ビットコインのマイニングプールとは?

ビットコイン
マイニングプール
2018-08-08 更新

ビットコインは、その仕組み上マイニングと呼ばれる作業が不可欠で、マイニングに成功した人は報酬として新たに発行されたビットコインを得る事ができます。

しかし、ビットコインは価格が高騰していることもあり、マイニング競争が激化しています。そのため個人がマイニングで報酬を得ることは難しくなっています。

そこで現在ビットコインマイニングの主流となっているのが、マイニングプールです。

マイニングプールとはどのような特徴を持ち、参加するにはどのような手続きが必要なのでしょうか。

ビットコインにおけるマイニングプールとは?

ビットコインのマイニングにはいくつかの方法がありますが、マイニングプールは個人で利用する時にメリットが多く、最近ではマイニングの主流となりつつあります。

マイニングプールはどんな方法によるマイニングなのでしょうか。

まずはマイニングプールの概要をお伝えします。

マイニングプールとは?

マイニングプールは複数のノードが協力してマイニングを行う集団のことを指します。

ノードとは、ビットコインのネットワークに接続しているパソコンやスマートフォンなどの端末のことです。ノードの中でもマイニングに参加するノードをマイナーと呼んでいます。ビットコインが誕生した2009年当時からマイニングプールという概念は存在していたものの、当時は個人でマイニングを行うケースが大半でした。2018年6月現在に比べてマイニングに参加する人が多くなく、個人でも充分にマイニングが可能だったからです。

その後、ビットコインのマイニングに参加する人が増え、マイナー同士の競争が激化し、個人でマイニングすることが非常に難しくなったことから、マイニングプールが多く利用されています。

マイニングとは

マイニングとは、ビットコインの取引システムに参加をし、その報酬として新たに発行されたビットコインを受け取ることです。マイニングプールについて知るためには、このマイニングの仕組みについて理解する必要があります。

日本円やドルなどの法定通貨はその国の中央銀行(日本であれば日本銀行)が管理していますが、ビットコインには特定の管理者がおらず、世界中に存在するマイナーにより取引が管理されています。

ビットコインではこれまでの取引記録がすべて管理されていますが、その取引台帳データのことをブロックチェーンと呼びます。

マイニングは、このブロックチェーンの整合性を管理するために行われます。

マイニングを行うと、マイナーは報酬としてビットコインを受け取ることができますが、ただ作業を行えば報酬をもらえるというわけではなく、必要な演算と取引処理を最も早く行った人だけが報酬をもらえる仕組みとなっています。

そのため、報酬を受け取るためには高性能なコンピュータが必要です。しかも、ビットコインの価値高騰に伴い、マイニングに求められるコンピュータの性能はどんどん上がっています。

ソロマイニングのメリット・デメリット

個人でマイニングすることをソロマイニングと呼びます。ソロマイニングができれば、報酬をひとりで受け取ることができます。

2018年6月現在、マイニングの報酬は12.5BTCなので、ソロマイニングに成功すると1BTC=100万円の時1,250万円を手に入れることができます。

しかし、問題点もあります。先述の通り、ビットコインのマイニングには数多くのマイナーが参加しています。また、企業が大量の資金を投下して設備投資を行い、マイニングに参加しはじめています。そのため、実際にはソロマイニングでマイニングを成功させるのは非常に難しいと言わざるを得ません。

高性能なパソコンを揃えるための設備投資費用や、パソコンを高出力で稼働させるための電気代を支払わなければならないのも、ソロマイニングの難しさを助長させています。 

マイニングプールの仕組み

マイニングプールでは参加者の集まりのことをプールと呼びます。マイニングプールでマイニングを成功させた時には、プールの管理者が報酬を受け取ります。そしてそのプール管理者に支払われた報酬は、参加者のマイニングでの仕事量に応じて分配されます。

マイニングプールに参加するメリット・デメリット

ビットコインを含む仮想通貨のマイニングプールに参加するメリットは、ソロマイニングとは異なり、複数人でマイニングするため報酬を得やすいという点にあります。

また、ソロマイニングでマイニングを行うには相当高性能なパソコンを用意する必要があり、マイニング専用として常時稼働し続けるのが一般的です。一方、マイニングプールでは、家庭にある一般のパソコンでマイニングに参加することができるうえ、パソコンの演算機能の一部を使うだけで良いため気軽に参加できます。

しかし、マイニングプールにはデメリットもあります。
それは、ソロマイニングと比べて報酬が少なくなることです。

マイニングプールでは、貢献度に応じて参加したマイナーへ報酬が分配されるため、ソロマイニングのように多額の報酬を得ることはできません。

また、マイニングプールにおける貢献度は、パソコンのハッシュレートと呼ばれる処理性能とほぼ比例するので、仮に自分のパソコンでマイニングに成功したとしても、特別にボーナスが支払われることはありません。

気軽に、安定した収益を得ることはできますが、大きな報酬を期待することはできないのです。

マイニングプールの51%問題

ビットコインをはじめとする仮想通貨には51%攻撃と呼ばれる課題が存在します。

51%攻撃とは、ビットコインをはじめとする仮想通貨のネットワークに参加しているノード全体の51%以上の計算能力を持つことで、ブロックチェーンネットワークをある程度コントロールできるようになってしまう問題のことを指します。

