プロジェクトを大きく打ち出したのちに、開発継続が困難になり頓挫したプロジェクトも実際に存在したようです。

そのためアルトコイン取引を検討している方は、価格面だけでなく、採用されている技術や開発体制などの情報も収集する必要があるでしょう。当然ながら、開発に関する進捗の遅れが悪影響を及ぼし、価格が下落するというリスクもありえます。

またアルトコインは、ビットコインと比較すると取引する人が少ない傾向にあるため、大量かつ一気に売却されると価格が大きく変動する可能性があります。急激な価格の変動リスクにも注意する必要があります。

日本の「仮想通貨交換業者」で購入できるアルトコインは?

アルトコインの手軽な入手方法は、日本国内でサービスを提供する仮想通貨交換業者から購入(取引)することです。この仮想通貨交換業者とは、日本の金融庁・財務局に登録を行い、日本国内居住者向けに仮想通貨取引サービスを提供している業者を指します。例えばDMM Bitcoinも、その仮想通貨交換業者(関東財務局長 第00010号)です。

仮想通貨交換業者のほとんどが扱っているアルトコインは、すでに触れた「イーサリアム」、「リップル」、「ネム」、「ライトコイン」、「イーサクラシック」、「ビットコインキャッシュ」の6種類といえるでしょう。これらアルトコインなら、仮想通貨取引の初心者の方でも、メリットとリスクをはじめ価格に関する情報を把握しやすいでしょう。

DMM Bitcoinでもアルトコインの「現物取引」「レバレッジ取引」が行える

DMM Bitcoinは、ビットコインだけでなくアルコインの取引も可能で、現物取引ではイーサリアムとリップルを扱っています。現物取引とは、顧客と仮想通貨交換業者との間で、購入・売却といった取引を行うたびに現金と仮想通貨の受け渡しを行う取引です。

BTC ETH XRP

またレバレッジ取引では、先に挙げた3種類の仮想通貨に加えて、ネム、ライトコイン、イーサクラシック、ビットコインキャッシュの4種類を取引できます。レバレッジ取引とは、損失時の決済に備える一定額の資金(証拠金)を担保に、それより大きな金額の取引ができる取引を指します。また、レバレッジ取引では仮想通貨自体を保有するのではなく、売買の差額を日本円で受け渡しする「差金決済」であることも特徴です。

BTC ETH XRP XEM LTC ETC BCH

またDMM Bitcoinの口座開設は難しいものではなく、パソコンあるいはスマートフォンのどちらかを使ってDMM BitcoinのWEBサイトから行えます。本人名義の金融機関口座を自分で作成した方であれば、そう手間取ることはないでしょう。

アルトコインの取引は、人気度の高いものから挑戦

アルトコインはビットコイン以外の仮想通貨を指しており、高い決済性能や汎用性を備えるものなど、世界に2300種類ほど誕生しています。

その中でも、プラットフォーム型のブロックチェーンの代表格といえるイーサリアム、国際送金に特化した仮想通貨のリップルは、仮想通貨時価総額ランキングの上位グループに位置しています。仮想通貨取引の初心者の方がアルトコインを取引したい場合は、これら人気度の高いものから始めてみるのもいいかもしれません。DMM Bitcoinをはじめとする日本の仮想通貨交換業者でも扱っており、取引しやすくなっています。

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