仮想通貨の中でも、ビットコインのマイニング競争が激化し、マイニングプールが主流となったことで、高いシェア率を持つようになっています。
これにより、上位のシェアを持つマイニングプールが結託して51%以上の計算能力を獲得すると、理論上は51%攻撃が可能です。

2013年にGHash.ioというマイニングプールが50%以上の計算能力を持ちそうになったことがありますが、この時はビットコインの価値は大幅に下落しています。

マイニングプールに参加する方法と選ぶコツ

マイニングプールに参加する方法

マイニングプールに参加する方法は2つです。

1つは実際に自分のパソコンを使ってマイニングする方法で、もうひとつはマイニング権利を買う方法です。

自分のパソコンを使ってマイニングする方法では、各プールのホームページに登録して、マイニング専用のソフトをインストールし、ソフトを稼働することでマイニングプールに参加することが可能です。
これだけで、マイニングプールがマイニングを成功させた時に、自分の貢献度に応じてビットコインをはじめとする仮想通貨を報酬として受け取ることができます。

もうひとつの参加方法であるマイニングの権利を買うことを、クラウドマイニングと呼びます。

自分のパソコンをマイニングに直接参加させるのではなく、その権利を買うだけなのでパソコンを買う必要も、電気代を支払う必要もなく、マイニングの報酬を受け取ることができます。

ただし、クラウドマイニングでは一般的なマイニングプールよりも報酬が低くなることが多いです。

マイニングプールへの参加に必要なもの

マイニングプールに参加するには、以下の3つを用意する必要があります。

  1. パソコン
  2. ウォレット
  3. マイニングソフト

それぞれ詳しく見てみましょう。

  1. パソコン

    マイニングプールに参加するためには、パソコンが必要になります。

    仮想通貨の中でも、ビットコインのマイニングに使うパソコンはCPUとGPU、ASICの3つが使われますが、マイニングプールではASICは対応していないため、CPUかGPUを用意しましょう。

    CPUは演算を行うパソコンの装置のことで、一般的なパソコンを持っていればマイニングプールに参加することは可能です。

    GPUはグラフィックボード(画像や映像の処理を専門とする装置)のことで、CPUより高い演算処理能力がありますが、マイニングに適したGPUを用いればさらに高い効果を得ることができます。

  2. ウォレット

    マイニングプールで得られた報酬を保管するウォレットを用意しておく必要があります。
    必ずしも専用のウォレットである必要はなく、仮想通貨交換業者内にあるウォレットでも問題ありません。

  3. マイニングソフト

    マイニングプールを行う事業者から専用のマイニングソフトが提供されており、それをインストールすることで参加できます。

マイニングプールの選び方

マイニングプールの選び方として、以下の4つの視点から参加するプールを選ぶと良いでしょう。

  1. 日本語に対応しているか
  2. サーバーは安定しているか
  3. 運営実績はあるか
  4. 報酬は赤字にならないか
  1. 日本語に対応しているか

    マイニングプールにおいて、シェア率の高いプールは中国のものが多いですが、国外のマイニングプールに参加する際はサポートなど含めて日本語に対応しているかどうかを判断基準のひとつにすると良いでしょう。

    日本語に対応しており、日本人コミュニティが盛んなプールでは情報も得られやすくなります。

  2. サーバーは安定しているか

    マイニングプールではメインサーバーでさまざまな処理を行うため、サーバーが安定しているかどうかも重要な判断基準となります。

    仮に運営途中でサーバーがダウンしてしまうと、マイニングがストップしてしまうばかりか、報酬として得たビットコインの取引ができなくなってしまう可能性もあります。

    マイニングプールに参加する前に、直近でサーバーダウンなどのトラブルがなかったかどうか確認すると良いでしょう。

  3. 運営実績はあるか

    基本的に、シェア率の高いところであれば問題ないと言えますが、これまでの運営実績があるかどうかも判断基準として大切なところです。

    マイニングシェアが高ければそれだけ報酬が得られやすいですが、これまでに配当が正しく分配されているかの確認は怠らないようにしましょう。

  4. 報酬は赤字にならないか

    そもそもの問題とも言えますが、マイニングプールに参加して、報酬を得た結果赤字にならないかどうかを判断基準にしましょう。

    マイニングプールでは自分のパソコンをマイニングに参加させるため、電気代がかかります。得られる報酬より電気代が高くなるようであればマイニングプールに参加する意味がありません。

    特に、シェア率の高いマイニングプールであれば、ここで紹介した他の3つの判断基準を満たす可能性が高いですが、こうしたシェア率の高いマイニングプールではパソコンの性能が高くないと充分な報酬を得ることができません。

    自分の手持ちのパソコンに合わせて、参加するマイニングプールを決めるようにしましょう。

まとめ

ビットコインのマイニングは競争が激しく、現在では個人がソロマイニングでマイニングを成功させることは不可能に近く、マイナーのほぼすべての人がマイニングプールに参加しています。

マイニングプールへの参加は簡単にできるため、学生や主婦、サラリーマンであってもマイニングできるのも特徴です。

ビットコインをはじめとする仮想通貨の仕組みを知る上で、マイニングについての知識は欠かせません。
コインの将来価値を予想するためにも、マイニングプールやマイニングに関する知識をしっかり身につけておくと良いでしょう。

※掲載されている内容は更新日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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